非常に短い怖い話、京都府のとある学校を休み、現実逃避をまだ知らない小学生が、野山を歩いていた。少年が求めていたのは、ここ(現実)ではない自由で幻想的な世界だった。しかし来る日も来る日もそんな世界は見つからない。次第に少年は絶望する。うまく説明できない感情、心境、意味も分からず叫びたい衝動に駆られ、泣いてばかりの毎日を送る。

 

多くの人がこのような状況に陥ったと思います。夢見て叶わなくて思い知る。みたいな。

 

 

山口県の高校に通う女生徒は、長い間、集団生活に馴染めず、しばしば登校を拒否していた。

 


しかし、ある日、彼女は不思議と心が軽く、普段の重苦しさを感じることなく学校へと向かった。
教室に着くと、彼女はいつもの席に座り、授業の準備を始めた。それは普通の一日の始まりのように思えた。

しかし、授業が始まる前の静けさの中で、開け放たれた窓の向こうから、不思議な声が聞こえてきた。
「ねえ、誰かちょっとこっち来てくれない」という声だ。
この声は、下の階の教室から聞こえてきたように思えたが、周りの誰もその声に反応する様子はなかった。
女生徒は、好奇心と不安が入り混じった心持ちで、ゆっくりと窓に近づき、外を覗き込んだ。



その瞬間、
彼女は信じられない光景を目の当たりにした。
窓の外には、人間とは思えない青白い長い手が伸びてきて、彼女の髪を掴み、強い力で引っ張った。
その力はあまりにも強く、女生徒は突然の出来事に驚き、抵抗する間もなく二階の窓から地面に叩きつけられた。
しかし、幸運にも彼女は茂みの上に落ちたため、奇跡的に無傷で済んだ。



「ちっ、逝かせられなかったか、ざまぁw」という、嘲笑うような声が再び聞こえてきた。
その声は、敵意とも取れる冷たさを帯びており、女生徒を深い恐怖に陥れた。
しかし、この恐ろしい経験が意外な展開をもたらすことになる。
この出来事がきっかけで、女生徒を以前から気にかけていた同級生が、彼女に対してより積極的にコミュニケーションを取るようになったのだ。
徐々に彼女は、同級生との交流を通じて、学校生活に馴染むようになり、以前ほど登校を拒否することはなくなった。
この出来事は、彼女にとって不幸中の幸いとも言える転機となり、学校生活における新たな一歩を踏み出すきっかけとなった。

 

 

 

ホームレスの男性が岐阜県の山中に辿り着いたのは、秋も深まるある夜のことだった。

彼の人生は数々の不運と誤解により、都会の喧騒を離れ、人目を避けるようにしてこの隠れた場所を求めていた。

ブルーシートと拾い集めた材料で作ったその簡易テントは、彼にとっての最後の避難所であると同時に、彼の絶望と孤独の象徴でもあった。

 

彼はかつては普通の生活を送っていたが、仕事を失い、家族との繋がりも途絶えがちになり、社会から徐々に取り残されていった。この地に来た当初は、自然の中で新たな始まりを切ることができるかもしれないという希望を抱いていたものの、やがてその希望も冷たい現実によって打ち砕かれた。

食べ物は乏しく、冬の寒さは厳しく、孤独は日増しに彼の心を蝕んでいった。

夜な夜な、彼は過ぎ去った日々を思い返し、何が違っていれば、どうすればよかったのかと自問自答を繰り返した。

しかし、答えは決して彼のもとへは戻ってこなかった。

彼に残されたのは、先の見えない不安と、失われた時間への後悔だけだった。

彼の心は虚しさと悲しみで満たされていたが、それでも彼は生き続けた。

何かを変えることができるかもしれないという微かな希望を胸に、毎日をただひたすらに生き抜いていた。

しかし、彼の存在は世間から忘れ去られ、彼がこの地に辿り着いた本当の理由も、やがて彼自身からも忘れ去られていった。

 

 

 

大人になればその利用頻度は高まるタクシー、私の場合、初めて乗ったのはよく覚えていませんが小学3年生の夏だったような記憶があったりなかったり。祖母の家を目指しているのですが、運転手さんに説明しながら向かっているにもかかわらず、まったく見たこともない風景になり、非常に困ったような記憶があったりなかったり。口でうまく説明できないことと、まったく違う風景だということを説明すると、運転手さんは「ああ、なるほど、わかりました」みたいなことを言い出して、なんと祖母の家に到着できたのです。お金を支払ったかどうかも覚えていません。。

夏の終わり、都会で育った少年は初めて父の故郷、山深い田舎へ帰省した。

父から聞いていた懐かしい話を思い浮かべながら、少年は一人で山を歩き散策することにした。

古くから伝わる自然と共生する生活、祖父母が語る過去の物語。そんな想いを胸に、少年は歩き続けた。

 

 

やがて、少年は材木や鉄鋼が散乱する広い空地に辿り着いた。

その場所はかつて工場があった場所で、今は子供たちの遊び場と化していた。

そこには、貧相な恰好をした同年代の少年少女が遊んでいた。

彼らは少年を見つけると、すぐに友達になろうと誘い、空地に放置されたものを使って鬼ごっこやかくれんぼで盛り上がった。

少年は初めての体験に心躍らせ、彼らとの時間を楽しんだ。

 

しかし、その平和な時間は長くは続かなかった。

突然、聞き慣れない警報が鳴り響いた。一瞬の静寂の後、一人の少女が叫んだ。

 

「空襲警報だ! 早く、こっちへ!」

 

 

少年は彼らに従い、死に物狂いで走り出した。

見慣れた家々は古びており、ガラス窓には防空のためのバツの字がテープで張られていた。

古びた寺の軒下に身を潜めると、空は雷鳴のような破裂音と爆発で覆われた。

周囲は衝撃波で揺れ、少年は新たな友達と手を繋ぎ、互いに守り合った。

恐怖と絶望の中、彼らは互いの安全を祈りながら泣き喚いた。

やがて、全てが静まり返った。

少年が周りを見渡すと、そこには少年少女の姿はなく、代わりに白骨と化し朽ち果てた躯が彼を守るように覆いかぶさっていた。

彼らは長い間、この世に忘れ去られ、寂しさに耐えていたのだろうことを察した。

少年は急いで近所の人を呼び、警察と親を連れてきた。調査が進むにつれ、少年が出会ったのは第二次世界大戦中に空襲で亡くなった子供たちの霊だったことが明らかになった。

 

 

彼らは遊びを通じて少年に過去の悲劇を伝え、自らの存在を世に知らしめようとしていたのだ。

この出来事は少年に深い印象を残し、彼は帰省の度にその場所を訪れ、友達に花を捧げ続けた。

彼らの物語は、戦争の悲劇を忘れず、平和の大切さを次世代に伝える重要な教訓となった。

少年と彼らの絆は、時間を超えた奇跡の物語として、長く語り継がれることになる。

 

 

 

 

山の奥深く、一行は地図とコンパスを頼りに進んでいた。

旅の計画は完璧で、地形も熟知しているはずだった。

しかし、彼らが辿り着いたのは予定とは異なる未知の道。

地図にはない標識が立ち、道も地図上に記されたものとは全く異なるものだった。

最初は単なる間違いかと思われたが、コンパスと地図を何度照らし合わせても、彼らの位置は確かに正しいはずのルート上にあった。

時間が経つにつれ、空は暗くなり、森はさらに密になっていった。

一行は不安に駆られ始める。

彼らが見たこともない種類の植物が道沿いに生い茂り、奇妙な鳥の鳴き声が耳についた。

それはまるで異世界に足を踏み入れたかのような感覚だった。

進むにつれ、さらに奇妙なことに気づく。

標識は古びているにもかかわらず、明らかに新しく設置された跡があった。

そして、その標識は彼らをさらに深い森へと誘うかのように配置されていた。

ある標識には、まるで警告するかのように

 

「立ち入り禁止」

 

と書かれていたが、その文字はいびつで、不気味な雰囲気を漂わせていた。

夜は深まり、一行は不安と恐怖で身動きが取れなくなる。

火を起こし、野営することにしたが、夜通し奇妙な音が絶えず、眠ることはほとんど不可能だった。

風が吹くたび、木々は嘆くような声を上げ、時折、彼らのテントの周りを何かがうろつく音が聞こえた。

翌朝、再び道を探し始めたが、今度は彼らの足跡すら消えていた。

地図と現実の風景が一致しないこの場所で、彼らは完全に方向感覚を失ってしまった。

そして、その時、彼らは理解した。

この山は彼らを迷わせ、自らの深淵へと引き込もうとしているのだ。

日が経つにつれ、一行は食料や水も尽きかけ、絶望的な状況に陥った。

しかし、奇跡的に、彼らは山を抜ける古い獣道を見つけた。

その道は彼らを山から導き出し、最終的には文明のある場所へと戻ることができた。

しかし、彼らが体験したことは誰も信じてくれなかった。

地図に記されたルートを外れ、山の深くに潜む不可解な真実と、途方もない恐怖を。

 

 

 

集落で暮らす貧乏人の角(かく)、勝手な思い込みや、そのナリのせいで、誰からも理解が得られず、一方的な暴力に力尽きる。 ある一定の力を持つ権力者が騒げば、周りも同調する、追従するかのように薄れゆく意識の中、角は絶望する。この話の結末は、一体どんな作用が働き、現代に伝わったのか、気を楽にして、想定出来うることを考えながら、そして角の心境を思いながら聞いてください。 #限界集落 #農村 #大正時代 #圧倒的不利 #絶望 #怪談 #怖い話

 

 

 

 

 

ある夏の夜、地方の小さな村に伝わる怪談が、再び現実のものとなった。村の外れにある古びた神社の裏手には、昔から「忘れられた池」と呼ばれる場所がある。この池は、昼夜を問わず常に静寂に包まれ、水面には決して光が反射しない。村の人々は、その場所を避け、池の存在について話すことすら忌避していた。

その年の夏、都会から来た一人の若者が、村の風習に興味を持ち、忘れられた池を訪れることにした。彼は、夕暮れ時に池の周囲を歩き始め、不思議な静けさと漆黒の水面に魅了された。しかし、彼が池の一周を終えようとした瞬間、水面が突如として波打ち始め、深い霧が立ち込めてきた。彼は恐怖を感じながらも、その場から動けずにいた。

霧が晴れると、水面には美しい女性の姿が映し出されていた。彼女は水面から彼を見上げ、悲しげな声で話し始めた。「私はこの池に囚われた霊。長い間、誰かが私をここから解放してくれるのを待っていたの。あなたがその人かもしれない。」若者は霊の哀れな物語に心を動かされ、彼女を救い出す方法を尋ねた。霊は「真夜中に再びこの場所に来て、池に身を投げれば、私の鎖から解き放たれるだろう」と告げた。

若者はその夜、約束通り池に戻り、霊の言葉に従って水へと身を投じた。しかし、彼が水面に触れた瞬間、霊の姿は消え、代わりに無数の手が彼を水深く引きずり込んでいった。村人たちは翌日、池の畔で若者の遺体を発見した。彼の表情は、言葉にできない恐怖で歪んでいた。

以来、忘れられた池にはさらに深い恐怖が纏わりつき、誰も近づくことはなくなった。若者が最後に見た霊の真実は、池の深淵に永遠に秘められたままである。

 

 

 

これは私がたまたま海外出張した時にふと思ったことを書いています。

乗り合いタクシーとは、同じ方面へ向かう不特定多数の乗客が相乗りで利用するタクシーのこと、今回の場合は海外に向かう人々の物語となります。

 

 

「乗り合いタクシー」

深夜、空港へ向かう道中での出来事だった。乗り合いタクシーには俺を含め数人の客が乗っていた。それぞれが目的地に思いを馳せている中、タクシー運転手が突如としてブレーキを踏んだ。車は急停止し、乗客全員が前の座席に体を乗り出す形になった。

運転手は深く一息つき、「お客様、大変失礼いたしました。どうぞお入りください」と、まるで誰かを迎え入れるかのように車のドアを開けた。しかし、外には誰も見えない。車内の乗客たちは、互いに顔を見合わせて疑問符を浮かべた。一体、誰が入ってきたのか。その瞬間から、車内には言い知れぬ恐怖が漂い始めた。

運転手は再び車を走らせると、しばらくしてから乗り合い客の名簿をチェックし始めた。「あれ、お客様、お名前何でしたっけ?」と、まるで目に見えない誰かと会話をしているかのように話し始めた。「ああ、そうでしたよね。すいません」と、運転手は一人で頷き、やり取りを続けた。

車内の空気は一層重くなり、乗客たちは互いに話すこともなく、ただその異常な状況を受け入れるしかなかった。空港に近づくにつれて、運転手の様子もおかしくなっていった。彼は時折、空席に話しかけたり、笑ったりするのだ。

最終的にタクシーは空港に到着した。乗客たちは一刻も早くその場を離れたい一心で、荷物を手に車を降りた。しかし、運転手は「またのご利用をお待ちしております」と、にこやかに言った後、何もない空席に向かって深々とお辞儀をした。

その夜、誰もが体験した恐怖は言葉にできないものだった。空港へ向かう道中で出会った目に見えない「乗客」の存在は、今もなお彼らの心に深く刻まれている。それはただの幻だったのか、それとも...。

あるユーチューバーグループが、滋賀県にあるという限界集落を訪れることにした。彼らの目的は、過疎化が進むこの集落の不気味な雰囲気と、そこにまつわる噂を探求することにあった。集落に到着した彼らは、すぐにその場の異様な静けさに気付く。古びた家々は人の気配を一切感じさせず、荒れ放題の田畑は長い間手入れされていないことを物語っていた。

撮影を始めた彼らは、集落内を探索していくうちに、不可解な現象に遭遇する。道具が勝手に動いたり、誰もいないはずの空間から足音が聞こえたりするなど、説明がつかない出来事が次々に起こる。特に夜になると、その現象はさらに増していき、一行は恐怖に怯える。

ある夜、彼らは集落の古い祠で奇妙な光を目撃する。カメラを回しながら近づいた瞬間、突如周囲の空気が凍りつくような静寂が訪れ、その後、耳をつんざくような悲鳴が響き渡った。その声は人間のものではなく、彼らは恐怖のあまり逃げ出すことになる。

しかし、その夜を最後に、グループのメンバーの一人が行方不明となり、残された映像にはその人物を最後に見た時の恐ろしい光景が記録されていた。生き残った男性は、友人を探し続けたが、結局見つけることはできず、その集落から逃げ出すことになる。

後日、彼は不法侵入の罪で地主から訴えられる。法的な問題に直面する中、彼は集落での不可解な経験と、失った友人の記憶に苛まれる。訴訟という現実の問題と、説明できない超自然的な恐怖の両方に直面し、彼は二重の苦しみに晒されていた。この出来事は、彼にとって一生消えることのない深い傷となり、彼の人生を永遠に変えることになる。