MusiCinemania by Uzo★mUzo

解説

 超個人的なブログです。

映画MY MOVIE AWARDS


 前年の10月1日から当年の9月30日までに劇場公開・DVD発売・テレビ放映された作品で、
視聴したものの中から選んでいます。


ヘッドフォンMY MUSIC AWARDS(2010年で廃止)

 

 前年の10月1日から当年の9月30日までに発売・公開され、

購入・視聴した作品の中から選んでいます。


カラオケ世界紅白歌合戦

 前年の10月1日から当年の9月30日までに発売された作品の中で、
気に入ったものを、紅白形式で選出しています。

カチンコMovie Review


CDMusic Review

 自分が視聴した作品の感想を 自分勝手な解釈で書いています。

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あまろっく

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カチンコ2024/4/19

監督 中村和宏
脚本 西井史子
原案 中村和宏
音楽 林ゆうき、山城ショウゴ
主題歌 アルカセ/ユニコーン

出演

近松優子/江口のりこ(幼少期:後野夏陽、高校時代:別所美紀)
近松早希/中条あやみ(幼少期:黒崎紗良)
近松竜太郎/笑福亭鶴瓶(青年期:松尾諭)
近松愛子/中村ゆり
南雲広樹/中林大樹
広樹の母/紅壱子
鮎川太一/駿河太郎(幼少期:宇治本竜ノ助)
高橋鉄蔵/佐川満男
昌子/久保田磨希
大塚孝弘/朝田淳弥

高校教師/高畑淳子
社長/浜村淳

上司/佐渡山順久
葛原/中村凜太郎
社員/垪和美咲、山本真菜、しまずい香奈、真丸
司会者/上田悦子
シノ/橋本季依
クラスメイト/河井蘭、一爽
近所の子/中谷悠希、岩崎益士
コンビニの店員/寺田光
市役所の職員/佐々木瞳
三和本通商店街などの人々/
後藤健司、南谷峰洋、パピヨンズちよみ、代走みつくに、華井二等兵
リサ/峰松布美
ピアノ奏者/竹本玲美

(あらすじ)

優子は京大を出て
一流企業で働く優秀な社員だったが、
パワハラが原因でリストラされる。

実家のある尼崎に帰った優子。
母・愛子はすでに亡く、
父・竜太郎は小さな町工場の社長。
竜太郎は優子の帰宅を喜び、静かに見守る。

優子が働くこともなく5年が過ぎた頃、
竜太郎が20歳の公務員・早希と再婚する。

(感想)

旅行したことがある尼崎が舞台であること、
予測不可能で面白い江口のりこ主演作であること、
佐川満男の遺作であることで観賞してみた。

私は好きではないが、鶴瓶がいい味を出していた。

で、監督が「尼ロック※と父親の存在を重ねてみた」って
言っていたんだけど、うまく重なっていた。
震災もね。
※尼崎閘門のこと。
尼崎市の治水・高潮対策と、
臨海部の船舶利用を両立させる目的で設置されている。

令和の日本映画に増えた
凄く昭和なタッチで、結末も昭和型。のほほん。
優子と早希(あやみにはクセがありそうだが)が遺産相続で揉めたり、
南雲を奪い合ったりしない。(バブル型)
南雲の母の存在が軽いのも
肉親の描き方にご都合主義が増えた令和っぽい。
京大出て一流企業勤務していた息子が、
小さな町工場の婿養子みたいになったら、
大反対して嫁さんをイビると思うんだけど、そういうのはない。
物足りない。非現実的。

でも、江口のりこを観ているだけで退屈しないし、
悪い気分にはならない。
だからそれでよし。

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7/13,7/27-
♪A Bar Song (Tipsy)
Shaboozey








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8/3
Ate
Stray Kids

♪Chk Chk Boom





5/4-7/20,8/10-8/24
The Tortured Poets Department
Taylor Swift

♪The Smallest Man Who Ever Lived



8/31
F-1 Trillion
Post Malone

♪Guy for That ft Luke Combs






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英題:(ab) normal desire

カチンコ2023/11/10

監督 岸善幸
脚本 港岳彦
原作 朝井リョウ
主題歌 呼吸のように/Vaundy

出演
寺井啓喜:稲垣吾郎
桐生夏月:新垣結衣(中学時代:滝口芽里衣)
佐々木佳道:磯村勇斗(中学時代:齋藤潤)
諸橋大也:佐藤寛太
神戸八重子:東野絢香
寺井由美:山田真歩
越川秀己:宇野祥平
西山修:渡辺大知(中学時代:浅川大治)
那須沙保里:徳永えり
矢田部陽平:岩瀬亮
高見優芽:坂東希
夏月と佳道の中学時代の担任:山本浩司
右近一将:鈴木康介
久留米よし香:森田想
西山亜衣子:佐々木茜
夏月の父:遠藤たつお
夏月の母:伊東由美子
寺井泰希:潤浩
ミワ:白鳥玉季
少年(買春被害者):市川陽夏
佐藤(万引き犯):松岡依都美
吉澤かおる:高橋春織
富吉奈々江:市原茉莉
富吉彰良:大城龍永
龍一:関本巧文
さくら:清瀬やえこ
佐々木佳道の上司:荒木秀行
穂波辰郎:石橋侑大
桂真央:中野有華子
アナウンサー:橋口秀一
ドイ(コメンテーター):土井きよ美

(あらすじ)

横浜で暮らす
息子が不登校になっている検事の寺井、
極度の男性恐怖症の神戸と、
同じ大学に通う
ダンスの才能があり、準ミスターにも選ばれた大也。
広島で実家暮らしを続ける桐生と、
その同級生で横浜から帰って来た佐々木。

ダイバーシティ、YouTube、特殊な性癖、
水が彼らに繋がりをもたらす…

(感想)

コンプライアンス、コンプライアンス、
ああ、コンプライアンス…
コンプライアンスにこだわりすぎて
ばかばかしく低次元な問題が作り出されるようになった昨今…

噴き上げる水に興奮を覚えることは
そんなに深刻なこと?
「へえ、そうなんだ、変わってるね」で終われることじゃない?
それが優しさなのでは?
ロリコンと一緒にすること?
ロリコンは被害者が出ることだから
いけないことに決まってるけど、
水フェチは誰か悲しい思いをする?傷つく?
水道代はかかるけど…(笑) ・・・その程度のことだよ。
そんなことで苦悶してんじゃねーよ、ってことを
わざわざ問題にしちゃうのが
コンプライアンスの必要悪のような気がする。
物事の仕分けがわからない、
相手のことを思慮出来ない、幼稚な人間の多さに驚くんだけど、
「ああ、そうなんだ」で終わらせることで救われることのほうが
断然多いはず。
返って悩み・病み・闇を増やしているような気がするのだが…

あ~あ、本当に嫌な世の中になったなぁ…

岸監督がシリアスに映像化しているので、
始末に負えない。

東野絢香が気持ち悪くて役にピッタリだった。
絶対に近くにいないで欲しい、病みを増やすだけだから。

ガッキーがますます嫌な顔つきになっていた。
役柄のせいだけじゃないと思う。
かわいくないガッキーに女優としての存在価値はない、
ただかわいいだけの人だから。
賞味期限切れ。

稲垣吾郎は嫌いだけど、思い入れ持っちゃった。
私は彼は何もおかしくないと思う。

佐藤寛太にはこれから注目。

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映画2023/11/3
CD2024/8/2

原題:AS BESTAS
英題:THE BEASTS

監督・脚本 ロドリゴ・ソロゴイェン
脚本 イザベル・ペーニャ
音楽 オリヴィエ・アルソン

出演 
アントワーヌ/ドゥニ・メノーシェ
オルガ/マリナ・フォイス
サン/ルイス・サエラ
ロレンソ/ディエゴ・アニード
マリエ/マリー・コロン

(あらすじ)

元教師のアントワーヌと妻のオルガは、
長年の夢だったスローライフを実践すべく、
母国のフランスからスペイン北西部の寒村に移り住み、
有機野菜を栽培して売る傍ら、古民家の修復に励んでいた。
夫妻には母国で暮らすシングルマザーの娘・マリエがいる。

慢性的に苦しい財政事情を抱える村は、
風力発電を誘致しようとしており、
それに反対するアントワーヌ夫妻は孤立。
隣人のシャンとロレンソ兄弟は、
そもそも夫妻を敵対視していたが、
嫌がらせがエスカレートしていく。

(感想)

なんと!実話の映画化。
(実際はオランダ人)

日本でご近所トラブルや
外国人トラブルを頻繁に目にするようになっているので、
私はスローライフする気はまるでないけど
自分とは無関係とは思えなかった。

アントワーヌ役のドゥニ・メノーシェの風貌がよかった。
こういう役者が今日本にいないんだよなぁ。
韓国にはマ・ドンソクがいるのに(笑)

マリナ・フォイス演じたオルガの
冷静沈着で芯が強いところも
役どころの魅力とリアリティにつながっていた。
アントワーヌが登場しなくなってからも退屈しなかったのは、
その中でオルガの性格がきちんと描かれていたからだと思う。

ワル兄弟役のルイス・サエラとディエゴ・アニードも設定どおり、
きちんと教育を受けていない感じ、
狭い世界で生きてきた感じがよく出ていた。
こういう兄弟って地方にいそうだ。

凄くいいキャスティングだった。
ワル兄弟に懐いちゃうバカ犬には苦笑だったが、
バカ犬が懐いちゃうんだから
本来バカ兄弟は悪人ではないのでは?とも思ったり…

後味はいいような、悪いような。
実際には禁固10年になったらしいけど…

スローライフっていうけど、
日本国内での移動もあれこれ問題ありそうなのに、
異国っていうのはもう、本当に大変なんだな…ってことを
夢見がちな思考で移住しようとしている人は
これを観て再考したほうがいいかも。

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カチンコ2023/11/17
CD2024/7/10

監督・脚本 品川ヒロシ
原作 井口達也、みずたまこと
音楽 武史
主題歌 HIDEOUT/JO1

出演者
井口達也/倉悠貴
安部要/水上恒司
丹沢敦司/醍醐虎汰朗
皆川千紘/与田祐希(乃木坂46)
長嶋圭吾/與那城奨(JO1)
目黒修也/大平祥生(JO1)
沢村良/金城碧海(JO1)
田口勝/小柳心
武藤将吾/久遠親
今井啓二/山崎竜太郎
下原一雅/宮澤佑
下原孝二/長田拓郎
下原賢三/仲野温
石戸/じろう(シソンヌ)
少年院の教官/大悟(千鳥)
焼肉屋「三塁」の客/庄司智春(品川庄司)
伊丹静香/渡辺満里奈
伊丹九蔵/杉本哲太

(あらすじ)

少年院から出た千葉の「狛江の狂犬」こと
井口達也は、
西千葉に住む叔父夫婦に預けられ、
彼らが経営する焼肉店で働きながら
保護観察下の更生生活を始める。
保護観察官の石戸は達也の更生を全く信じていないが、
叔父の九蔵は「達也はバカだがクズではない」と言い、
その妻・静香も優しかった。

達也は千葉の暴走族「斬人(きりと)」の
副総長・要と出会い、
始まりは喧嘩だったが、仲良くなっていく。
静香は達也に友達が出来たことを喜ぶ。

達也は要に誘われて、
たまり場であるボウリング場での族の集会に行く。
反目し合いながらも
総長の敦司やメンバーたち、
亡くなった先代総長の妹で
ボウリング場で働いている千尋との関わりが始まる。

だがそのことで、
斬人を潰そうとする半グレ集団「爆羅漢(バクラカン)」との争いに
巻き込まれることになってしまう。

(感想)

品川の友達でもある、
原作者の実体験を映画化。

前時代的であり、
私には関係のない世界の話であるはずなのだが、
最近日本に中国人やベトナム人が増えて、
蛮行が報じられることが多いので、
それらとはなんか重なるなぁ、と思って不穏な気持ちになった。

品川作品でいつも気になるんだけど、
喧嘩で頭を攻撃するんだけど、
こうなると喧嘩じゃなくて殺人だよ。
こんなシーン作っちゃだめだよ。
こういうバカ映画を
模倣したがる奴は絶対いるんだから。
作者もその辺に注意を払えないなんて
不良失格だよ。
品川は不良じゃなかったんだろうね。
単純に、アクションは凄いけどね。

同年代なのでね、
自分がこの年齢だった頃、
渋谷にチーマーが出てきて、
メンバーには権力者の子息が多くて、
素手では戦わなくて、
クスリが出回るようになって…っていう、
爆羅漢には当時の東京の不良の不気味な感じがよく出ていた。
武器がないとへなチョコなところもポイント。

また、千葉と埼玉はよく比較しちゃうんだけど、
ヤンキーの県民性の違い-
海で漁をし、山で猟をしていた野性味と野蛮味のある千葉と、
人相手に商いをするしかないので、表向きの社交性はある埼玉-(自説ね)が
よく出ていた。

なんといっても
要役の 元 岡田健司→ 現 水上恒司が光っている。
彼は別格。

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ビニールハウス

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原題:비닐하우스
英題:Greenhouse

映画2024/3/15
CD2024/8/25

監督・脚本 イ・ソルヒ

出演
ムンジョン/キム・ソヒョン
テガン/ヤン・ジェソン
ファオク/シン・ヨンスク 
チュンファ/ウォン・ミウォン 
スンナム/アン・ソヨ

(あらすじ)

ムンジョンは、訪問介護の仕事をしながら、
ビニールハウスに住んで貯蓄をし、
少年院にいる息子と暮らす日を夢見ている。

勤務先の主人・テガンは盲目で、とても親切。
だが、妻のファオクはアルツハイマーで、
ムンジョンに殺されるという妄想を抱いており、
とても暴力的。
テガンは、自身にも
アルツハイマーの症状が出て来たことを知る。

ムンジョンの母・チュンファもアルツハイマーで入院中。

ムンジョンには自傷癖があり、
グループセオリーに参加する。
そこでスンナムと知り合う。
スンナムと親しくなっていくムンジョン。
天涯孤独な彼女には
「先生」という愛人がいるそうだが、
どうやらDV傾向があるようだった。
セオリーのリーダーは、
スンナムには問題があるので
深い付き合いはしないようにムンジョンに忠告する。

ムンジョンは義弟と肉体関係があり、
彼がテガン宅を訪れて来る。

テガンが友人と会食に出かけた日、
ファオクがムンジョンを襲う。
そして揉みあううちに
ファオクは頭を打って死んでしまった…

(感想)

キャッチコピーは
半地下はまだマシ」

おもしろそうだったし、
石井裕也監督が
「納得できない現実を無理に笑って
飲み込み続けている人に観て欲しい」とコメントしていたので、
観てみた。
自分もそうだし…ってか、ほとんどの人がそうじゃないかな。

でも、この映画を観て共感はないな。
人間ってまず、どんな状況でも
毅然としていないとだめだね。

ファオクが死んだのだって正当防衛を主張出来たと思うし、
テガンなら事情を察してくれて、
その後の態度を変えたりしないように思ったけど。

だけど面白かった。
韓国人は嫌いだけど、
韓流映画はやっぱりおもしろい。
登場人物たちをつなげるのがうまい。

ムンジョンの、
追い詰められて余裕がなくなっていく感じもよくわかった。
キム・ソヒョンは適役だった。

自責から自傷する人っているけど、
自分には全くない思考行程だからとっても不思議。

アルツハイマーの描写にリアリティがあった。
アルツハイマーになってまで生きないといけない人間の哀しさを思ったり…

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復讐の記憶

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カチンコ2023/9/1
CD2024/1/25

原題:리멤버
英題:REMEMBER

監督・脚本 イ・イルヒョン(이일형)
脚本 ユン・ジョンピン
音楽 ファン・サンジュン

出演
フレディ/イ・ソンミン (이성민)
ジェイソン/ナム・ジュヒョク (남주혁)               

チョン・マンシク (정만식)
パク・グニョン (박근형)
ユン・ジェムン (윤제문)
ソン・ヨンチャン (송영창)
チェ・ミンチョル (최민철)
ムン・チャンギル、パク・ピョンホ

(あらすじ)

FRIDAYSで働く80歳のフレディと、
同僚で20代のジェイソンは
年齢を超えて親友のような間柄。

フレディは
脳腫瘍からアルツハイマーの症状が出始めていた。

妻も亡くなり、
17年間勤めたバイトも辞めるフレディ。

実は彼はこれから
60年前の日本統治時代に
自分の肉親を不幸に陥れた人間5人に復讐することを決めていた。
記憶を失わないようにその名前を指に刺青し、
犯行予告の動画を撮る。
彼の決意は長い友人の担当医だけが知っていた。

ポルシェをレンタルしたフレディは、
免許を返上しているため
ジェイソンにバイト代を払って運転手を頼む。

ジェイソンを事件に巻き込まないように
細心の注意を払っていたフレディだったが…

(感想)

韓国人は復讐が大好き。
「復讐」という言葉が邦題に使われている韓国映画が
どれほど多いことか。
いつまでも、いつまでも、
昔のことで日本に粘着するのも納得。
そしてこの作品は
まさに!の内容。

末期がんで、アルツハイマーになりかけた80のじいさんが
戦時下の時の復讐をする、
記憶を忘れないように相手の名前を指に刺青する、なんて
とても面白いアイデアだけど、

※※※フレディの復讐バケットリスト※※※

①父を左翼に仕立て上げて日本軍に売り渡し、
母を精神病にした病院の会長
②兄を騙して日本の炭鉱に送り込み死なせた親日教授
③朝鮮の女性を騙して従軍慰安婦として戦地に連れていった
日本の元警務隊長のトウジョウ・ヒサシ=
息子はジェイソンの父の労災を認めず、
彼一家の貧困の原因となった会社の社長
④それに協力し、婚約者だったフレディの姉を
自殺に追いやった元国防部長官のキム・チドク
⑤キヨハラタカヨシ=日本に寝返ったフレディ自身

反日全開モードではあるけれど、
リストで生粋の日本人は1人だけ。
起因として、日本に恨みを抱くのは仕方がないことだけど、
歴史はどの国もそんなふうに作られてきたわけだしね…
もっと精神的に成熟しなさい!って思った。

フレディは真摯ではあるけれど、
上述の韓国人へのイメージもあって
ゲンナリしてくる。

その反面、同情も少なからずあるわけで、
「80なんだし、もう好きにしな!」とも思ったりもするんだけど、
若い子を巻き込むのが関心しない。
若い子に反戦を訴えるってわけでもないし、
何も前向きじゃないしね。
でも、今の老人と若者の関係が如実に描かれている気はした。
基本的に、今の若い子は優しい子が多いしね。まさに老害だ。

射撃時にペットボトルを使う方法は
慎重かつ鮮やかであっぱれだけど(笑)

イ・ソンミンは55歳にして
特殊メイクをして80歳の役を演じたわけだけど、
60代にしか見えなかった。
80歳ってやっぱりヨボヨボだし。

退屈はしないけど、
アイデアがすべてって感じ。

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聖なる復讐者

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原題:크리스마스 캐럴
英題:Christmas Carol

映画2023/05/12
CD2023/12/06

監督・脚本 キム・ソンス
原作 チュ・ウォンギュ
音楽 パク・イニョン

出演
イル、ウォル/パク・ジニョン(박진영)
スヌ/キム・ヨンミン(김영민) 
ファン/キム・ドンフィ(김동휘) 
ジャフン/ソン・ゴニ(송건희)  
ハン(狂犬)/ホ・ドンウォン(허동원)
バンチョン/ファン・インソン(황인성) 

(あらすじ)

貧しく厳しい生活を強いられているイルの双子の弟で、
知的障害者のウォルが、
クリスマスに貯水槽で変死体となって発見された。
明らかに事件性がある様子ながら、事故として処理された。
同居していた祖母も亡くなり、天涯孤独になったイルは、
真犯人グループだと思われる
権力者の息子・ジャフンたちが収容されている少年院に潜入して
復讐することを誓う。

(感想)

韓国人は嫌いだが
韓流映画は面白い。
日本のバブル期の
ジェットコースター・ドラマを見ているようだからかな。

この映画、韓国の格差社会が根底にあって…
(でも、近頃の日本も変わらないような気がしてきた。)
クリスマスと教会も印象的なメタファー。
凄く真面目な脚本。

見ているうちに、
復讐を達成していく高揚よりも、
復讐なんてやめたほうがいいなと思ってきた。
基本的に何も生まないし、虚しい。
観るものにそう感じさせたことで、
この作品は成功していると言えるのでは?

キム・ドンフィ、ファン・インソン、ソン・ゴニって
韓国での知名度はどんなものか知らないけど、
この程度の役柄でも印象に残る役者が多い韓国は、
クオリティが高い。

最後に意外な真相が…っていっても、
真犯人の演者が
なんとなくそれっぽい雰囲気を
全篇にちゃんと出しているけど…うまいな。

何よりこの映画、
ジニョンの瞳がいい。
坊主頭のイルは
「網走番外地」の高倉健を思い起こさせる。
本当は絶対にいい人だって思える瞳。
ウォルの瞳には
純粋さと悲しみが表れていて、どうにも切ない。
パク・ジニョン、凄くいい俳優だ。

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断捨離パラダイス

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英題:Hoarder on the Border

カチンコ2023/6/30
CD2024/2/02

監督・脚本 萱野孝幸
音楽 松下雅史

出演
白高律稀/篠田諒
「断捨離パラダイス」の社長/北山雅康
青原明日華/中村祐美子
ボン・デ・グスマン/関岡マーク
金田繁男/泉谷しげる
岸田万莉子/武藤十夢

(あらすじ)

ピアニストの律稀は突然ピアノが弾けなくなってしまった。
今まで母の期待を受けてピアノ一筋だった彼は
どうしていいかわからない。
恋人も去って行き、
何か全く新しいことをしたいと
ふと見つけた清掃業の「断捨離パラダイス」で働くことにする。

そこで元AV女優のシングル・マザーの明日華、
フィリピンからの出稼ぎケアワーカーのボン、
近所からクレームが来ているゴミ屋敷に住む老人・金田、
シングル・マザーの息子の担任の女教諭・岸田の仕事をする。

(感想)

正確には断捨離というより、ゴミ屋敷掃除。

各エピソードをつなげる脚本がうまく、
こだわりの細部や、
淡々とした映像に感情移入がしやすい。
萱野孝幸の才能を感じる。

「男はつらいよ」のくるま家の店員・三平役でおなじみだった
北山が持ち味を活かして好演。
本当はこんな人世の中に存在しないと思われるが、
彼の個性がわざとらしさを軽減。
無名な出演者たちの自然な演技が予想不可能で楽しい。

穏やかで淡々としているトーンではあるが、
女教諭の話は明らかにサイコ。
猫の死体がゴミ部屋に埋まっていたっていう…
明らかに異常事態。
それが教諭であることにリアリティを覚える現代。
そして、
主人公はそんな女と交際を始めたようで…普通だったらそんな選択はしないけどね。
それを穏やかに淡々と描くわけだ。

誰もが微妙にメンヘラ・チックで、
救いようがない闇と病みを抱えた人がそこかしこにいて
奇異な思いやりやシンパシーを持って接することを善とする、
実は深刻に危険な現代の日本を描いた、
とても恐ろしい映画。
大手映画にはない面白さがあった。

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