先日、ふとこんな番組が
流れてきました。
NHKスペシャル
山口一郎「うつと生きる」
サカナクション復活への日々
サカナクションも山口さんも
ほぼ名前しか知らないのですが('◇')ゞ
番組は引き込まれて
最後まで見てしまいました。
その中で
山口さんが印象的なことを
言われていました。
ライフコーチの小国里恵＠京都です
40代、50代の方が
《自分ともう一度生きていこう》と
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「昔の自分に無理に戻ろうとしない。
肩を組むくらいの気持ちで。」
番組の終わりの方で言われていたことです。
当初、山口さんはうつの診断を信用せず
薬も服用しなかったそうです。
するとどんどん悪くなっていったそう。
誰だってなかなかすぐには
受け入れ難いと思います。
（私も軽いうつの経験があります）
クライアントさんと
いろいろお話ししていると
うつ、ということでなくっても
何かの出来事をきっかけに
「昔の自分」との付き合い方を
考え始める方がおられます。
例えば
・転職、退職
・異動、昇進
・結婚、離婚
・出産、子育て
・病気
・親の介護
・引っ越し などなど
「昔の自分」とは
これらの出来事に遭遇する前の自分、
ということ。
そして、これらをキッカケに
昔の自分が
より「よく見える」ことがあります。
前はよかった・・・
あんなことも出来た・・・
こんなことも得られたのに・・・
なのになのに、
今の自分ときたら。。。
昔の自分＝◯
今の自分＝✕
そんなふうに白黒つけて思い込む。
でも、ほんとホントに
そうなんでしょうか？
そういうときに
じっくりとクライアントさんと
お話しをしていくと
わかってくることがあります。
それは昔の自分と今の自分の
「価値観の違い」です。
何を大切にしているか？
どういう時に心が動くか？
どんな自分で在りたいか？
誰とどんなふうにつき合いたいか？
それらの変化を考えることなく
表面的なことだけを見て
昔の自分のように動けない自分はダメ！
成果を出せない自分はダメ！と
自分を責めてばかりいると、苦しいばかり。
「昔の自分に無理に戻ろうとしない。
肩を組むくらいの気持ちで。」
山口さんの言葉に戻りますが
昔の自分は、それはそれで
その時はよかったんです。
でも、無理に戻る必要は、ない。
だって「今の自分」で
これから生きていくんだから。
「昔の自分に戻ること」を
目標としなくていい。
むしろ、昔の自分を
「よくやってきたよね」と
十分にねぎらいつつ
「今の自分と肩組んで歩きたい」
と私も思うのです。
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