今日のタイトル。
「自分がやってきたことを救ってあげたい」
今回のオリンピックで
初の二冠を達成された
競泳の大橋悠依選手の言葉。
「本番直前に何を思っていたのか」という
インタビューに対してこんなふうに
答えておられたんです。
「強いと思われたい、
金メダルをとってすごいと思われたい、
そんなことはひとつも思わなかった。」
そのあとに続いて
（これまでの苦労や大変だったことに対して）
「自分のやってきたことを救ってあげたい。」
「全部に意味があったことにするには
全部出し切るしかない。」
そう思った、と。
その結果が金メダルだったんですね。
あの場に立てるのは
ほんの僅かな人だろうけど
そうではない私たちもここから
ちゃんとメッセージを受け取ることができるなと
思いました。
こんにちは。
対話空間「旅するコーチング」へようこそ！
「がんばっている自分に優しくなれない」
「自分に自信がない」
「他人に合わせてしまう」
「職場の人間関係がしんどい」
そんな悩みを私との対話で解決し
《何があっても大丈夫な自分》を
生きていきませんか？
ライフコーチの
小国里恵（おぐにりえ）です。
そんな大橋選手の言葉をきいた翌日に
あるクライアントさんの継続セッションを
迎えたんです。初日でした。
*クライアントさんの了解を得てご紹介します。
初日のセッションでは専用シートを使いながら
いろいろな観点からお話をお聴きしていきます。
これまでの人生をどのように歩んでこられたのか。
何を大切にしてこられたのか。
これからどこに向かっていきたいのか。
そのために何を改善したいのか。
繰り返し感じることはどんなことか。
そんななか、
クライアントさんがとても印象的な言葉を
言われていました。
「これまでの30年間、
全部ひっくるめてOKを出したいんです。」
この方はあと数年で
職業人生に区切りを迎えようとされている中で、
本当にいろいろなことを経験してこられました。
楽しかったこと、苦しかったこと。
思うようにできたこと、そうでなかったこと。
もちろん職場だけではなく、家庭においても。
その過ごしてきた時間すべてにおいて
その時できることを精いっぱいやってきた
自分を肯定したい。
そのようなことが私には伝わってきました。
そしてまさに冒頭の大橋選手の言葉を
思い出したんです。
「自分がやってきたことを救ってあげたい」
ああ、このことを言われてるんだなって。
誰よりも自分が自分を救ってあげたいんだなって。
オリンピック本番前の大橋選手と
セッション初日を迎えられたクライアントさんが
とても重なりました。
シンクロしました。
いずれもこれから「向かってゆく」人です。
自分が自分を救いたい！
そう決めて泳ぎ切った先にあった金メダル。
一方、クライアントさんはまだまだ自分の行く末に
半信半疑のご様子でしたが、やはり私は
「もうこの人はきっと大丈夫なんだ」と
いつも同様、静かに湧きあがるものが
あったのでした。
しばらく旅が続きます
これからの道のり、よろしくお願いします。
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