こんにちは〜!!



今晩は、Clubhouseでつかっている1型アプリ特集だったので、そこで私が紹介したものをまとめてみました〜




以下の4つに大別できるとおもいます


1. ふつうに入手できるアプリ


2. 海外アプリストアから別アカで入手するアプリ


3. Nightscoutをセットアップしたら使えるアプリ


4. 自作するアプリ






1.ふつうに入手できるアプリ

- ポケット糖質量

 

- LibreLink


- RapidCalc (iOS)

ペンユーザーも使えるボーラスウィザードと残存インスリン表示アプリ。有料。

https://gilport.com/rapidcalc/index.html


- World Diabetes Day (Blue Circle Selfie) App(iOS/Android)

ブルーサークル入りの写真が撮れるアプリ。それだけ笑 でもなんでも1型っぽい写真になる不思議

https://worlddiabetesday.org/resources/wdd-2020/blue-circle-selfie-app/

 

-七訂食品標準成分表(iOS)

厚労省のデータベースを元にした食品別栄養一覧。個人的に麺類が細かく種類ごとに見れるのが好き。ラーメン屋でかならず一人前のg数聞くので。

https://applion.jp/iphone/app/1126304805/

 

- ヤクチエ添付文書(iOS/Android)

薬価もみれるよ。

https://www.recruit-mc.co.jp/business/app/

 

- ヤクチエ検査値(iOS/Android)

血液検査結果の項目の意味がわかるようになるぅ

https://www.recruit-mc.co.jp/business/app/

 

- ヤクチエ早見表(iOS/Android)

2型さんのお薬一覧は便利かも

https://www.recruit-mc.co.jp/business/app/

 

- Hba1c (iOS)

a1cと平均血糖値(mg/dL)換算アプリ。これという決定版はない。iOSだと今は赤っぽい図柄のやつしかない。

 

- One drop

無駄な血糖値の拡張現実機能つき

https://onedrop.today/


- Tidepool (via Chrome Browser and smartphone)

異なる血糖測定器、CGMセンサーなどバラバラに偏在するデータを一箇所にアップロードすることで、血糖値の分析をしてくれる。Nightscoutを使っていれば効果絶大。血糖値のリアルタイム表示は今後実装予定とのこと、これ実現したらめちゃでかい。 COVID19では、遠隔診療で血糖データを医師が見るためにも人気になっている。血糖値データは匿名で研究目的に寄付することもできる。

https://www.tidepool.org/devices


- eDroplet (現在はAndroidのみ)

あまり積極的にお勧めはできませんが、リブレセンサーの延長アプリ。詳しくはFBで各自検索してねん。

(なお、Loopでは使わないように。いつ切れるかわからないので、基礎が止まったままになるリスクあるので危険です♪)







2. 海外アプリストアから別アカで入手するアプリ

現在おつかいのアプリアカウントとは別にそれぞれの国ごとにアカウントを作成すれば、海外からダウンロードできます。越境方法は、iOSのバージョンアップによって最近変更されたばかりなのでちょっとややこしいです。

- Tandem T:slimやMedtronicのインスリンポンプのシミュレータ

- Dexcom G5 アプリ(配布中止)

など

 





 

3. Nightscoutをセットアップすれば使えるアプリ

- Nightscout foundationのサイト

https://www.nightscoutfoundation.org

患者がはじめた#wearenotwaitingな胸熱な社会運動。オープンソースをベースに血糖管理の民主化を進める患者団体。血糖値の見える化にはじまり、今はDIY Closed loopにまで発展した。


- Nightscout App

https://apps.apple.com/us/app/nightscout-x/id1333154219

 

- Sugarmate (iOS, Android, Windows, Mac, Apple Watch, Alexa etc.)

Average, quartiles (median), Standard deviation, GMI (a1c予想), time-in-range, coefficient of variation (SDより当てになる), wakeup BG, bedtime BG, exercise minutes/day, Flux, mini graphを表示させてます。

https://sugarmate.io

 

- Open Diabetes (iOS)

とにかく軽い!シンプル!AGPグラフ(7、30日間)で気軽に振り返り。なんだかんだ一日単位の分析も凝ったSugarmateより使いやすかったりする。

https://apps.apple.com/ca/app/open-diabetes-bg-charts-graphs/id1180336279

 







4. 自作するアプリ

自作する必要のあるCGM読み取りアプリとClosed loopアプリは、マニア向けなのでまた別の機会に〜



こんにちは!




DIY Loop、既に米FDAに承認申請をだし、審査中ですね〜!

Diabetes connections podcastでのTidepool CEO Howard Lookのインタビューをまとめてみました〜 インタビューはこちら




Tidepool Loopとは?
インスリンポンプを使った自動注入システム、人工膵臓、ハイブリッドクローズドループと呼ばれているものです。

患者による#wearenotwaiting運動から生まれた文字通り草の根、手作りのDIY Loopは、2016年に始まりました。(私は2018年から使い始めましたよ!)

それをベースに、NPOのTidepoolが主導してTidepool loop という形でFDAに提出されたのです〜


いよいよ正式な商品として日の目を見る日が近づいてきています。











インタフェース

Tidepool が申請した製品版のですが、使い勝手は元のLoopとそっくりになるようにしたとのことです


見比べてみましょう〜

左: FDA承認申請中のTidepool Loop
右: DIY Loop(私が使っているやつ)
スマホだと上(Tidepool loop), 下(DIY  loop)と表示されるかも。



もちろんApple Watch対応。これも現行そっくり





Interoperability (FDAがつくったデバイス間の相互運用規格)
FDAは、他社のポンプとCGMと相互につながる仕組みを作りました。次の三つがあります。

1.CGM
iCGM (integrated continuous glucose monitor)

2.インスリンポンプ
ACE pump (Alternate Controller-enabled insulin infusion Pump)

3.コントローラ
iAGC (interoperable automated glycemic controller)


Tidepool loopは、コントローラのiAGCに準拠してます。したがってACEポンプとiCGM規格のデバイスとつなげることができます。


DexcomG6はすでに、iCGM規格に準拠しています。

メドトロニックとも連携するとのこと。

なので、日本でも将来、厚労省認可版のLoopも可能性としてはありうる〜(!?)

現行のDIY Loopで携行する必要のあるRileyLink(スマホのBluetoothとポンプの信号の変換器)も、不要になりますね。

Tidepool loopがiAGCになることで、好きなCGMとポンプの組み合わせがいつでも選べるようになるのです。

例えば、Tidepool Loopを、例えばMedtronicポンプとDexcomCGMの組み合わせで使い始めても、途中からOmnipodとDexcomとかに交換できます。モジュール的な発想ですね。


機能
基本的には現行Loopに準ずるとのこと。

Tidepool loopは、インスリンカーボ比やインスリン効果値など設定が必要とのことです。(つまり、AI、機械学習を採用しているbeta bionicsやdiabeloopとは違うということ)

インタフェースを見ると、画面下部に現行Loopにはない時計マークみたいのがありますね。これはトリートメントの履歴をみるのかな?(たしかに現行は一箇所にまとまってなくて見にくい)

食事も引き続き、絵文字で消化時間(ピザとか)を選択するのは引き続き同じだとのことです。

目標血糖値は自由に設定できるとのこと。(メドトロニックやTandemにはできないけど)Tidepool loopなら、例えば睡眠中は85ml/dLを狙ったりできます。

もちろんDIY Loopでは必須のRileylinkは不要となります。



配布
コントローラであるLoopアプリは、まずはiPhone、そのあとAndroid版も作る予定とのこと。

アプリストアでアプリをダウンロードする形で配布します。米国の場合は、診察で許可をもらって、それがアプリ利用には必要だとのことです。

海外展開も考えているとのことです。アプリストアだけなので、低コストで海外展開できますね。

Tidepoolは、NPOなのでできるだけ無料に近い価格設定にしたいとのことです。その方針が日本にどう影響あるかわからないけど。




治験なしで承認へ?!
Loopは、認可なしで、多くの人たちが長期間使ってきました。

そこで、FDAに提出したデータは、新しく治験を自前でやったものではなく、なんと実際のLoopユーザの追跡調査(loop observational study) の結果です!調査結果はこちら


かつて治験なしに、認可なしに勝手に使っちゃってたユーザのデータを提出したことがあったでしょうか?

#wearenotwaitingとは、患者が自身の身体をつかった社会運動。患者が頑張ってプログラミングして、ハードウェアを連携させ、ユーザ自らがでアプリをつくってきました。

その成果が、FDA公認の医療デバイスとして結実するというのは、ひかえめにいって画期的です!





感想
Loopは、AIの機械学習機能がない代わりに、ユーザの自由度が高い。多少の手間はかけてでもタイトなコントロールを求めるマニアユーザ向けの製品になりそうです!

対照的にbeta bionicsやdiabeloop など、より大衆向けの使いやすさを追求したAIの学習機能があるclosed loopほど、細かい設定ができず、柔軟性も低く、インタフェースも(残存カーボなど)情報が足りずブラックボックス化する傾向にある。

どちらかがいいかは好みなので、市場での棲み分けですね。

私は断然、あれこれ好きにいじらせてくれーぃというタイプなのでLoop大好きです!







こんにちは!


血糖値をクラウド経由であちこちで見られるようにしたNightscout



血糖値のデータをもとに、インスリンの自動注入をするDIY Closed loop

日本でもちょっとずつユーザー増えてきましたね。日本では2018年から両方一気に立ち上がりましたね。

私の知る限り、動画として、概要と歴史が一番詳しくまとまっています。米国の自身も1型かつユーザの医学生がまとめたものです。

こういう開発者たちのおかげで楽させてもらってます。なので紹介。

DIY Closed Loop に関する学術論文も出てきてますが、こういう背景を知って読むとまた違った味わいがあると思います。

もちろん英語です、あしからず

1時間くらいあるので、週末にお時間のある時にどうぞ〜






便利なアプリめっけ!



便利なまとめ記事
iOSとAndroid対応
無料



医療関係者にとっては知ってて当たり前なやつなのかな汗 患者にとっても下調べに便利だと思うんよ



薬価、添付文書などがすぐ見れる!


例えば消化がゆるやかになるミグリトール


添付文書


ブドウ糖もこんなにある









なかなか覚えられない検査項目はこれ
血液検査のお供に




例えば血中CPR






ややこしいやつの一覧表

2型さん向けのお薬まとめ






インスリン一覧とか1型関連の団体がまとめてくれてたりするけど新薬の反映が遅かったりするし、Google検索だと意外と薬価一つたどり着くのも案外手間どる。

しょっちゅう使うわけじゃあないが、忘れた頃に役に立つアプリとして入れておこっと!