今日のびっくり
今日、幼稚園の親子教室に行ってきました。
息子(3歳)が、来年から通う予定の、近所の公立幼稚園で、来春入園予定の3・4歳児向けに開催してる教室です。
でね。
教室の内容どうこうはまぁ置いといて。
びっくりしたのが。
園長先生が、私の幼稚園時代の先生だったの!!
20数年ぶりの再会ですよ~。
自分の担任じゃなくて、隣のクラスの担任の先生だったんだけど、ちょっと珍しい名字の先生だったので、覚えてたんです。(ってか、自分のクラスの担任の先生の名前は思い出せない…)
当時はまだ20代の、キレイなお姉さん先生でした。
園長先生に、「むかし、○○幼稚園にいらっしゃいました?」と話しかけると、とっても喜んでくれました。
時折こういうことがあるそうです(笑)。
まわりの若い先生たちに、
「長くこの仕事続けてると時々あるのよ、こういうのが。年がバレちゃうけどね~。でも、嬉しい話でしょ」とおっしゃってました。
公立(=安い)、近い、毎日お弁当(息子は食物アレルギー持ちなので)…という理由で決めた幼稚園でしたが、今日の出来事で、なんだか一気に身近に感じられるようになりました。
驚くという才能を大切に
- 今回の引用、長いですよー。
- ↓↓
- いい哲学者になるためにたった一つ必要なものは、驚くという才能だ。
赤ん坊はみんな、この才能をもっています。これははっきりしている。生まれてほんの数か月で、赤ん坊は新しい現実へと押し出されます。けれども、大きくなるにつれてこの才能はだんだんとなくなっていくらしい。どうしてそうなるのかな? ソフィー・アムンセンは、この問いに答えられるかな?
まあ、いいでしょう。とにかく、もしも小さな赤ん坊に話ができたら、きっと、なんておかしな世界にきてしまったのだろう、と言うんじゃないかな。なぜならわたしたちも知っているように、話はできなくても、赤ん坊はあたりを指さして、部屋にあるものに興味しんしんでさわるものね。
ことばが出てくると、犬を見たりするたびに立ち止まり、言います。「ワン、ワン!」赤ん坊がベビーカーのなかでピョンピョン飛びはねて腕をふりまわすのを見たことがあるでしょう。「ワンワン、ワンワン!」とね。年上のわたしたちは赤ん坊のはしゃぎようを、ちょっぴりおおげさと感じます。わたしたちはわけ知り顔で、「そう、ワンワンだね」と言います。
それから「さあ、もうおりこうさんにお座りしなさい」なんて。わたしたちはそんなにうれしくないのです。犬ならもうとっくに見たことがあるから。
この突拍子もない反応は、子どもが犬とすれちがってもうれしくてわれを忘れるなんてことにならなくなるまで、おそらく数百回はくりかえされます。象でもカバでも同じことです。そして、子どもがちゃんと言葉を覚えるずっと前に、あるいは哲学的に考えることを知るずっと前に、世界はなれっこのものになってしまう。
(中略)
悲しいことに、わたしたちは大人になるにつれ、重力の法則になれっこになるだけではない。世界そのものになれっこになってしまうのです。
わたしたちは子どものうちに、この世界に驚く能力を失ってしまうらしい。それによって、わたしたちは大切な何かを失う。哲学者たちは、その何かをもう一度目覚めさせようとします。なぜなら、わたしたちの心のどこかで何かが、生きていることは大きな謎だ、と語りかけているからです。わたしたちは生きることについて考えるのを学ぶずっと以前から、この語りかけをきいているのです。
(ヨースタイン・ゴルデル 「ソフィーの世界」)
- ソフィーの世界―哲学者からの不思議な手紙/ヨースタイン ゴルデル
- ¥2,548
- Amazon.co.jp
ソフィーの世界。みなさん、知ってます(覚えてます)かね??
発売当初はかなり話題になった本でしたが(私もその時に買いました)、今は読む人もいないのかな。中高生あたりで読んだら、倫理の授業が楽しくなること請け合いの本なんだけど。
この本、なぜだか定期的に読み返したくなります。といっても、全文読み返すわけじゃなくって、興味のある部分だけを拾い読みなんですけど。
この本の醍醐味はなんといっても後半の大どんでん返しにあるわけで、何も知らずに最初読んだときの驚きは凄かった。
読んだことない方、何もググらず調べずに、ぜひ一読を!!
ちなみに、哲学的思考の入門書としては、こちらがオススメの一冊!
(って偉そうに書いてるけど、別に私は哲学を学んだわけでもなんでもないです。でも、この本は面白い!!)
- 翔太と猫のインサイトの夏休み―哲学的諸問題へのいざない (ちくま学芸文庫)/永井 均
- ¥924
- Amazon.co.jp
「今こうして自分が現実と思っている現実は、本当に現実なのか、それとも夢の中の出来事なのか」とか、
「自分以外の人間は実はみんなロボットなのかもしれない」とか、
そういう、なんとなく懐かしい気がする「小学生的発想」が、ちゃんと「哲学」として語られているのが面白い。
「自分の現実は、培養器の中の脳が見ている夢なのかもしれない」
子どものころ、ちょっと考えたことないですか?
それって、「哲学」してたってことなんですよねぇ。ほんと、子どもは哲学者だ。
私たち大人はいつのまにか、「世界になれっこ」になってしまってて、なかなか赤ちゃんが感じるこの世界への驚きに共感することができないし、
子どもの哲学的疑問を、「またそんなバカなこと言って」と片づけてしまう。
日常生活のあれやこれやの雑用をこなしながら、哲学者になるというのは、なかなかに難しいものですが、
なるべく「哲学的」姿勢で、子どもの発想に向き合っていきたいものです~。
いいこってどんなこ?
「じゃあ、おかあさんはぼくがどんなこだったらいちばんうれしい?」
「バニーはバニーらしくしていてくれるのがいちばんよ。
だっておかあさんは、いまのバニーが大好きなんですもの」
- いいこってどんなこ?
- ¥1,260
- 楽天
※モバイル非対応
これ、とってもオススメの絵本です。
親子で読むのにぴったり。
「あなたはそのままのあなたでいいんだよ」
「いいこだから」とか「○○ができるから」とか、そういう「条件つき」の「好き」じゃないんだよ。
そんなメッセージを伝えるのに最適の絵本です。
「なんか最近叱ってばっかりだな」と思ったら、
「弟妹が産まれて、上の子がちょっとさみしそうだな」と思ったら、
子どもを膝の上にのせて、この本を読んであげたらいいかも。
親のイライラも、不思議とおさまります。
完璧じゃなくていいんだ
「自分は人間ができていないから、赤ちゃんをそだてる資格がないと思うのにも賛成できない。
人間は完成するものではないし、完成に近づいたとしても、そのころには子どもをそだてられない。
だが親になることは、人間を完成に近づけることにまちがいない。
子どもの側からすれば、あまり自信のある親は、よい親ではない。子どもといっしょに人生を探求し、いっしょにそだってくれる親がいい」
松田道雄「育児の百科」より。
私の大好きな、松田道雄大先生のお言葉です。
この人の文章は、変に読者に媚びていない、終始ブレない確固とした意思を感じるところが良いです。
昭和のおじいちゃん先生って感じがします~。
「育児の百科」は、長男出産後に、義母から貰い受けました。
「30年以上前の本だけど、子どもの発達の基本とかは変わらないだろうから、もしよかったら読んでね」と。
離乳食のこととか、現代の育児の常識とは結構違う部分もあるけれど、参考になる部分はいっぱいあるし。
それは別としても、とにかく読み物として面白い! 松田大先生の、読者(母親)への語りかけには、名言がいっぱいです。
「子どもといっしょに人生を探究し、いっしょに育つ」
いやー、含蓄あるお言葉です。実に。
母の日、母の詩
母の日ですね。
母に感謝をあらわす日…。
いつのまにやら、感謝する側だけでなく、感謝される側になっていることに、ちょっと戸惑っています。
私はまだ体調が万全でないのもあって、今日も洗濯した以外はダラダラと怠惰に過ごしていたのですが、
夫が子ども二人を連れて買い物に行って、ケーキを買ってきてくれました(めずらしい!)。
三食とも作ってくれたし(…ってこれは、いつもの休日とあまり変わらないか。夫は料理好き)。
今日は、ニコニコと穏やかに、子どもたちと一緒にいる日々に感謝しつつ一日を送ろう…と思っていたのですが、
まぁそんなうまくはいかず、
いつもどおりな一日でした。
母を詠んだ詩っていろいろありますが、
自分の母と、母である自分と、いずれ母になるかもしれないわが子の姿を詠んだ、この詩が、今の自分の心境によく似ているので、今日はこれを紹介。
「わが子のかえりがおそいと」 サトウハチロー
わが子のかえりがおそいと
わたしは柱時計をみるのです
十分おき 五分おき 三分おき……
わたしの母も
わたしのかえりがおそいと
同じことをくりかえしたそうです
とすると わが子も又
わたしの年になると同じように……
わたしの首はここで又
柱時計に向くのです
この気持ち、わかるわーー! …と、今は思います。
まぁ、まだうちの子は、一人でどこかに出かけるような年ではないので、実際にこんな状況にはなっていないんですが。
でも、わかるわかる。わかります。きっとこうなる気がする。
子ども時代、「はやく帰っておいで」「5時には帰るんやで」と言われてて、でも、よく約束をやぶって、遅れて帰ってたっけ。
学生時代、「何時に帰ってくるの?」「まだ?」とせかされるのが嫌だったな。
今になって、母親の気持ちがよくわかります。
あの頃は「うっとうしいなー」と思っていたけれど、私もきっと、母と同じようなことをしてしまうんだろうな。