ほこりをかぶった「ビデオテープ」の
かたまりを見て
いったんは全部捨てようかと思った。
(ただ今、実家引っ越しに伴う片づけ中)
でも、もしかしてまだ動くかと、
実家のビデオデッキに恐る恐る入れてみると、
ガタガタ言いもって
危なっかしい動作ながら動きだした。
そして、再生されたのは
父とわたしの姿。
2003年6月...
ちょうど20年前。
私は30代後半、父は60代前半。
《アヴェ・マリア》と
《ろくでなし》
クラシックとシャンソン。
なんともテイストの違い過ぎる組合せで歌う父。
ピアノ伴奏する私。
「アンサンブルの夕べ」と題された企画の
一場面でした。
ようこそ!
対話空間「旅するコーチング」へ
ライフコーチの
小国里恵@京都(おぐにりえ)です
自分を知る/自分を活かす/自分と生きる
あなたも、これからの人生
自分自身とともに歩んでいきませんか。
◆【公式】プロフィールです
日ごろひとりで
ピアノを弾くことの多い生徒たちに
誰かとのアンサンブルの楽しさを
体験してほしいと
ピアノの先生が企画されたもの。
おー!懐かしい!!
思わず見入った。
実に楽しそうじゃないか。
なんでだろう。
いつからやろ?
ピアノがツライものになったのは?
(今はそうじゃなくなりました(^^))
サスガに若い!髪型も違う!
そんなことを思いながら
見続けていると
ビデオの最後には
今は亡きピアノの先生が演奏される
場面が映っていた。
10年前の6月のある月曜日の朝。
先生は突然(くも膜下出血)この世を去られた。
なぜ、月曜日だとわかるかというと
その日の夜はわたしのレッスン日だったから。
昼間、仕事中に連絡が入った。
わたしのカバンの中には、
その日弾くはずだったピアノの楽譜が入っていた。
今は、先生の娘さんに習っている。
その先生のピアノ伴奏、ご主人の指揮で
出演者とお客様全員で歌ったのは
《浜辺の歌》
こちらも今は亡き、
母の大好きな歌だった。
(母は海辺で育った人だった)
会場に来ていた母は
もちろん喜んでいたに違いない。
娘のピアノで夫の歌をきき、
大好きな浜辺の歌をうたい。
ほこりまみれのビデオテープ
捨てなくて良かった。
父が帰ってきたので見せてみた。
「こんなん出てきたけど!」
見る前から、「あー…」とちょっと渋い顔。
なんと、20年前、
どこでどんなふうに間違えたのが
鮮明に覚えているという。
そう、父はアヴェマリアで
派手に音程を間違え、止まってしまったのだ。
その後の「ろくでなし」では
息を吹き返してたけど(笑)
私は伴奏をちょっと後戻りし、
微笑みながらサポートしていたが
わたしの方は映像を見るまでは
すっかりそんなこと、忘れていた。
でもやらかした当事者はちゃんと覚えてる。
そんなもんなん。
私だってそんなこと、山のようにある('◇')ゞ
父は結局嬉しそうに見ていた。
見終わった後、ありがとう、と言われた。
ビデオテープ。
捨てなくて良かった。
ほこりまみれだったけど
中はじんわりと温かだったのです。
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