遅ればせながら、『日本ワインメーカーズディナー』のご報告です!
今回は、1月20日に行われた第3回『フェルミエ』編。
フェルミエの本多ご夫妻とは銀行時代の先輩後輩という不思議な御縁もあり、
以前からとても楽しみにしていたメーカーズディナーです
何より、本多さんご本人は事前にお店に食事にいらしてくれていて、
グラースのコンセプトやお料理に納得をしたうえで、今回のメーカーズディナーを快諾してくださったのです。
これは、なかなかできることじゃありません。
ワインのラインナップについても、直前まであれやこれやと打ち合わせ。
サンプルを送っていただいたり相談に乗っていただいたり、
お忙しい中いろいろとご協力くださいました。
そうして出来上がったワインとお料理のマリアージュ一覧はこちら
(Amuse-Bouche)
茨城 玉造町 白ネギのヴィネグレット和え 春菊のピュレとベニエ
Vin Mousseux Muscat of Alexandria 2011
ヴァン・ムスー マスカット・オブ・アレクサンドリア
(Entrée Froide)
愛知産レトロトマトのタルタル コリアンドル風味 オニオンルージュとからすみ
Fermier Kerner 2008
フェルミエ ケルナー
(Entrée Chaude)
ほうれん草とアオリイカのリーゾ 佐島産真ダコとアサリ
Fermier Albarino 2010
フェルミエ アルバリーニョ
(Poisson)
高知産 釣り金目鯛のスナッケ 橙ソース 白菜のブレゼと菜の花
Fermier Chardonnay 2010
フェルミエ シャルドネ
(Viande)
和歌山産仔イノシシと大和鹿のピティヴィエ フォワグラコンフィ入り
Fermier Merlot 2010
フェルミエ メルロー
(Fromage)
佐渡ヶ島産 フロマージュ カマンベール/ゴーダ
ルブロション・ド・サヴォワ フェルミエ
Fermier Cabernet Franc 2009
フェルミエ カベルネ・フラン
一つ一つのワインの個性を考えて作りこんだメニューは、
ご本人も納得!のマリアージュ
やはり、そのワインを作った方が納得して喜んでくださるのが一番うれしいです。
特に、華やかで奥行きのあるアルバリーニョと魚介の旨みを詰め込んだリーゾ、
華やかなシャルドネと橙のソースは、ご参加の皆様からも大好評でした
ディナーの前のお話では、なぜ本多さんがワインづくりを目指したのか、
どのような思い出作っているのか、
そして、今後どういうワインづくりを目指すのかー
そんな貴重なお話をたくさん伺うことができました。
そして、ご同席いただいた鹿取みゆきさんからは、
「ご主人が銀行員を止めてワインを作りたいと言い出した時、どう思ったんですか?」
と、ご同席されていた奥様に粋な質問が
終始柔らかな雰囲気の奥様と、真面目で堅実な本多さん、
ご夫婦そろってこその「フェルミエ」なんだなあと、
改めてその魅力の源を感じたひと時でした
毎回思うのですが、グラースのメーカーズディナーを見ていると、
食事とワインが進むにつれてどんどん作り手さん本人の魅力も引き出されてきて、
最後にはなんともいえない一体感が会場を包むのです。
ご参加いただいた皆様は、フェルミエファンの方、日本ワインファンの方、
そして、これから日本ワインを楽しんでみたい!という方などいろいろですが、
間違いなく、この日お越しくださった方々はフェルミエワインのファンになったに違いありません
ひとつひとつのワインにじっくりと向き合いながら、
料理との相性を楽しみ、作り手の言葉に耳を傾け、その想いを共有する―
思えば、なんとも贅沢なひと時ではありませんか!
フランス料理店だからこそできる、日本ワインの魅力の伝え方。
これからも、素敵な出会いがたくさん生まれますように!!