切り裂くように跳ぶひとと、風をはらんで跳ぶひとと～女子シングルから思ったこと

坂本花織選手

おめでとうございます！

と、一言では済まないほど

女子フィギュアでは

ややこしいことが起きてますが。

せっかくなのでここでは

坂本選手を見ていて

前から感じていることを書いてみたい。

坂本さんの滑りから

いつも言われることは

「雄大さ」「ダイナミックさ」

「ジャンプの大きさ」「スピード感」

私もそう思いますが、

「何がそう思わせるんだろうか」と

あらためて思うと。

やっぱり「風」かなと。

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当たり前ですが、あくまで私の主観です。

「なんとなくー」の話です。

特にジャンプとか見てるとそう思うのですが、

人によって「2種類」あるように思うんですよね。

跳び方、滑り方に。

切り裂くように跳ぶひと（滑る人）と

浮遊するように跳ぶひと（滑る人）

ロシアの女子選手なんかは前者かなと。

特に両手を上げて

４回転を次々と飛ぶさまは

「ドリル」のように鋭い。

空を切り裂くように細く高く跳び上がる。

一方、坂本さんは私にとっては後者。

（男子では高橋大輔さん）

自らに風をはらんで、

風をまといながら舞い、

浮遊している。

圧のない迫力。

これは、坂本選手を見始めた数年前から

思っていたこと。

たぶん振り付けにもよるところも

あるのかなと思う。

ここのところ、坂本さんの振り付けは

ブノワ・リショーさんと言う方。

なんか独特ですよね。

斜めの動きが多いというか。

身体の動きや線も斜めだったり

丸みを帯びていて、

そこにできた空間に

温かい空気がたまり、

それが風となって

坂本さんともに運ばれていく、

みたいな感じ。

だからかな。

懐の深さも感じる。

ロシアの選手は

バレエの基礎があるからなのか

ひとつひとつのポーズがとても美しい。

キマッテル感じ。

流れというよりも、点の美しさかな。

なんかそれと坂本さんには

いい意味で女性性もあまり感じない。

中性的というか「アスリート」というか。

「人間」を感じるのも

面白くて好きなところです。

自分の心惹かれたものには

自分の大切にしたいものが

隠れているのかもしれない

なので、ちょっとアウトプットしてみました。

それと、樋口新葉選手。

特にショートの演技は泣けるくらい惹かれた。

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