毎月、グループホームの母と、ガラス越しの面会を続けています。
元々、コロナで面会禁止の中、先の短い父を母に会わせたくてお願いしてみたら、ガラス越しでよかったら大丈夫ですよ、と、特別許可をいただき、他の入居者さんには内緒で、面会をさせていただいていました。
おかげで、父が亡くなる、ほんの2週間くらい前にも、最後の面会ができました。
最後だと覚悟をしていたらしき父の、「元気で幸せにいるんやで」と言った言葉、今、思い出しても泣けてしまいますが・・・。
父が亡くなったら、もう、コロナが終わるまではリモート面会しかできなくなるのかな、と思っていたのですが、施設のほうから、母に会いに来てあげて、と言っていただけて、それからもずっと、月に一度の割合で面会に行かせてもらっています。
ただ、ここ数回は、私たちや、ひなたを見ても、反応が悪くなっていっていて、笑顔になるまでに少し時間が必要な、無表情の時間が長くて、気になっていました。
とくに、先月の面会では、本当に、何も見ていないような眼差しで奥から出てきて、座ってからも、無表情で、とても悲しかったのですが・・・。
今日は、お天気も悪く、なんだかイヤな予感やな、と、言いながら、妹と、ひなたと、3人で約束の13時に、グループホームに。
すっかり手慣れたひなたが、入り口のチャイムを鳴らしてから、自動ドアを手でこじ開けて、入って行きます。
受け付けに声をかけたら、奥の部屋から、スタッフさんに腕をとられた母が。
今回は、前回よりも足取りもしっかりしている感じ、そして、こっちに来たと思ったら、ドアを開けて出て来ようとするではないですか
ここしばらく、無表情・無気力な姿を見ていたので、ちょっと驚き。
もちろん、ドアは鍵を閉めてあるので、出てくることはできません。
椅子に座るようにうながされ、いつものように座った母に、「こんにちは~、元気そうやね」と、声をかけたら、こっちを見て、ちゃんと、うん、とうなずく母。
おお、今日は調子、良いね
![爆 笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
![爆 笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
手遊びや、ジャンケンも、すぐに動きができていました。
そして、ジャンケンでも、ひなたが勝ったら、指さして、拍手。
おお、ジャンケンの勝ち負けも、はっきりわかっているのね
昨日、ちょっとブルーな内容のブログを書いてしまいましたが、今日の母のこの笑顔を見たら、幸せな気持ちになれました。
やはり、施設にいてくれて、本当によかったな、と。
これが、前回の母の様子。
笑顔が少し、固い気がします。
前回は、やたらと歌ばっかり口ずさんで、心が別の場所にある感じでしたが、今回は、割としっかり、こっちに神経を向けてくれていたように思います。
途中、歌を歌いだした時には、ホールに飾ってあったお雛様を見て、「ひなまつり」を歌ってみたところ、一緒に、歌っていました。
そして、一緒に歌うと、何かを思い出すのか、今回も、母の目に涙・・・。
今回は、母との面会中に、写真右奥の、入居さんが集う居間から、2人程、お爺さんとおばあさんが様子を見に来ていました。
「おともだち」と、ひなたが聞いても、あいまいに笑うだけでしたが。
奥からのぞきに来ていた人たち、自分も面会に来て欲しいんだろうな、と思いましたが。
認知症は、色々なことを忘れてしまう、悲しい病気だとは思いますが、今はとりあえず、穏やかな時間を過ごしてくれているので、父の希望通り、幸せに生きていて欲しいです。
いつか、父が迎えに来るまで。
また、来月も、良い笑顔を見せて欲しいな、と、言いながら、面会終了。
その後は、実家で、今回も良い仕事をしてくれたひなたに、お礼の意味で、全力で一緒に遊びましたよ
ハンカチ落としに、椅子取りゲーム、小さな玉入れゲームなどなど。
大笑いして、楽しく疲れました
ひなた小学生になっても付き合ってくれるかな~。
ディズニー土産の、ラプンツェルランプ、とっても喜んでくれましたもちろん、母の面会同行お願いの、ワイロです