神奈川県横浜市港北区の動物病院です。つな動についてあれやこれや書いてます。お時間のあるときにどうぞ。ホームページは左側のブックマークに貼ってあります。
こんにちは、つな動です。お家の子はお元気ですか?痛くないワクチンのやり方について情報をシェアいたします。まとめ1. ワンちゃんネコさんを緊張させない2. 気を紛らわす3. 知らない間に注射する1. ワンちゃんネコさんを緊張させないワクチン接種前に緊張していると、注射の痛みは2倍3倍に感じるので、なるべく緊張させないようにしています。例えば予約制にして長い間待合室で待たせないとか →詳しくはこちらネコさんが緊張しないように、猫専用待合室を用意したりとか →詳しくはこちら診察室に入ってからも、いろいろ気を遣って緊張させないようにしています。 →詳しくはこちら2. 気を紛らわすこれからワクチンを注射される!と気付かれてしまうと逃げ出したり、緊張が高まるので、気を紛らわしています。例えば注射器を見せないようにしたり注射するところとは別の所を撫でたり飼い主さんに声をかけてもらったりしています。3. 知らない間に注射する注射する瞬間を意識すると、痛みは倍増して感じるので、ワンちゃんネコさんが知らない間に注射するようにしています。飼い主さんが注射を意識してしまうと、それがワンちゃんネコさんに伝わってしまうので、飼い主さんにも気づかれないように注射するようにしています。注射が終わった後は、何事も無かったかのように振る舞って、すばやく待合室に戻ってもらってます。注射後も診察台の上でずっと緊張していると、注射部位が痛く感じてきますので、早めに安心する場所に移動してもらっています。このように、いろいろなテクニックを駆使して、ワンちゃんネコさんがワクチン接種を嫌いにならないようにしています。「ワクチン接種のメリット」や「ワクチン接種のポイント」などについては、当院HPをご覧ください。→こちらそれではお家の子に幸せが訪れますように。つな動のHPはこちら↓つなしま動物病院
こんにちは、つな動です。お家の子はお元気ですか?成功率が高いペットのダイエット方法について情報をシェアいたします。まとめ1. ペット用体重計を用意する2. 毎日測ってスマホに記録する3. 与えているフードとおやつを毎週少しずつ減らして理想体型に近づける4. 目標達成後も体重測定&記録を続ける1. ペット用体重計を用意するまずはペット用体重計を用意しましょう。これが意外と大事です。いつか買おうと思っているだけではダイエットは始まりません。今すぐネットで注文しましょう。小型犬やネコさんは10g単位で測れるペット用体重計を用意することが成功の秘訣です。よくある失敗は、抱っこして人間用の体重計で測って、後から自分の体重を差し引く方法です。この方法だと、本当はちょっと体重が増えていても「だいたい前回と同じ体重」と甘い判定をしてしまいがちです。ペット用体重計で10g単位までしっかり体重を測りましょう。柴犬やラブラドールなどの中型〜大型犬であれば人間用の体重計で大丈夫です。・お勧め体重計→タニタ体重計 HD-664-WH ¥2,660(税込)2. 毎日測ってスマホに記録する毎日同じタイミングで体重を測りましょう。食事前、おやつの時間、散歩の後など毎日のルーティーンに組み込んでしまいましょう。測る時にご褒美をあげると、自分から体重測定するようになるかもしれません。記録することはとても大切です。記録していないと「だいたい前回と同じ体重」と甘い判定をしてしまいがちです。スマホの体重管理アプリを使えば自動でグラフを作ってくれるので便利です。家族を巻き込んでのダイエット計画であれば、紙にグラフを毎日書き込み「見える化」すると効果的です。1と2を続けることでダイエットのスタートラインに立つことができます。3. 与えているフードとオヤツを毎週少しずつ減らして理想体型に近づける体重のグラフは毎日ちょっとずつ上下しながらもだいたい同じ体重をキープしていると思います。それではダイエットを始めましょう。いま与えているフードとオヤツを全てちょっとだけ減らしましょう。ワンチャンネコさんにバレないくらいちょっとずつ食べ物の量を減らすのがコツです。1週間くらいで体重のグラフがちょっとだけ減少しますので、またバレない程度にちょっとだけフードとオヤツを減らしましょう。例:ドライフード20粒→19粒→18粒、ドライフード20g→19g→18g、オヤツ3個→2.5個→2個、オヤツ1本→4/5本→3/5本。フードやオヤツを減量用に変える必要はありません。食事の回数を変える必要はありません。運動や散歩を増やす必要もありません。いつもと同じ生活を続けてください。これを下記の理想体重:BCS3になるまで続けましょう。4. 目標達成後も体重測定&記録を続ける目標の体重になるまでフードとオヤツをちょっとずつ減らし続けましょう。元々の体型にもよりますが半年〜1年間かけて目標体重になれば良いペースだと思います。目標体重は動物病院で教えてもらうか、まだスリムだった1−2歳の頃の体重を目安にしましょう。目標体重に達した時のフードとオヤツの量が、その子にとってちょうど良い量です。その量を与え続けて下さい。最後のポイントは体重測定&記録を続けることです。ダイエットが成功したのちも同じ生活パターンを続けましょう。これはリバウンドを防ぐ意味もありますが、日々の健康管理にも役立ちます。理想体重をキープする量を食べているのに、体重が減る/増える場合は病気の可能性があります。それを具合が悪くなる前に見つけることができます。その場合は早めに動物病院を受診すれば病気の早期発見早期治療に役立ちます。以上のことを参考にして、お家のワンちゃんネコさんの肥満を解消してあげて下さい。そうすれば、長く一緒に暮らせることでしょう。当院のホームページには他にもフードなどに関する情報をシェアしています。どうぞご覧ください。→こちらそれではお家の子に幸せが訪れますように。つな動のHPはこちら↓つなしま動物病院
こんにちは、つな動です。お家の子はお元気ですか?「猫を連れてこない診察」 についてお話しいたします。(2024/05/31更新)病気の診察の時には猫さんを連れてくるのが当たり前。なのですが、どうやっても病院に行きたくない猫さんはいますし、無理やり連れていくのは可愛そうと思っている飼い主さんも少なからずいらっしゃいます。でも、様子を見ていて病気を拗らせてしまうのも猫さんが可愛そうです。そこで、つな動では「猫を連れてこない診察」を始めました。気になる症状がありましたら連れてくる代わりに、できる限りたくさんの情報を持って飼い主さんだけ診察に来てください。情報としてはどんな症状が、いつから、どんな時に、どのくらいつらそうか、などを書いたメモや、症状の動画や写真、うんちやおしっこ、吐いた物、いつも食べているフードやおやつなど、猫さんのことを知るための色々な物をお持ちください。そこから病気を推測して、もうちょっと様子を見て大丈夫そうなのか、それとも連れて来てもらったほうが良さそうなのか、をお話しさせていただきます。良い診察を受けるためのコツを参考にしてください。この中にも書いてあるのですが、急に具合が悪くなった時は一刻を争うような病気かもしれません。すぐに病院に連れていくべきです。「猫を連れてこない診察」は予約制ですので電話などで予約の上ご来院ください。診察時間と料金は15分間で2000円です。「診察の予約」についてそれではお家の子に幸せが訪れますように。猫さん用の待合室について→詳しくはこちら来院前にお薬を飲んでストレスを減らす方法もあります。→「動物病院を嫌いにさせない方法」の中の、お薬で気持ちを和らげるつな動のHPはこちら↓つなしま動物病院
こんにちは、つな動です。お家の子はお元気ですか?つな動には猫さん用の待合室があります。(2024/05/31更新)ワンちゃんの待合室とは離れているので、隣り合って待つことはありません。猫さんは受付を済ませたら、早めにこちらの待合室にお入りください。(ちなみに白猫の人形は先代の看板猫にそっくりです)待合室には猫さん情報を集めてあります。待ち時間にお読みください。(ちなみにマダラ猫の人形は今の看板猫にそっくりです)猫さん専用のタオルを用意しています。猫さんは隠れている方が緊張しない習性を利用して、診察時にはバスタオルに包んで診察をすることがあります。その時使用するバスタオルは猫さん専用のタオルを使用しています。タオルにワンちゃんの匂いがついていたら猫さんは嫌がりますからね。他にも猫さん用ホテル部屋など、猫さんに優しいものを色々用意しています。でも猫さんにとって一番に優しいのは、病院に長く滞在しないことだと思います。猫さんを連れてくる時は予約をお勧めします。サッと来て、サッと帰ってあげて下さい。それではお家の子に幸せが訪れますように。●猫を連れてこない診察 について 詳しくは→こちらつな動のHPはこちら↓つなしま動物病院
こんにちは、つな動です。お家の子はお元気ですか?ワンちゃんネコさんが動物病院を嫌いにならないように、当院で心がけていることをお知らせします。動物病院がすでに嫌いな場合は◯ お薬で気持ちを和らげる(2024/05/27更新)動物病院が嫌いなワンちゃんネコさんを無理やり連れて行くと、大暴れしたり心に傷ができるかもしれません。そんな場合は、来院の1−2時間前に気持ちが落ち着くお薬を飲ませると、動物病院に来てもあまりストレスを感じなくなります。当院では「ガバペンチン」というお薬をよく使用しています。ガバペンチンを飲ませると、人がお酒を飲んでほろ酔い状態になった感じになります。診察室内で心がけていること◯目を合わせない。緊張しているワンちゃんネコさんは目が合って見つめられると、睨まれて威嚇されていると勘違いしてしまい、さらに緊張してしまいます。ですから、なるべく目を合わせないようにしています。◯ケージから引っ張り出さない。緊張しているワンちゃんネコさんは、隠れていたいのでケージから出たがりません。それを無理に引っ張り出そうとすると、怪我をしたり強い抵抗をすることがあります。ですから、自発的に出てくるのを待つか、ケージを傾けて滑り出てくるようにしています。◯すぐに触らない。ワンちゃんネコさん達にはそれぞれの動物種間でのマナーやルールがあります。ワンちゃんであれば匂いを嗅ぎながら相手を確かめる、ネコさんは視線を逸らしてゆっくり近づくなどです。いきなり触るのはどの動物種でもマナー違反です。(これらの動物行動学を学ぶとワンちゃんネコさんの気持ちが分かって面白いですよ。→おすすめ参考書籍)ですから、ワンちゃんネコさんの許可を得ながら触るようにしています。◯ネコさんはタオルで包む。ネコさんは場所の変化に強いストレスを感じます。診察台の上に乗るのは非常に強いストレスを感じています。ネコさんは隠れる事でストレス軽減を図ります。ですから、ネコさんがケージから出てもらったら、すぐにタオルで包んで隠れてもらっています。稀に隠れなくてもへっちゃらなネコさんもいます。◯大きな声を出さない。素早く動かない。緊張しているワンちゃんネコさんは、大きな音がしたり誰かがいきなり動くとびっくりしてしまいます。時には診察台から飛び降りたり、逃げ出そうとして怪我をしてしまうことがあります。ですから、診察中は声は小さめで、ゆっくり動いて、びっくりさせないようにしています。◯注射は気づかれないうちに。緊張しているワンちゃんネコさんは痛みに敏感になっています。そのような状態の時に注射をすると必要以上に痛みを感じて、病院嫌いになってしまいます。ですから、注射の時には別の所を撫でたり触ったりして気持ちを逸らしているうちに、サッと注射をしています。◯嫌がることはしない。ワンちゃんネコさんが嫌がったり痛がる治療を行うと、そこの部位を触らせてくれ無くなったり病院を嫌いになったりします。そうなると治療が出来なくなり、ワンちゃんネコさんが病気で苦しむことになってしまいます。ですから、嫌がる痛がる治療はなるべく避けて、ワンちゃんネコさんが受け入れてくれる別の方法を考えるようにしています。他にも色々と心がけていることがあります。別の機会にお知らせしたいと思います。つな動HP診療案内の「当院の特徴」もご覧ください。→こちらそれではお家の子に幸せが訪れますように。つな動のHPはこちら↓つなしま動物病院
こんにちは、つな動です。お家の子はお元気ですか?ワンちゃんの僧帽弁閉鎖不全症について情報をシェアいたします。まとめ・ 心臓の中での血液の流れが悪くなる病気・ 1番の原因は老化・ 治療は毎日の投薬で心臓の負担を軽くして、病気の進行を抑える・ 心臓の中での血液の流れが悪くなる病気僧帽弁閉鎖不全症は、中高齢のワンちゃんで多く見られる心臓の病気です。この病気になると、心臓の中での血液の流れが悪くなって色々な症状が出てきます。僧帽弁とは❗️心臓の中には血液の逆流を防ぐ弁が4つあります。その中のひとつが僧帽弁です。弁の中でも僧帽弁の負荷が一番大きいので、年齢とともに故障しやすい傾向があります。・ 1番の原因は老化僧帽弁閉鎖不全症には別名がいくつかあり、最近では「僧帽弁粘液腫様変性」と呼ばれることが多いようです。病気のだいたいの流れは1、まず、僧帽弁がじわじわ変形する(粘液腫様変性)2、弁が変形したせいで締まりが悪くなる(閉鎖不全)3、弁の隙間から血液がちょっと逆流する(弁逆流)4、心臓の血流が悪くなり症状が出る(心不全)1の僧帽弁が変形する原因のほとんどは加齢によるものです。心臓で一番頑張っていた僧帽弁が、長年の働き過ぎで故障が出てきた、といった感じでしょうか。・ 治療は毎日の投薬で心臓の負担を軽くして、病気の進行を抑える僧帽弁閉鎖不全症の治療方針は2つあります。A. 心臓の負担を軽くするB. 苦しい症状を軽くするAについて心臓の負担を軽くすることで、心臓が悪くなるペースを遅らせることができます。薬でよく使用されるのは『ピモベンダン』です。ピモベンダンは症状が出る前(ステージB2)からの投薬がおすすめです。ピモベンダンをステージB2から投与すると次のようなメリットがあります。・苦しい症状が出るのを1年くらい遅らせられる・他の心臓薬に比べて寿命が長くなるBについて一番苦しい症状は肺水腫です。肺水腫は、心臓の血流が悪くなることで、肺がむくんで呼吸が苦しくなる状態です。この時によく使用されるのは利尿薬です。おしっこを出させることで、肺のむくみを軽減させることができます。『トラセミド』という利尿薬が最近よく使われるようになりました。おまけ僧帽弁閉鎖不全症の病気ステージの特徴と治療法(簡易版)僧帽弁閉鎖不全症について情報をシェアいたしました。犬種、年齢、持病などにより判断は変わることがあります。実際の診断や治療方法の判断は動物病院で相談してください。それではお家の子に幸せが訪れますように。当院のホームぺージには病気の解説を載せています。お時間のある時にご覧ください。→病気の情報の処方箋つな動のHPはこちら↓つなしま動物病院
こんにちは、つな動です。お家の子はお元気ですか?ワンちゃんや猫さんの各種検査の特徴について情報をシェアいたします。それぞれの検査には得意分野があるので、うまく使い分けて良い検査を受けましょう。まとめ・ 血液検査:働きの悪い内臓を見つけるのが得意・ レントゲン検査:骨や肺の異常、結石を見つけるのが得意・ 超音波検査:内臓の形状異常や腫瘍を見つけるのが得意◯ 血液検査で何がわかるのか血液検査でわかることを一言で言うと、「内臓の調子」がわかります。例えば、肝臓や腎臓はちゃんと働いているのか、血糖値はいい具合に保たれているか、細菌が体に侵入して悪さをしていないか、貧血になっていないか、などがわかります。オプションの血液検査では心臓の調子なども知ることが出来ます。数mLの血液でいろいろなことがわかるので、コスパの良い検査とも言えます。◯ レントゲン検査で何がわかるのかレントゲン検査でわかることを一言で言うと、「骨、肺、結石の異常」がわかります。レントゲン検査は骨や石などの硬いものがはっきりと写ります。骨や関節の変形や、膀胱結石などの異常はレントゲン検査で見つけられます。肺の中の異常を見つけるのも得意です。異常があるとシコリや影があるように撮影されます。◯ 超音波検査で何がわかるのか超音波検査でわかることを一言で言うと、「内臓の形状異常、液溜まり、シコリ」がわかります。超音波検査=エコー検査は柔らかい内臓を得意としています。例えば、肝臓や腎臓や心臓の形がおかしくなっていないか、胸やお腹に液体が溜まっていないか、お腹の中に変な塊(たいてい腫瘍)がないか、などがわかります。◯ これら検査のいい所血液検査、レントゲン検査、超音波検査のいい所はワンちゃん猫さんの体に負担がない所です。血液を採るといっても体の大きさに比べればほんのわずかです。放射線を浴びると言っても飛行機旅行で浴びる宇宙線よりわずかです。超音波検査は痛くも痒くもありません。体の負担がなくて、体の調子の多くを知ることができるこれらの検査を上手に活用して健康寿命を延ばしてあげたいものです。◯ これら検査の苦手な所血液検査、レントゲン検査、超音波検査では検査しきれない箇所があります。例えば、頭の中、胃や腸の内側、シコリの病名などです。これらをカバーするための検査はCT、MRI、内視鏡、生検などが必要ですが、全身麻酔が必要なケースが多いです。病気の種類によっては麻酔を受けてでも検査が必要になるので、獣医師としっかり相談して決断しましょう。◯ 最後にワンちゃん猫さんの健康寿命を伸ばしたいと思う時に、各種検査はとても有用な手段となります。体の負担が少ない検査は、積極的に活用してあげて下さい。それではお家の子に幸せが訪れますように。つな動のHPはこちら↓つなしま動物病院HPの健康診断についてはこちら↓健康診断のおすすめ健康診断の選び方についてはこちら↓ペット健康診断の選び方
こんにちは、つな動です。お家の子はお元気ですか?ワンちゃんや猫さんの健康診断の選び方について情報をシェアいたします。まとめ・ 血液検査はコスパが良いが、ガンは発見しにくい・ お試しは「セットA」、せっかくするなら「セットC」・ 検査項目が多いほど、見落としが減る◯ 健康診断で三大疾患はどのくらい見つけられるのかワンちゃん猫さんの死亡原因となる三大疾患は「ガン」「心臓病」「腎臓病」です。(動物病院カルテデータをもとにした日本の犬と猫の寿命 と死亡原因分析 より)せっかく健康診断を受けるのであれば、三大疾患は見落としたくありません。それでは、どのような健康診断を受ければいいのでしょうか。下の表はつなしま動物病院の健康診断セットです。◆各種検査の特徴は→こちら健康診断セットA、またはCを受けた場合に、三大疾患の診断率を☆3つで表すと以下の感じです。健康診断セットA・ガン ☆・心臓病 ☆・腎臓病 ☆☆健康診断セットC・ガン ☆☆☆・心臓病 ☆☆☆・腎臓病 ☆☆☆セットAで三大疾患は、ある程度は診断できます。セットCで三大疾患は、しっかりと診断できます。検査オプションを追加するとさらに見落としが減ります。*例:ガンにはCRP(SAA)、心臓病にはANP、腎臓病にはSDMA◆血液検査オプションの選び方は→こちら健康診断の検査項目は多ければ多いほど、病気の見落としが減ります。理由は、それぞれの検査項目は得意分野が違うので、合わせることで病気の総合判断がしやすくなるからです。今まで健康診断をしたことがなくて、お試ししてみたい場合は「健康診断セットA」しっかりと健康寿命を伸ばしてあげたい場合は「健康診断セットC」をお勧めします。それではお家の子に幸せが訪れますように。つな動のHPはこちら↓つなしま動物病院HPの健康診断についてはこちら↓健康診断のおすすめ
こんにちは、つな動です。お家の子はお元気ですか?ワンちゃんの椎間板ヘルニアについて情報をシェアいたします。まとめ・ 背骨の椎間板がズレて神経にさわる病気・ かなり痛い、麻痺が起こることもある・ なりやすい犬種はあるが、なるかならないかは運次第・ 痛みや麻痺がひどい時は手術、そうでも無い時は手術しないで安静・ 背骨の椎間板がズレて神経にさわる病気背骨は数十個の脊椎が繋がってできていて、その間には数十個の椎間板が挟まれています。椎間板はクッションのような役割をしていますが、稀にズレてしまうことがあります。背骨と椎間板の位置関係(人)→YouTubeクッションの役割をしている椎間板→YouTube椎間板がズレて神経にさわる様子→YouTube・ かなり痛い、麻痺が起こることもあるズレた椎間板が、運悪く神経にさわって圧迫すると、強い痛みと麻痺が起こります。重症度は圧迫の程度によって変わります。1、痛みのみ2、痛みと、足の軽い麻痺3、痛みと、足がうまく動かせないくらいの麻痺4、痛みと、下半身麻痺5、痛みも感じない、下半身麻痺ワンちゃんは痛い時にどのような行動をするか知っていますか?鋭い痛みの時はキャンとないたりしますが、多くは痛みに耐えてじっとしています。当院HPの「ワンちゃんは痛い時どうなるの?」を参考にしてください。・ なりやすい犬種はあるが、なるかならないかは運次第椎間板ヘルニアになりやすい犬種があります。(トイ・プードル、ダックスフンド、コーギー、ビーグルなど)これらの犬種は椎間板ヘルニアなる確率が、他の犬種よりは高いですが必ずなるわけではありません。確実な予防方法はわかって無いので、日常生活で特別に気をつけるポイントはありません。椎間板がズレて神経にさわるかどうかは、運次第ではあります。・ 痛みや麻痺がひどい時は手術、そうでも無い時は手術しないで安静下半身麻痺があるような時は手術が推奨されます。手術を受けると後遺症の程度はありますが、日常生活の戻れるわんちゃんが多いです。後ろ足がちょっと痺れている程度の時は、薬を飲んでしばらくの間は安静にしていましょう。多くのワンちゃんは手術なしでも回復します。上記はあくまで参考程度にしてください。犬種、年齢、持病などにより判断は大きく変わります。治療方法の判断は動物病院で相談してください。それではお家の子に幸せが訪れますように。当院のホームぺージには病気の解説を載せています。お時間のある時にご覧ください。→病気の情報の処方箋つな動のHPはこちら↓つなしま動物病院
こんにちは、つな動です。お家の子はお元気ですか?ワンちゃんの膝蓋骨内方脱臼について情報をシェアいたします。まとめ・ 膝のお皿が外れる(脱臼)病気、あまり痛くない・ 小型犬に多く、遺伝が関わっている・ 痛くなかったら手術しないで様子見・ いつも痛い、うまく歩けない場合は手術・ 膝のお皿が外れる(脱臼)病気ワンちゃんの膝蓋骨内方脱臼は、膝のお皿=膝蓋骨(しつがいこつ)が内側に外れる=脱臼してしまう病気です。パテラと呼ばれたりしています。脱臼すると足が伸ばせないので、膝を曲げて足を浮かしたまま歩きます。ワンちゃん自身は痛くはないのですが、家族の方からすると痛そうに見えてしまいます。膝蓋骨内方脱臼のわんちゃんの歩き方→YouTube脱臼を模型図で説明→YouTube・ 小型犬に多く、遺伝が関わっているワンちゃんの膝蓋骨内方脱臼は遺伝が関わっています。骨や腱などがちょっとズレている、関節がピッタリはまっていない等の複数の要因が重なって、膝が弱いワンちゃんが生まれます。ヨークシャーテリア、チワワ、プードルなどの小型犬に多く見られます。・ 痛くなかったら手術しないで様子見・いつも痛い、うまく歩けない場合は手術The cause and consequences of patellar luxation in dogsより脱臼の程度は4段階に分類されます。診断としては大切な分類ですが、家族の方にとっては手術が必要かどうかが一番気がかりだと思います。下記の分類を参考にしてください。A. まだ手術は様子見のケース◯ たまに脱臼するけどあまり痛くない◯ 日常生活で困っていない◯ 体重の軽い小型犬であるB. 早めに手術を検討するべきケース◯ 痛いせいかあまり歩きたがらない◯ 脱臼した足を上げっぱなしでほとんど使わない◯ 足が曲がってきた◯ 体重の重い中型〜大型犬である上記はあくまで参考程度にしてください。犬種、年齢、持病などにより判断は大きく変わります。治療方法の判断は動物病院で相談してください。隠れ膝蓋骨内方脱臼のワンちゃんが時々います。脱臼が癖になっていて、ワンちゃんも家族も、脱臼に気が付かない状態になっているケースがあります。動物病院に行ったときに、下記のように言って一度触ってもらいましょう。「うちの子の膝は外れていませんか?」それではお家の子に幸せが訪れますように。当院のホームぺージには病気の解説を載せています。お時間のある時にご覧ください。→病気の情報の処方箋つな動のHPはこちら↓つなしま動物病院