喜八郎の道中日記 *小さなフランス料理店復活までの日々* -32ページ目

喜八郎の道中日記 *小さなフランス料理店復活までの日々*

新たなステージへと歩み始めた喜八郎。
その道のりは意外と長く険しいものに…?こうなったら、焦らず騒がず機を待つべし。
黙々と復活の機会を待ちながら、日々料理の道を究めるべく精進する喜八郎の奮闘記!

ホームページに掲載している求人情報を更新しました。


料理人、サービススタッフともに、同じ志を持って、

家族のように末永く働いてくれる人に来てほしいと思っているので、

ちょっと細かい条件をあえて書きました。


細かいようで当たり前な、そして必要不可欠な条件です。


こんな私たちと働くことに興味がある方は、

ぜひ一度ご覧になってみてください♪


http://r.goope.jp/pc/recruit/3190

あの日から一年。


今日は、私たち日本人にとって特別な日だと思うので、

一言だけ。


津波という抗しようのない大きな自然の力によって、

たくさんの大切な命が一瞬にして奪われました。

今でもご家族の行方が分からない方もたくさんいらっしゃいます。

そのお気持ちを思うと、本当に胸が痛みます。


自然を制覇したかのごとくにそびえていた原発も、

あっという間に人間の健康を奪う脅威に変わり、いまだに被災地の方々を苦しめています。


たくさんたくさん、やるべきことはありますが、

なによりも今、守らなければいけないのは子供たちの未来。


被災地の子供も、私たちの周りの子供も、そして愛するわが子も、

もう一度、全ての子供たちが安心して暮らせるような日本を、

私たち大人が作っていかなくてはいけないんだと、強く思います。


今日のグラースは、キッズデー。

たくさんの小さな子供たちの笑顔が、お店に溢れることでしょう。


愛する家族と過ごす時間がどれだけ大切なものか。

その幸せをかみしめながら、彼らの笑顔を守る責任の重さを、

しっかりと受け止める一日にしたいです。



いよいよ佳境に入ってきました!


何事かと申しますと、

9日に迫った「タケダワイナリーメーカーズディナー」の準備です。


今回は、『シャトータケダのヴィンテージ比較』キラキラというとんでもなくハイレベルなお題をいただいているのでガーン

喜八郎も私も緊張感マックスです。


用意していただいたヴィンテージは、シャトータケダの01、04、05、07

タイプが似ている01と05、04と07を組み合わせ、それぞれに合う料理を二皿用意します。


お値段的にも全て事前に試飲するわけにいかないので、

とりあえず現行ヴィンテージの07を入手して味わいを確認。


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*

…確認してよかった汗


予想以上の繊細さ、完成度の高さ。

細くつややかな糸がピンと筋を通していて、柔らかな果実味がそれを嫌みなく包み込む。

とてつもなく難易度の高い姿勢でさりげなく舞台に佇む、細身のバレリーナみたいなワイン。


ボルドータイプとかブルゴーニュタイプとか、そういう言葉で表現できるものではなくて、

ああ、日本の「グランヴァン」とはこういうものか、と思わせてくれるワインです。


この1本からその他の3ヴィンテージのイメージを膨らませつつ、

岸平さんご本人から伺ったテイスティングのイメージ、そして鹿取みゆきさんやその他名だたるテイスターの方々のコメントを参考にしつつ、メインとなる二皿の構想を固めました。


料理のイメージを岸平さんにお伝えし、大体のOKをもらってまずは一安心。

あとは、ワインと料理がどちらも主張しすぎず、お互いのよさを引き立てあうようなマリアージュに仕上げていかなくてはいけません。


お越し頂いた皆様にも作り手の方にも、

そのワインの新たな魅力を発見してもらえるようなマリアージュを実現したい。


そんな気持ちを込めて、今回も全力を尽くします。


どうか、シャトータケダの魅力が伝わる素晴らしい会になりますように!


メルマガではお伝えしていましたが、

3月からグラースのメニューがほんの少し変わっています。


http://gracetokyo.com/menu


どこが変わったかというと、前菜、お魚料理、お肉料理、デザートの組み合わせを、

もう少し自由にお選びいただけるようにしたのです。

ランチタイムには、メインとデザートのみでささっと食べて頂けるコースも作りましたラブラブ


それから、ディナータイムには「シェフお任せコース」を追加します。

野菜のコース「Potager」と通常のコースのいいとこどりをしたようなスペシャルコースですキラキラ


こちらのコースにつく定番の「野菜のミジョテ」には、

本場さながらにトリュフキラキラの香りがつくらしいです。


ふふふニコニコ



いずれにしても、コース形式はそのまま残しました。


なぜかというと、グラースの料理の魅力は

一皿食べて「ああ美味しい!」というインスタントな感動だけではなく、


コース全体を食べ進んで、トータルバランスとして「ああ美味しい食事だった!」としみじみ思ってもらえるところにあると思うからです。


長い長い組曲のような、全幕物のお芝居のような、

単体では得られないゆったりとした満足感が、グラースの料理の本当の魅力だからです。



もちろん、お腹の具合や時間の都合が合わない時は、

ぜひカウンタースペースでさらっと一皿どうぞ音譜


一皿の中にも、グラースのエスプリと喜八郎の愛情はぎっしり詰まっていますのでグッド!



カウンターではワインもグラスで1杯からお楽しみ頂けます。

ふらっと気軽なお食事には、ぜひこちらをご利用くださいねラブラブ




カウンター席の詳細はこちら♪

http://ameblo.jp/tabledouce/entry-11094219970.html
















大好評の『築地ミクリヤ・内田悟氏の野菜セミナー&ミクリヤ野菜特別コース』、久々の開催です!クラッカー


グラースの料理を支える「築地ミクリヤ」から代表の内田悟氏をお招きし、

自然栽培野菜に関する講義を特別開催するこの企画音譜


講義の後は、ミクリヤ野菜にシェフ蜂須賀のエスプリを組み込んだ「特別マクロビコース」をお楽しみ頂きますキラキラ



grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*

こちらは前回の前菜♪色とりどりの蕪づくし~ラブラブ


今回は、少しでも多くの方にグラースの料理と自然栽培の素晴らしさに触れて欲しいと、お忙しい内田氏が特別に二日間の日程をご提案くださいましたラブラブ!


自然栽培野菜の賢人・内田悟氏とシェフ蜂須賀とのコラボレーション。


今までご予定の合わなかった方も、この機会にぜひご参加くださいキラキラ



【日時】 3月18日(日)/3月20日(火・祭) 各日11時30分~

【場所】 レストラン graceグラース kihachiro HACHISUKA

【定員】 22名

【参加費】 6,000円(受講料、お食事代込み)



お申込み/お問い合わせはこちら♪

 ⇒contact@gracetokyo.com / 03-6440-0400(蜂須賀)




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≪築地御厨(ミクリヤ) 内田 悟氏 プロフィール≫


1955年北海道生まれ。

フランス料理店で修業中野菜への関心を深め、26歳より23年間青果納品業に勤務。


その後築地場内の仲卸店で有機無農薬野菜のコーナーを立ち上げたのち、2005年東京中央区にレストラン専門青果店『築地御厨』を創業。素材にこだわるレストランにお任せで注文を受けるほど、信頼できる青果店として評判を呼ぶ。


2007年からは、一般消費者にもきちんと野菜と向き合ってほしいと、本業のかたわら無料の「やさい塾」を開講。安全安心な野菜の選び方や扱い方を独自の視点でわかりやすく伝え、幅広い支持を得る。野菜の目利きとしても、テレビ、雑誌などで活躍中。


著書に『青果店「築地御厨」直伝野菜の選び方、扱い方』(マーブルトロン刊)、『築地のプロ直伝 野菜のメキキ(NHK出版)』、『築地御厨の野菜仕事』(主婦の友社刊)
『大人と子どものやさいの本』(芸文社刊)。



築地御厨 内田悟の「野菜塾」

http://www.yasaijyuku.com/