悲しい知らせ・・ | 呑気な頼さん

呑気な頼さん

私の暮らす磐余の里は桜井市の南西部一帯の古き地名。日本書紀・古事記・万葉集などに数多く登場し十二代もの宮都が置かれた町です。大物主の鎮座する神山「三輪山」の麓には日本最古の市である「海柘榴市(つばいち)」や「仏教天来の地」、日本最古の道「山の辺の道」が通じてます。

 

生まれたての『ツバメ赤ちゃん全滅』・・
今年も事務所の入り口にツバメの赤ちゃんが育てられてます。そんな中、ツバメの巣が大学敷地内で破壊されたというニュースは、多くの人々に衝撃と悲しみを与えました。ツバメは幸せを運ぶ鳥とされ、その巣作りや子育ての様子は多くの人々に喜びと希望を与えます。特に春から夏にかけて、民家の軒先や公共の場所でツバメが巣を作り、その周りを忙しく飛び回る姿は、季節の風物詩とも言えます。

 


しかし、今回のようにツバメの巣が意図的に破壊される事件が発生すると、人々はその行為の背景や意味について考えざるを得ません。大学という場所は、本来、学問や研究を通じて深い知識と広い視野を持つ人間を育成する場です。学生たちは、そこで多様な価値観に触れ、自分自身の生き方や社会への貢献について考える機会を得ます。

 

 

もし大学生がこのような行為に関与していたとしたら、その行為は彼らが学んでいるはずの倫理や共感の欠如を示していると言えます。ツバメの巣を破壊する行為は、単なる器物損壊にとどまらず、命の尊さや自然との共生についての無理解を表しています。大学は、単に知識を得る場ではなく、人間としての成長や社会的責任を学ぶ場でもあります。そのような場で、このような行為が行われたことは非常に残念であり、大学や社会全体でこの問題に対する深い反省と再教育が必要です。

ツバメの巣破壊という行為が注目される中、大学は改めて環境教育や生命倫理の重要性を強調し、学生たちが自然や生命に対する尊重の念を持てるような教育を推進する必要があります。また、社会全体としても、このような行為が再発しないように啓発活動を行い、自然との調和を大切にする文化を育むことが求められます。