3日目。


・オペレーションマネジメント特論2

通産省のアクションSCMの事例。

アクションSCMとは補充発注ではなく予測発注をサプライチェーン全体で連動させようという仕組みらしい。昔はSCMというものは当たり前にこういうことをやるもんだと思っていたなあ。あまり知った分野ではないが今日の話はそうとうレベルが高かった気がする。理解するのが大変だった。


P&Gが野心的な取組をしたが、マイカルの売り場ではそのプロジェクトから外れた花王の売上の方が高かったらしい。それは現場の販売員の営業力につきる。当たり前の話だけども、講義の中ではひたすら野心的SCMの話が中心だっただけに新鮮に聞こえた。


・CRM特論

引き続き講義中心。

今日は顧客の性質の変化とそれを機会としてどう企業として対応するかというお話。顧客がプロ化、ステルス化、ネット化されると、大企業は不利になる。月曜の富山先生の話に通じる社会の構造変化にどう適合するか。脅威を機会に変えられたものが勝つということ。まだまだ話が飲みこめていないかなあ・・・。


・エンタープライズアーキテクチャー特論2

地域振興についてのプレゼン発表。

道州制と低炭素研究を合体自治区。老人ホームと保育所の合体。ひたすら夢を語る方向で臨みました。しゃべりはボロボロ汗実現性のソロバン勘定を抜きにした話は面白かったですにひひ


・チェンジマネジメント特論2

レストランチェーンのコスト削減業務改革ケース。

今日の山場。先生はブーズの佐藤先生。8つの改革ステップを織り込んだ現場での業務展開の話は圧巻であった。面白かったのはプロジェクト体制とメンバー選定の話。いかにコンサルタントのポジションを確保しつつ、反対者を外しつつ、しかしプロジェクトの成功のためにメンバーをプロジェクトの賛成・反対ではなく目的適合の観点で形成するか。課題中にも悩んだところだ。


一見すると矛盾しまくりだが、けっきょくのところプロジェクトを成功させるという観点でみてどれだけ効果的かで考えていけばすっきりする。この辺はSEとしてはパンドラの箱。けっして首を突っ込むなという不文律があった領域だ。むしろいかにお客さんのごたごたに巻き込まれないかをリスク管理としていたものだ。なぜそうなるのかというのは面白いテーマなので気が向いたら別の記事にでもまとめてみよう。


終了後には業務改革って大変ですよね~何がやりがいなんですか?と聞いてみた。当たり前の質問をして当たり前の回答をいただいたのだがそれを言い切れるのがすごいよな~・・・。改めてコンサルタントの職業というものを考えてみる。

3回目。


引き続きポートフォリオ理論の統計面からの説明。


・思ったこと

ポートフォリオのメリットは①悪い事態が同時に発生する確率を下げる②利益と損失のブレ幅を減らすの2点。これが共分散と相関係数によって説明できる。ブレ幅を少なくしたのは投資信託などでの低リスク低リターン商品。悪い事態の同時発生確率を下げるのは高リスク高リターンの株式を買う時に違う商品を複数買うことと言えるのかな・・・。結局のところ両者は相関係数がどれだけMAXに近いかの度合いとも言える。・・・とここまではわかるんですが統計グラフや計算式の説明までは・・・?難しいなあ^_^;

KIT授業用として。

crmマーケティング戦略―顧客と共に (Best solution)/三谷 宏治

¥2,100
Amazon.co.jp

前著はCRMとしていくつか読んだ本の中でももっとも勉強になった本だった。はるか天上世界の話でもあったがああCRMってこういうことだったんだ!と思ったものだ。

こちらはマーケティング、それもネットを中心に切り込んでいく。2年程前はさすがにここまで行くとSIerの立場では訳分からんなと思ったものだが今回手に取るとふつうに読めたので驚いた。KITの数カ月の成果かなあニコニコ

まあ冷静に分析するとSEとしてではなく普通の消費者の立場で読んだ方がかえってすっと入ってくる内容だ。もっともベストな対象者は「自社」のCRM戦略を企画考案する立場だろうか。


ネットを中心とした顧客の変化を、他社に差別化するための機会としてどう活用するか、またROIなどの計量面からのマネジメントがバランスよく記載されている。ケーススタディは前著より焦点が前半の理論面と整合が取れている感じだ。


こう見るとCRMも面白いなと感じる。でもシステム業界的にはどの辺が専門部隊を抱えて事業化するほど金ありそうかは「?」マークだ・・・・。パッケージングできるのはやっぱりコールセンターやeメールぐらいだろうか?


コンセプトを具現化できるかは、他のシステム以上に顧客会社の自社としての思いや知恵が成否を左右する分野な気がする。経営者なり担当者なり個人のアイディアや実行力の重みがより大きくなる。


それは業務システムは自社の社員が社内の目的に使うことに対して、このようなシステムは自社以外の人間がどれだけ集まってくるかに左右されるからだ。まさに営業そのもの。コンサルタントも重要だろうなあ・・・得意げ


★★★★★  (2009年9月第2週)