箴言15:1 柔らかな答えは憤りを静める。しかし激しいことばは怒りを引き起こす。
15:2 知恵のある者の舌は知識をよく用い、愚かな者の口は愚かさを吐き出す。
15:3 主の御目はどこにでもあり、悪人と善人とを見張っている。
15:4 穏やかな舌はいのちの木。偽りの舌はたましいの破滅。
悩みを聞いて欲しいと言って相談に訪れる人には、どうしていいかわからないから適切なアドバイスをして欲しいというタイプと、ただ自分の気持ちをわかって欲しいというタイプがあります。一般的には、後者の方が多いようです。というのも、誰もが、自分の考えや自分の願いを受け留めて欲しいと思うのは当然のことだからでしょう。
でも、聞く側にとっては、相手の考えを、ただ黙って受け入れていくということは、とても難しいことのように思えます。時には知恵も必要とします。
しかし、本当は、相手のことは、相手の人にしかわかりえないことなのですから、さも相手の事を何もかも理解しているかのような態度で安易な助言をすることは、その人の聖所でもあり、他人が簡単に踏み入ることのできない領域の事柄に介入する事であるということも覚えておかなければなりません。というのも、本来は、その人自身が解決していかなければならない問題でもあるはずだからなのです。
私も、ついつい、自分の考えを持って答えてしまうことが多いのですが、それが相手の人が思っていることと全く違う考え方であったとしたら、単に否定されたような気持ちになるだけでしょう。
あるいは、人事だと思って簡単に考えないで欲しいと思われるかもしれません。
相手の意見を肯定もせず、否定もせず、ただ、じっと聞き入ってあげるということは、とても難しいことのように思えますが、しかし、実は、本当はそれしかできないはずの者であるということを思います。それよりも、相手の方にとって、とても大切な悩み事などを私に話して下さったという事実を感謝し、本当に知恵ある方に取り扱っていただけるよう、主にとりなし、祈る者とならせて頂きたいものですね。きっとそこにこそ、真の解決があることでしょうから。