北一硝子三号館 北一ホール/小樽
167個の石油ランプの灯りだけで営業する喫茶ホール。以前一度だけ訪問したけれど混雑しており写真だけ撮影した記憶がある。今回は平日という事もあって並ばずに座席が確保できた。
三号館の蔵自体が灯りが少なく雰囲気があるが、北一ホールはさらに幻想的だった。行列も無かったので、早速中へ入ってみた。
入口のレジで注文して、会計を済ませてから中へ入る。マダムが良い座席を確保し、私が注文品を受け取り座席まで運んだ。一番奥にある座席で、全体が見渡せていい雰囲気だ。
まだ少し寒い小樽だったが、ここは定番のソフトクリーム。夫婦2人で喫茶店でソフトを食べるのって、実は超久しぶりかもしれない。案外、こういう時間がこれまで無かったように思う。何気に毎日忙しかったし、子連れ旅行と夫婦旅行じゃ時間配分も違ってくる。
不思議なのは、「小樽」は観光している人の半分以上はインバウンド組だったが、ここ北一ホールに足を運んでいるのは日本人ばかりだった。興味の対象が違うのだろう。
目の前のランプがゆらゆら揺れるのを見つつ、今日これからの時間について話し合った。最大の関心事は、小樽駅で破損したスーツケースだった。鍵が壊れたので閉まらないスーツケースをどうするか!?結論は、「これから購入し、壊れたスーツケースは捨てて帰ろう!」だった。
北一ホールは趣があって、喫茶室の値段も安いので混雑してなければいい場所だと思う。
外に出た。これからイオン小樽店(南小樽)へ歩くことにした。スーツケースを買うためだ。
北一硝子のアウトレット。前回買った焼酎グラスが気に入り、今回もここで土産を買う。
途中、小樽の風情ある街並みを眺めながら歩いた。グーグル先生によると、ここからイオン小樽店まで25分ぐらいのようだ。行きは歩きで、帰りはタクシーに乗る。
「田中酒造」。亀甲蔵見学が出来て、見学の後は、試飲コーナーで代表銘柄「宝川(たからがわ)」や蔵元限定の日本酒が飲めるらしい。知らなかったが、また是非行きたい。
てくてく歩き、イオンへ到着。スーツケース売り場が予想どおりあり、破損したスーツケースと同サイズのちゃんとしたものを購入した。想定外の出費だったが、元のスーツケースが3,000円だったと思うと勉強代ということで自分を納得させた。