大物主のささゆり・・ | 呑気な頼さん

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私の暮らす磐余の里は桜井市の南西部一帯の古き地名。日本書紀・古事記・万葉集などに数多く登場し十二代もの宮都が置かれた町です。大物主の鎮座する神山「三輪山」の麓には日本最古の市である「海柘榴市(つばいち)」や「仏教天来の地」、日本最古の道「山の辺の道」が通じてます。

 
日本最古の大神神社へ挨拶に伺った後、昨日から開園された「ささゆり園」へ伺いました。今年は遅れているようで3輪の開花が確認できました。このささゆり園は祈祷殿前斎庭の南側斜面に開園されてます。
 

昔、ささゆりは三輪山周辺に群生していましたが、環境に敏感な特徴があり、近年、野山でも目につくことは皆無に等しく珍しい花のひとつとなりました。大神神社では平成5年に、ささゆりの咲き誇る三輪山の復活を目指し、大神神社神社豊年講の皆さんによる「ささゆり奉仕団」が結成、これを機に「ささゆり園」の準備も同時に始められ、平成12年より一般公開されました。
 

シーズン中には多くのささゆりを境内で見ることができます。また、ささゆり園は普段、球根の育成と保護のため閉園していますが、花の季節のみ公開されます。