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新年明けましておめでとうございます。

 

昨年はすべての方々が大変な年でしたね。

程度の差はありますが、長い間少しずつでも我慢する生活が続くということは、皆、確実に心や体にダメージが貯まっていく事を感じました。

 

日々明るく前向きにと考える事は言葉でいうほど簡単ではないということですね。

本来明るい方でも元気がなくなっていく現状がたくさんあったと思います。

 

それでもやはり最後は気持ちかなと思います。

 

1日の中で楽しいこと見つけられるか、うふっ、とでも笑う事が出来たか。

 

その小さな積み重ねが元気に生きていく力になると確信しているからです。

 

日常を元気に過ごすには、そのパワーをつくるには、を考えながら、今年もポツポツとブログを書いていきたいと思います。

 

本年も宜しくお願い致します。

 

橘 虎白

 

 

 

 

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 以前は熱を測るのは体調が悪い時ぐらいなものでしたが、今や毎日のように計測している方も多いですね。

 

私もクリニックに出勤し、到着すると電気やエアコンを着ける流れで受け付けにおいてある

 

「非接触型体温計」

 

つまり、おでこに近づけて触らなくても体温が計れるっていうやつ。

 

で、毎日検温してます。

 

水鉄砲を太らせたみたいな形で、てっぼうをうつと体温が計れるので、朝は自分にてっぼうをむけて計ります。

 

平熱を確認して仕事開始。

 

便利なものが普及したなぁ、と思いますが、やはり直接測る体温計程の精度はないので、何回か測ると多少結果が上下するのは仕方ない事です。

 

人がいらっしゃると、髪の毛等をよけてもらい、なるべく皮膚近めに機械をおいてしっかり計測するようにしますが、明らかに変な値の時は何度か測る時もあります。

 

日々検温をしながら、以前から思っていた事を思いだし。

 

この間、本業ジュエリー屋さんの60代のスタッフと雑談していた時、それを話してみました。

 

「ねぇ、田中さん」

 

「はい」

 

「『私、平熱が低いんです』っていう人、よくいません?」

 

「あ、いますいます!」

 

田中さん笑いだし。

 

「私は普通の人の熱だともう熱があるってことなんです、と言う方でしょう?」

 

「そうです。割と高齢の方の方に多い気がするんですけど、あれ、何ででしょうねぇ」

 

私の母もそうです。

確かに昔は低かったのかもしれませんが、今はしっかり平熱36度台。

 

「36度?高いわねぇ。いつも5度台なのに」

と、なんか不満そう。

 

亡くなった叔母もそう。

 

「私は平熱がとても低いから37度あるともう熱が高くてふらふらで大変なの」

 

とおきまりのセリフ。

でも施設での検温記録を見るとこちらも実際は36度台の平熱。

 

義母や叔父や知り合いの高齢の方や、思い付くだけでもこのセリフ、何人も聞くのですよね。

平熱を低く言いたいの?

 

今は、体温を上げたい時代。

食品やサプリメントで免疫力をあげましょう!

体温が1度上がると免疫力が上がりますよ、などなど。

 

「平熱高い」

 

は良い事で褒め言葉のはずなのに。

 

教養のある田中さんが教えてくださいました。

 

「たぶん…手が冷たいような、体がひやっとするのは可憐な女性のイメージなんですよ」

 

「えーっ!そうなんですか?」

と私。

 

「その昔、ヨーロッパの社交場でダンスを踊る前に、女性は手を冷やしたそうですよ」

 

いろいろな男性とダンスを踊る事もある社交場。

 

汗ばんだ手は失礼になる。

 

それに前の人の温もりを次に踊る人には残せない…。

 

冷たい手は清楚で可憐な女性の象徴の1つ。

誰にも触られていない、守ってあげたくなる冷たい手。

肌の色が白いのと同じ様に手は冷ための方が良い。

 

「…って事だからでしょうかねぇ」

 

「へーーーーーっ!」

 

私は感動しました。

なるほどねぇ。

 

母や叔母がそんな話を知っているとは思いませんが。

 

昔のイメージですかね。

なんとなくの。

 

今の若い子達はそのイメージは少ないのかなと思います。

小さい頃から37度ぐらいまでは発熱に入らないと言われて育ってきていますから。

 

うちの子供達は保育園育ちでしたが、保育園では37度を多少越しても

 

「発熱」

 

にはなりませんでした。

 

特に虎子は生まれたときから虎太郎よりも

 

「熱い」

 

子でした。

 

ダッコしていてもなんか頭とか熱いんですよね。

抱いてるこっちも暑くなり、ホカロン効果です。

 

実際平熱も36度8分ぐらいで、36度5分ぐらいの虎太郎より上でした。

 

虎子は今でもベタベタスキンシップが多い子ですが、触られると熱いので平熱は高いでしょう。

 

ペタッと触られて

「やだやだー。虎子熱いよー」

 

と言うと、

 

「熱いからどこか冷たいとこ触りたいのー。どこかない?」

 

と腕や顔を触ってきます。

 

「保冷剤でも握ってたら」

 

高めの体温のお陰か虎子は健康でありがたいですが、私に似て地黒の肌。

 

色が白くて冷たい可憐な女性とは正反対の色が黒くて熱い。

 

「虎子は熱くて黒い。熱黒い、ね」

 

「遺伝だ。ママのせいだ」

 

「たしかに。私達は熱黒い」

 

可憐にはなれなかったけど、熱黒親子、元気に過ごせる事に感謝し、まぁ、よしとしよう。

 

いろいろな予防に気を付けなければならない事の多い日々ですが、何とか明るくがんばりましょう!

 

 

 

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一緒に働いているスタッフで60代の女性、田中さんが、先日、何枚かの写真を持ってきました。

 

「先生に見てもらいたくて若い頃の写真を持ってきました」

 

写真は普通の写真ではなく、雑誌に取材されたときのページの写真をページごと、です。

 

田中さんはブログにも時々書かせていただいていますが、有名なジュエリーの会社に長年勤めた方で、とても美人なので、

 

「働く女性」

 

の読者モデルのような取材を若い頃から何回も受けたことがあった様です。

 

20代、30代、40代とそれぞれ取材されているのも凄いですが、その美しさも際立っています。

 

「田中さん!!さすが、美しい!」

 

美しかったろうとは思っていましたが、やっぱりこんなに綺麗だったのか、と写真を見ながらまわりの文章も読んでいると、

 

「先生、私がこの写真を持って来たのは私の口元見てほしかったからなんです!」

 

と。

 

「どういうことですか?」

 

と聞くと、

 

「先生、私、若い頃は笑うとこんなに上の前歯が見えてたんです。ほら、これが20代でしょ、30代も‥」

 

ふんふん、確かに、ニコッとしている表情でキレイに上の前歯が糸切り歯までしっかり見えています。

 

「少し笑っただけでこんなに見えてたのに、今は、大きく笑っても下の歯しか見えないんですよ!」

 

「そうですかねぇ‥。ちょっと笑ってみてもらえますか」

 

田中さんはニッと口を広げました。

 

確かに。

ほとんど下の歯だけが見えます。

 

「先生、これは、私が頬っぺたの脂肪がついて下がって重くなった上に筋肉が老化で弱くなったからですよね?」

 

顔の下半分のイメージは見かけの年齢や顔全体のイメージを決める大きな要素で、

 

「見た目の抗加齢医学」

 

としての口腔の分野に大分かかわる所です。

 

写真と今の田中さんを見比べたり、頬っぺたを触らせてもらったりしながら

 

「まぁ、そうですかねー」

とお返事。

 

「先生、私これをどうにかして、上の歯が見える笑顔にしたいんです。治してください」

 

と。

 

いえいえ、田中さんは十分ステキですし、私だって人の事は言えない!と思いました。

 

が、このように言う方は沢山いて、こういう治療はとても大切です。

 

「そうですね、原因を考えながらやってみましょう!」

 

と言うことになりました。

 

ステキな笑顔でいるにはキレイな歯だけではなく、周りの唇や顔形や肌質や、また、健康やメンタルやいろいろな要因があります。

 

抗加齢医学の私の分野で

 

「ステキな笑顔」

 

を作るのは大きな治療目標になります。

 

田中さんと一緒に、自分自身も鏡で顔をチェック。

仕事が終わると田中さんとお互いに鏡を持っていろいろ試しては評価しあい、

 

「笑顔治療」

 

を更に追及しています。

 

笑顔を気にするのは年代は関係ありません。

 

娘、虎子も、大学生になって鏡を見ている時間が長くなりました。

 

最近はドレッサーから私が若い頃使っていたオモチャのようなアクセサリーを見つけては

 

「ママー!これもらって良いー?」

 

といって着けたりしています。

 

「ねぇ、ママー。私は顔が薄すぎるでしょー。どうやったら少しでも良く見えるかなぁ」

 

母としては、薄く産んでしまってごめんなさい、って気持ち。

 

でも健康だから、まぁ、よしとしてもらいましょう。

 

「よく、口角を上げて笑うって言うけど、上がらないんだよ」

 

と虎子は言い、ニッと笑ってみせました。

 

田中さんの悩みとは違い、矯正が終わった大きな前歯がしっかり見えていますが、口角が上がっているかと言うとうーん、水平ぐらい。

 

「もう少し上げてみてー、唇の真ん中は下げる感じで、あ、そうそう」

 

鏡を見せながら口角を上げる顔をつくってみてもらうとなんとか、出来なくはない。

 

「あー、顔が疲れる!!」

 

と虎子。

 

「なりたい顔を作る練習すれば筋肉もその形になってその顔に近付いてくるよ。若いからね!」

 

私は虎子にそう言いました。

 

「そうすれば将来は気に入る笑顔になってるよ!」

 

モデルさんやタレントさんは笑顔の練習をすると言いますし、営業の方や、スマイル0円のマクドナルドも私が若い頃は(今は分かりませんが)バイトで笑顔のトレーニングがありました。

 

笑顔も顔のクセってことですよね。

シワの入り方も変わってくるはず。

ステキなシワになるのでは?と思われるー。

 

毎日なりたい顔を鏡の前で練習するって結構良い気がします。

 

寝る前に歯を磨いたらそのままニコッ。

今日あった良い事を考えながらニコッとして心も明るくすれば寝ている間のホルモン分泌も良くなるはずだって思います。

 

アメリカの哲学者、ウィリアム ジェームスという人の言葉。

 

「楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ」

 

元気で楽しく過ごすにはまず笑ってみると体も脳も後からついてくる。

 

この言葉好きです。

そうやって生きていけるように、そして、そういう仕事で少しでも誰かのお役にたてるように、と思っています。

 

なかなか笑いたくない日もありますが、1日の終わりにぜひ鏡の前で笑顔チェックするようにがんばりましょうね!

 

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先日、義母がペースメーカー交換の為に入院しました。

 

87才。現役歯科医師、開業医。

 

数字で書くとびっくりしてしまいますが、実際に見ると、至って普通の年配の先生。

特に年取った人がムリに働いているような違和感はありません。

 

義母の肩に近い胸元を見ると、丸く平たい固そうなモノが皮膚のすぐ下に入っているのがくっきり分かり、ああ、普通の健康体ではなく、このペースメーカーがあるから元気なんだっけと思いますが、普段は病人の気配は全くなし。

 

約10年ほど前、仕事をしていてお昼の時間になり、歯科医院の家政婦さんがつくってくれたお昼を私も一緒に食べている途中で突然意識がなくなった義母。

 

何が起こったか分からないけど、とにかく私は大声で名前を呼びながら背中を叩き、救急車を呼びました。

 

救急隊が到着して原因は心臓と分かり、救急車や病院で心臓への電気ショック、AEDで何回かバーンってして。

 

そして運良く復活。

ペースメーカーとなったのでした。

 

当時、義母は

 

「凄く気持ちよい所に居たのにあなたの声だけが遠くに聞こえて、なんで起こすの?って思って仕方なく起きたのよ」

 

「バーンってしている状況、私は見てましたよ」

 

等と言い。

 

以前ブログにも書きましたが、どうやら半分あちらの世界に行きかけていたようで。

 

私の声で仕方なく戻って来たようでした。

 

口の悪い友人は

 

「あらー。お義母さん、呼び戻しちゃったね。へっへっ」

 

などと言われましたが、結局義母が元気なお陰で、実家の介護ができたり仕事が自由にできたりしているので、私としてはまぁありがたい事です。

 

義母のペースメーカーは自身の心臓の動きが足りない分を自動的に補足する機械だそうで、最初は半分ぐらいは自分の心臓が動き、半分ぐらい機械に助けてもらってる感じだったそうですが。

 

年々機械の割合が増え。

 

数年前の検査で、ついに100%ペースメーカーで心臓が動いていると分かったそうです。

つまり、自力で心臓は全く動かない。

 

「ついに私はロボットになりました」

 

と義母は言っていましたが。

 

のんきなうちの家族達は

 

「あはは!」

 

と笑っていましたが、考えてみたら怖いことです。

 

「そろそろペースメーカーの電池交換をしなきゃならないんだって」

 

と去年から言っていましたが、ある程度は余裕があるという事でいろいろな都合が良い今にしたというわけです。

 

義母にとっては

 

「都合」

 

 

「仕事」

 

です。

 

私達の年代、もしかしたらそれ以上に仕事のペースを変えないので、

自分の検診の予約を決める時も

 

「その日は仕事で患者さんの予約が入っているから無理です」

 

と担当医に言って、無理やり時間外に入れてもらったりしているよう。

 

今回、入院の時も、

 

「午前中に入院してください」

 

と言われたのに

 

「午前は患者さんを入れてしまっているので、午後行きます」

 

と言っていました。

 

そうなると、嫁の私としてはちょっとハラハラします。

 

87才の歯科医師が

「患者さんがいっぱいだから」

 

と自身の重大な入院を優先しないのって担当の先生はどう思うのでしょう。

 

歯科医院の家政婦さんも古くからいる方なので、義母をよく分かっています。

 

「そんなにギリギリまで働かなくても良いのにねぇ。貧乏性なのかしら。ふっふっ!」

 

義母は私が結婚した頃、

 

「私は70才で仕事を辞めます」

 

と言っていました。

 

理由を聞くと

 

「歳とって仕事、仕事って言ってると、みっともない」

 

と言うのです。

 

「90歳位で患者さんを少し診ている先生がいるのよ。そんなの仕事にしがみついているみたいで私はイヤ!」

 

ずいぶんはっきり言うんだなぁと思いましたが、今のお義母さんもそれに近い年齢です。

 

さすがのお義母さんもその歳になってみないと分からない感覚があったのでしょうかね。

 

義母にとっては仕事は生活すべてのの中心です。

 

それに、患者さんを少しだけではなく、沢山診ていますし。

本当に人は年齢の数字だけでは判断できません。

 

歳をとる変化を専門としている身としては本当に良いお手本が身近にいる事になります。

 

でも、その義母だって見かけは元気そうでもペースメーカーなんですから。

 

義母の性格を考えると、ペースメーカーの検診でもなければ、病院にも行かずに仕事をして、もっと早くに体を悪くしてしまっていたかもしれません。

 

実際、倒れるまでは血圧が高いと言われても絶対に薬を飲まなかったのですからねぇ。

 

虎太郎が退院してきたばかりの義母を気遣い、義母の犬のチロルのお散歩に行ってくるわ、と義母の家に行きました。

 

帰って来た虎太郎に

 

「どうだった?」

 

と聞いたら

 

「無事手術終わって良かったね、って言ったら『新しいサイボーグになりました』って言ってたよ」

 

と笑っていました。

 

健康は完璧じゃなくても、少しのトラブルならいつもメインテナンスを上手にして長く良い状態にしておける。

 

車や精密機械と同じですね。

 

一病息災。

調子が悪くなる前に。

こまめに軌道修正しながら長く元気にいましょうね!

 

 

 

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今年になって虎子が大学受験の為にやめてしまっていたバレエを再開しました。

 

バレエを習ったのは幼稚園のお遊戯会で虎子が本当に楽しそうに踊っているなと思ったのがきっかけで。

 

幼稚園のクラブにもバレエがありましたが、長く続けられる習い事を見つけてあげたかったので、小学校になっても通えるように自宅の近くのバレエ教室を幾つか見学し、虎子が1番行きたいと言った教室に入れて頂きました。

 

それから、高校2年まで。

途中、中学受験期は回数が減りましたが、中学高校は部活もダンス部だったので。

 

幼稚園から平均すると虎子はずっと週に4,5日踊っていた事になるのではないでしょうか。

 

でも、大学受験の為に高校の部活が引退の時期になった時、同時にバレエもやめてしまいました。

 

私は

「やめるのではなくてお休みでもいいんじゃないの?」

 

と言ったのですが、

 

「もう、踊りはいいや。大学入ったらなんか違う事やりたい」

と虎子。

 

「スポーツとかさ」

 

母としてはちょっと残念でした。

 

虎子と一緒にバレエにくっついて行ってたお陰で私もバレエの楽しさを知りましたし、ちょっと詳しくもなれました。

 

そして、虎子が家でも一生懸命練習して上手になっていくのを見るのは楽しかったですし。

 

私は自分は出来ないのに、

 

「もう少しこうやってみたら?」

 

なんて口出したてみたり。

 

発表会は華やかで、お手伝いしたり見たりしているだけで明るい気持ちになれました。

 

そんな事していて思い出しました。

私も小さい頃バレエを習いたいと思ったっけ。

 

近所で見かけたバレエ教室が楽しそうだった。

 

母に

 

「バレエやりたい」

 

と言ったのになんでやらなかったんだろう?

 

と、思いたち、実家の母に聞いてみた事がありました。

 

「ねぇ、私が小さい頃バレエやりたいって言ったの覚えてる?」

 

「あら、そうだった?覚えてない」

 

ひどい。

 

「なんでやらせてくれなかったのかなぁ」

 

「バレエの雰囲気がなんとなくうちに合わないと思ったんじゃない?ははっ!」

 

その頃、うちの母はバレエを高貴な習い事で、庶民の我が家とは合わないと思った様です。

 

確かに、お友達でも習っている人は居なかったかも。

 

今とは違いますね。

 

そんな私の想いも加わって、虎子のバレエを一緒に楽しんできたのに、ついにやめてしまうのか、とその時は残念に思ったのです。

 

「全身を鏡にうつしてキレイな衣装でポーズをとるなんてバレエじゃなきゃできないよ」

 

とか、

 

「特技の欄に書けるものがあった方がいいよ」

 

とか引き留めてみましたが、虎子の気持ちはバレエから離れ、先生に惜しまれながらも本人はあっさりやめてしまったのです。

 

それから3年。

 

「ママ!バレエまたやろうと思うんだけど」

 

と言われた時にはちょっとびっくり。

 

「へー。それはいいんじゃない?でも、急にどうしたの?」

 

「なんか、踊りたくなった」

 

虎子は大学でゴルフ部に入り、バイトも沢山してお友達も増え、生活は充実していて充分楽しそう。

 

また虎子のバレエ見られるかもしれないのは楽しいけど、すでにこんなに忙しくて習う時間があるの?

 

「忙しいけどやりたい」

 

決めたら決意は硬い虎子ですから、ずっと習っていた先生の所にすぐに連絡をしたようです。

 

先生は大喜びで迎えてくれて、いっしょに踊っていた友達とも再会。

おまけに、話を聞きつけ

 

「虎子ちゃんが戻るなら私も」

 

とやめてたのに戻ってきた友達もいてあっという間に3年前と同じ雰囲気のレッスンとなったようです。

 

「体が固くなっていてびっくりした」

 

と筋肉痛でひーひー言いながらも楽しそうに通っています。

 

子供の頃、よくしていた事にまつわる話もうひとつ。

 

虎太郎と同じ卓球部の同級生。

 

大学に入るまで引きこもりだったとの事。

 

虎太郎が笑いながら言ってました。

 

「あいつね、全然部屋からでない本格的な引きこもりだったんだって。今でもすごく偏食だし、口のなかも虫歯だらけなんだよ」

 

「へぇー、それじゃ、よく卓球部なんて入ってくる気持ちになったねぇ」

 

「子供の頃、唯一お父さんと遊んだスポーツが卓球だったの思い出したんだって」

 

今では引きこもりだったなんて誰もわからないくらい普通に部活をしていて、彼女までいるそうです。

 

お父さんとの卓球を思い出したのが引きこもり解消のきっかけなんて。

 

子供の頃の体験ってなんとなく戻りたくなるのですかね。

 

私が子供の習い事の中で1番ムダをしたと思ったのが虎太郎の英会話教室。

 

虎太郎は小学校5年間、ただただ外人の先生と遊びたくて行っていました。

 

どんなに英語が得意になるかと思えば、中学になって英語は落第ぎりぎりのひどい成績。

高校でも変わらず。

 

「5年分の月謝かえしてくれ!」

 

とずーっと思っていましたが。

 

最近になって、虎太郎の英語の発音はとても良いらしいと知りました。

 

日本人では聞き取りにくいLとRも楽に聞けるし話せるようです。

 

「なんで出来るかわからねぇ」

 

と本人虎太郎は言ってますが、これは小学校5年間の、あのムダと後悔していた英会話教室で耳が良くなったとしか思えない!

 

人生いつ何が役に立つかわからないですねぇ。

 

人生ムダはないとはホントです。

 

考えてみれば、子育て期間なんてあっという間なんですね。

 

子供の習い事、いろいろやってみて親も一緒に楽しんじゃうのも良いかも、です。

 

いつか子供が大人になって思い出してくれるかもと思えばなお楽し、ですね。