コヘレト10:8 落とし穴を掘る者は自らそこに落ち石垣を破る者は蛇にかまれる。
10:9 石を切り出す者は石に傷つき木を割る者は木の難に遭う。
10:10 なまった斧を研いでおけば力が要らない。知恵を備えておけば利益がある。
10:11 呪文も唱えぬ先に蛇がかみつけば呪術師には何の利益もない。
10:12 賢者の口の言葉は恵み。愚者の唇は彼自身を呑み込む。
10:13 愚者はたわ言をもって口を開きうわ言をもって口を閉ざす。
10:14 愚者は口数が多い。未来のことはだれにも分からない。死後どうなるのか、誰が教えてくれよう。
10:15 愚者は労苦してみたところで疲れるだけだ。都に行く道さえ知らないのだから。
何事も、卓越した技術を獲得していくためには、日々の鍛錬、そして、多くの経験を重ねていくことが大切であろう。
一朝一夕には熟練の粋に達することはできないのである。
そして、準備や手順をおろそかにしていては、常に軽率な行動しか取ることはできない。
真理を見出すことも、それに似ているのかもしれない。
真理を見出すことは、そんなに簡単にはいかないこともあろう。
面倒がらずに、日々の積み重ね、日々、御言葉に聞き従っていく経験を重ねていきたいものである。