喜八郎の道中日記 *小さなフランス料理店復活までの日々* -33ページ目

喜八郎の道中日記 *小さなフランス料理店復活までの日々*

新たなステージへと歩み始めた喜八郎。
その道のりは意外と長く険しいものに…?こうなったら、焦らず騒がず機を待つべし。
黙々と復活の機会を待ちながら、日々料理の道を究めるべく精進する喜八郎の奮闘記!

遅ればせながら、『日本ワインメーカーズディナー』のご報告です!


今回は、1月20日に行われた第3回『フェルミエ』編。


フェルミエの本多ご夫妻とは銀行時代の先輩後輩という不思議な御縁もあり、

以前からとても楽しみにしていたメーカーズディナーですラブラブ


何より、本多さんご本人は事前にお店に食事にいらしてくれていて、

グラースのコンセプトやお料理に納得をしたうえで、今回のメーカーズディナーを快諾してくださったのです。


これは、なかなかできることじゃありません。


ワインのラインナップについても、直前まであれやこれやと打ち合わせ。

サンプルを送っていただいたり相談に乗っていただいたり、

お忙しい中いろいろとご協力くださいました。


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*
魅力的なワインがずら~り♪



そうして出来上がったワインとお料理のマリアージュ一覧はこちらラブラブ!



(Amuse-Bouche)
茨城 玉造町 白ネギのヴィネグレット和え 春菊のピュレとベニエ

ワインVin Mousseux Muscat of Alexandria 2011
    ヴァン・ムスー マスカット・オブ・アレクサンドリア

 

(Entrée Froide)
愛知産レトロトマトのタルタル コリアンドル風味 オニオンルージュとからすみ

  ワインFermier Kerner 2008
   フェルミエ ケルナー


(Entrée Chaude)
 ほうれん草とアオリイカのリーゾ 佐島産真ダコとアサリ

  ワインFermier Albarino 2010
    フェルミエ アルバリーニョ


(Poisson)
高知産 釣り金目鯛のスナッケ 橙ソース 白菜のブレゼと菜の花  

  ワインFermier Chardonnay 2010
    フェルミエ シャルドネ

(Viande)
和歌山産仔イノシシと大和鹿のピティヴィエ フォワグラコンフィ入り

  ワインFermier Merlot 2010
    フェルミエ メルロー

 

(Fromage)
佐渡ヶ島産 フロマージュ カマンベール/ゴーダ
ルブロション・ド・サヴォワ フェルミエ

  ワインFermier Cabernet Franc 2009
    フェルミエ カベルネ・フラン



一つ一つのワインの個性を考えて作りこんだメニューは、

ご本人も納得!のマリアージュラブラブ


やはり、そのワインを作った方が納得して喜んでくださるのが一番うれしいです。


特に、華やかで奥行きのあるアルバリーニョと魚介の旨みを詰め込んだリーゾ、

華やかなシャルドネと橙のソースは、ご参加の皆様からも大好評でしたニコニコ



grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*



ディナーの前のお話では、なぜ本多さんがワインづくりを目指したのか、

どのような思い出作っているのか、

そして、今後どういうワインづくりを目指すのかー


そんな貴重なお話をたくさん伺うことができました。


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*


そして、ご同席いただいた鹿取みゆきさんからは、


「ご主人が銀行員を止めてワインを作りたいと言い出した時、どう思ったんですか?」

と、ご同席されていた奥様に粋な質問がにひひ


終始柔らかな雰囲気の奥様と、真面目で堅実な本多さん、

ご夫婦そろってこその「フェルミエ」なんだなあと、

改めてその魅力の源を感じたひと時でしたキラキラ



毎回思うのですが、グラースのメーカーズディナーを見ていると、

食事とワインが進むにつれてどんどん作り手さん本人の魅力も引き出されてきて、

最後にはなんともいえない一体感が会場を包むのです。


ご参加いただいた皆様は、フェルミエファンの方、日本ワインファンの方、

そして、これから日本ワインを楽しんでみたい!という方などいろいろですが、

間違いなく、この日お越しくださった方々はフェルミエワインのファンになったに違いありませんニコニコ


ひとつひとつのワインにじっくりと向き合いながら、

料理との相性を楽しみ、作り手の言葉に耳を傾け、その想いを共有する―


思えば、なんとも贅沢なひと時ではありませんか!



フランス料理店だからこそできる、日本ワインの魅力の伝え方。

これからも、素敵な出会いがたくさん生まれますように!!




grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*
最後にスタッフ全員でパチリ☆お疲れさまでした~♪


3月開催のイベントその2は、定例の『日本ワイン特別ディナー』キラキラです


記念すべき第五回となる今回は、日本ワインの牽引者、山形の「タケダワイナリー」




今回のメーカーズディナーは、岸平紀子さんご夫妻にお越しいただくのはもちろんのこと、

トップ・キュヴェ「シャトー・タケダ」の蔵出しヴィンテージを比較しながらのマリアージュディナーという夢のような企画ですクラッカー

この貴重なワインたちは、ぜひグラースのお料理とともにゆっくりと向き合って味わって欲しい…という、鹿取みゆきさんのご提案により実現することができました。


ご用意いただいくのは、典子さんが醸造を手がけるようになった01年から現在までのうち4ヴィンテージ。
今では市場に出回ることのない貴重なバックヴィンテージがほとんどです。


それぞれのワイン作りに込められた岸平さんの想いも、しっかりと語って頂きます。

そしてスタートにはなんと、「キュヴェ・ヨシコ」のバックヴィンテージが登場!
こちらも熟成感を増し、驚くほどの豊潤さとポテンシャルを見せてくれる貴重なキュヴェです。


今回のラインナップは、その他食前酒やデザートワインを含めた7種類キラキラ
お料理はもちろん、シェフ喜八郎がワインに合わせた渾身の特別コースをご用意します。

作り手のたくさんの想いが詰まった貴重なワインたちを迎えるにあたり、

こちらも身震いするような緊張感を覚えます。


「私たちでも、こんな機会はもう二度とないだろう」


と岸平さん本人に言わしめた、最初で最後の特別企画。


タケダワイナリーファンの方はもちろん、そうでない方にもぜひ、

日本ワインの底力をしっかりと味わってみてください!



 【日時】3月9日(金)19時~(18時30分開場)
 【場所】レストラン graceグラース kihachiro HACHISUKA
 【定員】22名
 【参加費】18000円(税・サービス料込み)

お申込み/お問い合わせはかなりお早めに!あせる
⇒contact@gracetokyo.com / 03-6440-0400(蜂須賀)


3月のグラースは、心ときめくイベントが目白押しですキラキラ


初旬に予定されているものの詳細が決定してきましたので、

一つずつお知らせいたしますね。


まずは、グラース初の美容イベントのご案内ラブラブ

酵母ソムリエとしてご活躍中のやましたあつこ さんが主催する人気イベントを、

今回はシェフ喜八郎の野菜料理と共に開催することとなりました。


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*

美容に活かせる天然酵母の活用法など、

美しさをアップする魅力的なお話が盛りだくさんです。

トークの際には、あつこさん特製の発酵活性酵母ドリンクをご一緒にカクテルグラス
自家製ルヴァンのバゲットタイプのパンもご持参下さるそうなので、

こちらはぜひお食事と共にお楽しみ下さいニコニコ



grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*


グラースからは、自慢の野菜料理「野菜のデクリネゾン」をメインにした

ミニコースをご用意いたしますキラキラ


ナチュラルな素材をふんだんに使用し、低カロリーで栄養
バランスに優れたまさに「食べて美しくなるフランス料理ですグッド!


内から外からきれいになれる、女性に嬉しい美容企画。
ぜひお気軽にご参加くださいね!



 【日時】3月4日(日)12時~
 【場所】レストラン graceグラース kihachiro HACHISUKA
 【定員】16名
 【参加費】5000円(酵母のお土産付き!)



お申込み/お問い合わせはお早めに!
   ⇒contact@gracetokyo.com
/ 03-6440-0400




いまさらですが、

グラースの料理は無添加キラキラです。


無添加と一言で言うのは簡単ですが、

本当に一切の添加物を使わないレストランというのは、

意外と少ないと思います。


目に見えない基本のフォンやソースも、

野菜と肉と魚だけを使って丁寧に取っています。


化学調味料はもちろんのこと、

ケーキやアイスに欠かせないといわれる安定剤や色素、香料なども、

本当に一切使っていません。


なので、グラースのデザートについているアイスは扱いづらく溶けやすく、

見た目にも、パティスリーのようなきちっとした安定感のある美しさを出すことはできません。


でもそのぶん、ミルクや果実やバニラの繊細な香りと口どけを、

ピュアに感じてもらえると思います。



自然の味と香りは繊細なので、

一瞬で爆発的な美味しさや香りが口中に広がるようなわかりやすさはありません。


舌の上に乗せてゆっくりと噛んで、食感を楽しみ、口の中に広がる素材の香りを楽しみ、

五感を使ってゆっくりと味わうことで、素材の本当の旨み、滋味が広がってくるのです。


グラースの料理は、そんな料理です。


そうそう、唯一の添加物といえば、パンを作るときに使う「生イースト」。

こちらも実は試行錯誤中で、少しずつイーストの量を減らし、天然酵母に切り替えているところです。


試作では何度か成功しているのですが、やはり皮の香りとしっとり感が全然違います。

完全に天然酵母で全てのパンができるようになったら、また改めてご紹介したいと思います。



正直、こんなわかりにくい点になんでここまでこだわるの?っていうぐらいのこだわりですがガーン


「自分の子供に胸を張って食べさせられるものしか作らない」

そんな気持ちで、馬鹿正直に頑張っています。


心と体に優しいフレンチが食べたくなったら、いつでもどうぞラブラブ

『日本ワインメーカーズディナー』、第二弾がいよいよ明日に迫りました!


今回お越しいただくのは、新潟のワイナリー「フェルミエ」の本多孝さんラブラブ

ラインナップはいろいろと悩みましたが、

最終的には以下のように決まりました~クラッカー



grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*

左からずらりと・・・


Vin Mousseux Muscat of Alxandria 2011
ヴァン・ムスー マスカット・オブ・アレクサンドリア

Fermier Kerner 2008
フェルミエ ケルナー


Fermier Albarino 2010
フェルミエ アルバリーニョ


Fermier Chardonnay 2010
フェルミエ シャルドネ


Fermier Merlot 2010
フェルミエ メルロー


Fermier Cabernet Franc 2009
フェルミエ カベルネ・フラン


フラッグシップのカベルネ・フラン、注目のアルバリーニョなど、

豪華キャストが勢揃い!といった感じですね。


店舗限定発売だったマスカットのスパークリングも、

最初の1杯として特別に入れていただきましたキラキラ


本多さんのお話も、それぞれに合わせた喜八郎の料理も本当に楽しみラブラブ!


当日は、『日本ワインガイド』の鹿取みゆきさんもご参加くださる予定。

またまた興味深いご質問で、会場を沸かせてくれそうです音譜

内容につきましては、次回ばっちりご報告させていただきますね!!