喜八郎の道中日記 *小さなフランス料理店復活までの日々* -21ページ目

喜八郎の道中日記 *小さなフランス料理店復活までの日々*

新たなステージへと歩み始めた喜八郎。
その道のりは意外と長く険しいものに…?こうなったら、焦らず騒がず機を待つべし。
黙々と復活の機会を待ちながら、日々料理の道を究めるべく精進する喜八郎の奮闘記!

グラースの店内に、またひとつ仲間が増えました。


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*

小さな小さな一輪ざしです。


グラースのご近所にある、素敵な伝統工芸の小物を扱っているお店で見つけました。

自然な風合いとさりげないデザインが気に入って、思わずお持ち帰りチョキ



どこに飾ってあるかというと、お化粧室に入る手前の左手にある小さな空間です。

かなり目立たない場所なので、気がつかない方のほうが多いかもしれませんねあせる


でも、そのこじんまりとした雰囲気がまるで自然の掛け軸のようで、

なんだかとっても気に入っています。


この主張しすぎない粋なスタイルが、なんともグラースっぽいなあと。

「気付いた人だけがわかる」みたいなさりげなさが好きなんですよね~にひひ



お化粧室に行かれる際には、ぜひ扉をあける前にちらりと左側をご覧になってください。

ひっそりと飾られた小さな緑が、つかの間の癒しになるかもしれませんラブラブ



グラースのワインリストをご覧になったことはありますか?

とっても素敵なワインレッドの表紙ですキラキラ


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*


こちらはお料理のメニューと同様、グラースだけのオリジナル。

パリ時代からお世話になっているカルトナージュ作家さんが、特別にデザインしてくれました。

手作り感と高級感が相まっていて、まさにグラースらしいワインリストです。ニコニコ



表紙だけでなく、リストの中身もグラースらしさ満開コスモス


グラースのナチュラルなお料理を引き立ててくれるような、自然な味わいのワインが中心です。

これを「自然派ワイン」と括ってしまうのは抵抗がありますが、そう呼ばれるワインも多数あります。

何よりも、「作り手の気持ちがたっぷり詰まったワイン」ばかりです。


そして一番の特徴は、日本のワインがリストの最初に並んでいることかもしれません。



grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*

でも実は、地元のワインがリストの最初に来るというのは当たり前のこと。


ボルドーに行けばボルドーワインが、ブルゴーニュに行けばブルゴーニュのワインが、

イタリアに行けばイタリアワインが、ワインリストの先頭を飾ります。


だから、たとえフランス料理店でも、日本であれば日本ワインが先頭にあっていいですよね?


というよりはむしろ、早くそれが当たり前な時代が来てほしいなあと。


日本でもこれだけ質の高いワインが作られるようになっているんですから、

ボルドーやブルゴーニュと比較し続けるよりも、「これが日本のテロワール、これが日本のワインなんだ!」と、世界に胸を張るべきだと思うのですグッド!


実際、日本ワインの繊細で滋味溢れる味わいは、日本の食材を使ったグラースの料理にとてもよく合います。

食材とワインが同じDNAを持っているんですから、当然と言えば当然のことかもしれませんねラブラブ


グラースでは、お料理に合わせていろいろなグラスワインをお楽しみいただくこともできます。

普段はセクトしないようなワインも、お料理に合わせて楽しむと、その意外な良さが見えてくるかもしれません。


もちろん、お好きなワインをボトルでたっぷり味わっていただくのもよし。

お好みのスタイルで、グラースならではの「料理とワインのマリアージュ」をお楽しみくださいニコニコ



いよいよ今月末に迫った「中伊豆ワイナリー」のメーカーズディナー。


本格的にワインと料理を決める作業に入っています。


ワインは中伊豆ワイナリーのほうで6種類をセレクトしてもらおうと思ったのですが、

松岡さんが「絞りきれません!」と、ずらりとワインを送ってくださいましたあせる



grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*

試飲してみると、それも納得。

どれも本当に素晴らしいワインばかりで捨てがたいラブラブ


みんなでさんざん検討し、季節の食材やコースの流れに合わせてなんとか6種類に絞り込みました。

この6種類、かなりいいです。いや、すごいすごい。

気合が入ります。



ワインが決まったら、次はそれに合わせて料理を詰めていかなくてはいけません。


まずは、試飲したワインの印象でおおまかな料理のイメージを決めます。

魚か?肉か?調理法は?ソースは?付け合わせは?


お皿のトータルを考えながらメニューを組み立て、それに合わせてまずは第一回目の試作です。


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*

食材とソースを実際にワインと合わせてみて、相性を確認。

イメージ通りなものもあれば、あれ?ってこともあり。


改良点をみんなで指摘しあい、そこからさらにポイントを絞って、

ワインの魅力を最大限に引き出してくれるような料理に仕上げていきます。


何よりも「ワインが美味しく感じられること」が条件です。


このあたりの試食になると、みんな本当に真剣☆

大変ですが、実のところかなり楽しい作業ですニコニコ



イベント本番まで、あと2週間ちょっと。

素晴らしい中伊豆ワインの魅力をもっともっと知っていただけるよう、最善を尽くしたいと思います。


ご興味のある方、ぜひぜひご参加くださいね!



**日本ワインメーカーズディナー ~中伊豆ワイナリー~**


【日時】8月31日(金)19時~(18時30分開場)
【場所】レストラン graceグラース kihachiro HACHISUKA
【定員】22名
【参加費】12000円(税・サービス料込み)





先日、ラングドック地方の生産者を囲んでのマリアージュディナーを、

グラースで開催して頂きましたキラキラ


grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*

いつもの日本ワインメーカーズディナーとは少々趣が異なりましたが、

やはり、作り手さんと一緒に楽しむワインはいいものですねニコニコ



お料理は、いつものようにそれぞれのワインに合わせた特別コース。

ラングドック地方ということで、ブランダードやカスーレなど、南フランスの郷土料理を織り交ぜたおもしろい内容となりました。


こちらが、今回のメインとなったカスーレラブラブ

grace グラース kihachiro HACHISUKA *小さなフランス料理店の日々*

自家製の鴨や砂肝のコンフィ、ソーセージなどの豪華なお肉に加え、

グラースらしくお野菜もしっかりと組み合わせた一皿です。


豆の旨み、肉の旨み、そして野菜の旨みが重なり、

なかなかの逸品に仕上がりました合格



メーカーズディナーの時のお料理は、ワインに合わせて作るまさにオーダーメイド。

なので通常はその日限りの幻で終わってしまいますが、ぜひ普段のメニューにも並べたい!と思う絶品料理も数知れません。


この「グラース風カスーレ」も、そんな一皿でありました。

いつの日か、通常のメニューにもオンリストされる日が来るといいですねラブラブ



今月末には、定例の「日本ワインメーカーズディナー」が控えています。


お招きするのは、静岡県の中伊豆ワイナリー

知名度があまり高くないのが不思議なくらい、本当に素晴らしいワインを生み出しているワイナリーです。


素敵なワインに合わせて、今回はどんなオーダーメイドな一皿がとびだすことやら。

みなさまも、ぜひぜひご期待くださいね~キラキラ



**日本ワインメーカーズディナー ~中伊豆ワイナリー~**


【日時】8月31日(金)19時~(18時30分開場)
【場所】レストラン graceグラース kihachiro HACHISUKA
【定員】22名
【参加費】12000円(税・サービス料込み