実家引っ越しにともない
昨日もけっこうな量のものを捨てました。
当然、その分の「スペース」が空くので
スッキリするってことなんでしょうが、
なんというか…
それだけでもない感情がありました。
…と同時に、かつて出会った
いわゆる「ゴミ屋敷」の人びとを
思い出したのです。
＊ゴミ屋敷という言葉はあまり好きでは
ないのですが、今回は使います。
ようこそ！
対話空間「旅するコーチング」へ
ライフコーチの
小国里恵＠京都（おぐにりえ）です
自分を知る／自分を活かす／自分と生きる
あなたも、これからの人生
自分自身とともに歩んでいきませんか。
◆【公式】プロフィールです
人の感情ってなかなか
一筋縄ではいかないんですね。
たしかに捨てた分、空いたスペースを見て
スッキリした感じは受けたのですが、
ほんの少し寂しい気持ちもしました。
あー、なくなってしまった。
手放したときはそれほど思わなかったのに
なんだか、スッキリ感だけでは
表現できないものも同時に感じたのです。
スーッと通るさわやかな風の中に
「湿り気のある風」も混ざっていたような、
そんな感じ。
もしかしたら、
それらのモノがそこにある時、
それなりに熱を発していたのかもしれない…
それらに守られていたのかもしれない…
…なんてことも思いました。
いま、私に必要なものかと問われたら
特に必要なものではないんですけどね。
そんなことを考えていたら、
かつて、前職（福祉職を25年）で出会った
いわゆる「ゴミ屋敷」に住んでた人たちを
思い出したのです。
当時はそんな言葉はなかったかもしれませんが、
そういうお宅はやはりありました。
今でもよく覚えている方がおられます。
（仮にAさんとします）
Aさんはどう見ても「私からは」
使えそうにもなく、
どう考えても必要のないモノ、
ゴミとしか呼べそうにないものを
限界を超えて家の中にため込み、
ともに暮らしておられました。
もちろん生活上も衛生上も
あと火事の危険もあったので
ほっておけることではなかったのですが、
たとえそれが他者には「ゴミ」にしか
見えなかったとしても
Aさんにとっては
「温度があるモノたち」だったのでは
なかっただろうか…。
「それがあることで守られているような
安心感があったのではなかろうか…」と、
何十年も経った今さらながら
ふと思ったのでした。
実際その後、私たち関係者が
片づけさせてもらえるまで
何度も何度も
Aさん宅に訪問することになりました。
（玄関先で何度も追い返されました）
そして、ようやくAさん宅に上がり
手をつけさせてもらえることができたのは
「ゴミ」の方ではなく、おそらく
こちら側（サポートする側）に
それなりにAさんが
「温度」や「安心感」を
感じてくださったからかもしれまんね。
人やモノとのコミュニケーションって
そういうことなんでしょうか。
気づくのが遅過ぎますが…(;'∀')
ま、そんないろいろなことを感じながら、
一直線ではなく、
「らせん状」に実家の引っ越し準備は
進んでいっているようです。
こんなん出てきたー！
高校の文化祭の劇で着た「長じゅばん」
役はすぐに斬られる「女郎」でした(;'∀')
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