広島発祥・・ | 呑気な頼さん

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私の暮らす磐余の里は桜井市の南西部一帯の古き地名。日本書紀・古事記・万葉集などに数多く登場し十二代もの宮都が置かれた町です。大物主の鎮座する神山「三輪山」の麓には日本最古の市である「海柘榴市(つばいち)」や「仏教天来の地」、日本最古の道「山の辺の道」が通じてます。

 

窓際族のサラメシ『牡蠣飯』・・
今日の磐余の里の朝は雨でしたが青空が広がり出しました。そんな中、季節の牡蠣飯を食しました。牡蠣飯は牡蠣の炊き込みご飯で、酒や醤油などで調味した、ご飯が炊き上がる直前に牡蠣を入れて蒸らします。

 

 

 

牡蠣飯の歴史としては牡蠣の養殖が盛んな広島県江田島市周辺で作られ牡蠣の旨味をふんだんに楽しめる炊き込みご飯となりました。 広島の牡蠣食の歴史は長く、古くは縄文・弥生時代から天然のかきを食べていたことが、貝塚から出土した殻により分かるそうです。また1500~1600年代には養殖が始まったと考えられ、今では広島県の牡蠣の水揚げは全国の6割を占めるます。このあたりの湾は、波が静かでありながら潮の流れが適度にあり、また湾に河川が流れ込むことにより、梅雨時期から夏にかけて、海水中の塩分濃度が薄まる層が生まれ、牡蠣が好む環境になります。また中国山地から流れ込む栄養素など、牡蠣の成育に良い条件が揃っていることもあり、広島牡蠣は身が大きく濃厚な味わいが特徴とされます。