春の笑顔・・ | 呑気な頼さん

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私の暮らす磐余の里は桜井市の南西部一帯の古き地名。日本書紀・古事記・万葉集などに数多く登場し十二代もの宮都が置かれた町です。大物主の鎮座する神山「三輪山」の麓には日本最古の市である「海柘榴市(つばいち)」や「仏教天来の地」、日本最古の道「山の辺の道」が通じてます。

 

春風に揺れる『蓮華草』・・
今日の磐余の里は晴天に恵まれた一日でした。そんな中、自宅横の田んぼの畦に蓮華草(レンゲソウ)が咲きだしました。別名は紫雲英(ゲンゲ)ともよばれ、花が一面に咲く姿を遠くから見ると、低くたなびく紫の雲のように見えることから名付けられました。余談ですが、ミツバチの作るレンゲ蜂蜜は最高級品とされます。蓮華草は田植え前に育てることで、土の中に窒素(肥料)を増やす効果があることから「緑肥(りょくひ)」とよばれます。蓮華草は根の部位にコブ(根粒)があって、この中に「根粒菌」という細菌を住まわせ、その根粒菌から養分を頂く仕組みです。また、蓮華草の若芽はおひたし、汁の実、油いため等々食用になり、 民間薬としても利用されてます。