MMTメモ | 旅一郎のブログ

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国鉄(日本国有鉄道)が、最後の全盛期を迎えた昭和47年ー53年までをテーマにした、汽車旅のブログです。

旧型客車亡き後、日本の鉄道旅行は本当につまらなくなりました。そのため海外ネタも載せています。

当時の雰囲気を伝えるものは鉄道にかかわらずアップします

以前ブログにあげたつもりやったけど、検索しても出てこないのでメモのままだった。


MMT入門だったか?を読んで整理のたまに書いたものです。メモの日付は2020年1月16日


【追記】分かりにくかったので本書の要点に対する僕の疑問部分を赤で表示します。


MMT


貨幣の本質

貨幣の性質

1.交換媒体

2.貯蔵手段

3.計算単位


貨幣は物物交換から希少金属へ進化したとされているが、実は割符など昔から信用証書が流通していた。

貨幣を価値付けるのは信用ではなく、租税の納入手段であるだから。


2.預金のメカニズム

マネーストック =信用創造によって作らた流通しうるおかね。

国債を発行して売った分だけ通貨を作ることができるが、日銀直接買受をしているので、実態としてはMMTと同じく、無条件で通過発行している。


3.インフレリスク

無条件に貨幣を作ると通貨価値が下がる。

それを防ぐため、増税してその支払いに貨幣が使われるから流通量を調整できる。とあるが、?

(マネダリーベースをふやしても、増税で市中に出るマネーストック を減らすことでインフレは治る?、確かに現時点ではマネタリーベースは6倍だが、信用創造を含むマネーストック は1.4倍に収まり、インフレ=為替も1.4の逆数分のみに収まっている。

通過供給効果の低減)


4.租税の目的

-項番3の通り、通貨価値の安定

-富の分配=累進課税

ー悪い行動阻止=タバコ税など

ー特定プログラム実施に資する


5.機能的財世論

完全雇用と物価安定を目指すため

より生産性の高い仕事へ移す。

その姿勢は、経営層や投資家をリスクから解放する。

-そのためのルール

国全体の総支出額を最大生産量を現在価値で購入した価格にあわせる


6.就業保証プログラム

最低賃金のベースとなる給与を払い失業者を再教育、より高付加価値な部門へ。

それにより、雇用と景気変動幅をそろえる

問題点は高所得者向けのプログラムではなきこと。

(つまり、高学歴となるアカデミックな分野には使えない)


なお、ここでベーシックインカムはやはり働かない人が増えるから、貨幣価値が暴落しインフレ圧力がかかるとある。(それ以外に国籍条項を固める必要があるので、最も閉じた人種隔離政策を導く可能性はある)


7.日本は財政危機か。

政府は無限の支出能力があるから危機ではない。破綻するのは信用がなく固定相場をとっている国。

通過暴落もないという。

(とはいうものの、、アベノミクス の結果マネーストック に沿った円下落があるので、この主張は間違い)


8.なにが必要か

デフレの方が生活を破壊する


金融政策より財政政策。

金融政策はマネタリーベースが増えてもマネーストック が増えないため、効果は逓減する。

(とはいえ、アベノミクス によって増えたマネーは株と土地、後は阿部仲間で山分けしているので

問題はMMTで必要な金を作る点ではなく、ある金をどこに振り分けるか、の問題。MMTで金を増やさずとも、完全雇用プログラムに予算をつけ、その分累進課税で手当すれば済む話。

結局MMTは現在の富裕層への割り当てを減らさず、下々への手当金を出せる様にしただけで、通貨発行量に応じた円安が生じることを考えると、富裕層維持(株、家賃はインフレ連動)をコミットする効果となるのではないか)


ヤフーの見解


 「MMT」の教科書を読むと、MMTでは、財政支出拡大が中央銀行によるファイナンスで実施されることに加え、それにともなうインフレ圧力は、JGP(ジョブ・セキュリティ・プログラム)という政府主導の雇用創出政策に付随する最低賃金の設定(これが物価のアンカーになる)と税制や規制による各市場の需給調整によって対処するのでインフレリスクは低いとされている。