金毘羅 | 旅一郎のブログ

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国鉄(日本国有鉄道)が、最後の全盛期を迎えた昭和47年ー53年までをテーマにした、汽車旅のブログです。

旧型客車亡き後、日本の鉄道旅行は本当につまらなくなりました。そのため海外ネタも載せています。

当時の雰囲気を伝えるものは鉄道にかかわらずアップします


駅前から歩く事10分。登山口に到着。

周りは店だらけ。普段京都の観光店を見ているのであまり好きではない景色やけど、旅先で見ると旅気分になる。どこかでうどんも食べたい。

どんどん登ります。785段というけど400段くらいまではスイスイ来た。ここからキツくなるのか?

雨が降ってきたのでめんどくさくなった人が脱落していきます。

途中までは車で来れるようだ。


この上が本殿らしい。

まだ中腹なのに、ここが本殿。過不足なく楽勝だった。

景色はちょうど天王山から小椋池を見る感じかな。

実はこの上に「奥の院」ならぬ「奥社」があった。

一般的には本殿で終わりのようやけど、山ラーとしては登りたい。


しかし。


1368段!

登る体力と気力は十分にある。

ただ時間が無い。

仕方なくもどります。南禅寺は奥の院、伏見稲荷は一の峰が見どころながら、多くの人は本殿で満足度して帰ってしまう。

それを苦々しく思っていたのでなんとか自分を納得させなければ。


そこで故人の知恵を拝借。

徒然草に出てくる仁和寺の和尚が石清水八幡宮に行った時の話。


世間に有名な石清水八幡宮に行ったことが無い事に引け目を感じた和尚はお忍びで男山へ、麓の祠でお参りした時、多くの人が山頂から降りてくるのを見たけれど、まさか山頂が石清水八幡宮とは思わずそのまま帰ってしまい、自分がお参りした祠の話を自慢げにした所、実は上が本殿だったと知る話ですが、

ここに新しい解釈として、「みんながいいと思うところに意味もわからず並んでいくのは広報の言いなりになる事、自分は麓の祠の鄙びた感じに感銘を受けたのだからわざわざ物見遊山に行くのは却って野暮だ」ということにします。

これで今回奥社に行かない理由付けができた。





なんかいいうどん屋はないかと、食べログチェック。さっきは奥社をわざと外したので今度は俗っぽくしてみます。

セルフうどんいわのや。

いつも食べてる丸亀製麺より表面がツルツルで腰も強い。癖になりそう。

駅に戻り土讃本線の気動車に乗ります。