USAMIのブランディング論
ブランディングの基本とその実際の使い方が書かれた本です。
「ブランディング」について、とても分かりやすくまとめられています。
- USAMIのブランディング論/宇佐美 清
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ブランディングとは、そのブランドを好きになってもらい、買ってもらって、
売り上げを伸ばすこと。
ブランドがもたらす価値は最終的に消費者の「好感」につながる。
そのブランドを好きになってもらうことが、すべての始まり。
ブランドの確立とは好感の確立である。
ブランドの価値(機能ベネフィットと情緒ベネフィット)は何か。
コミュニケーションターゲットのインサイト(本音)は何か。
ひとつひとつ丁寧に組み立てることが重要。
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《機能ベネフィット(製品に存在する機能)とは》
・もともと製品につくりこまれた製品の機能の価値
・その製品は競合と、どこが違っていて、
そのことがターゲットにどんなベネフィットを与えているのか
・そのブランドは私にどんないいことをしてくれるのか?
《情緒ベネフィット(+αの感情・情緒)とは》
・後から考えて付加された感情・情緒の価値
・機能がもたらすベネフィットは、どんな感情・情緒を与えてくれるのか
・そのブランドは私をどんないい気持ちにさせてくれるのか
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昨日書いたスノーピーク は、「ブランディング」ということをよく考えた戦略を
練っているなぁと改めて感じました。
ブランディングについては、興味を持っていたのと、わかりやすく書かれた本
なのでサクサクと読めます。
この考え方、人材採用において応用できますね。
勉強になる一冊です。
The Snow Peak Way
私の好きなアウトドアブランドに 『 Snow Peak
』 があります。
スノーピークの企業理念が次の内容です。
The Snow Peak Way ( Misson Statement)
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私達スノーピークは、一人一人の個性が最も重要であると自覚し、
同じ目標を共有する真の信頼で力をあわせ、
自然志向のライフスタイルを提案し実現するリーディングカンパニーをつくり上げよう。
私達は、常に変化し、革新を起こし、時代の流れを変えていきます。
私達は、自らもユーザーという立場で考え、
お互いが感動できるモノやサービスを提供します。
私達は、私達が関わるすべてのものによい影響を与えます。
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○常にユーザー側の視点にたった、ものづくりへのこだわり
○高い品質へのこだわり
○コアなファン作り
○ユーザー同士のコミュニケーション、つながり(縁)を大切にするスタンス
このあたりのメッセージが「商品」「HP」を通してユーザーに浸透している。
商品を見た場合、他の会社より価格が高いが、購入する、商品を値引きして売っているのを
あまりみたことがない。
「商品に優位性」があり、かつ「顧客から支持されている強み」がある。
HPの質も高く、Webサイトにも力を入れている点も見逃せません。
○ユーザーとのコミュニケーションをどう取るかを重要と考えて作っている。
○自社が大切にしているスタンスや想いが盛り込まれている。
○自社製品のターゲットのニーズを分析し、そのうえでどういうコミュニケーションをとるべきかを
徹底的に考えている。
またパンフレット の内容がいい。
使う人がアウトドアにいくのであれば、こういうスタイルで楽しみたいと感じる点を見事に
取り込んでいるところには感服します。
常ににユーザー視点でのサイト構築やパンフレットを作成している点がいいです。
自分たちの掲げるミッションステートメントと合致した事業活動をしていると感じれる企業はすばらしい。
真のリーダーのための心得
かつて在籍した古巣では、朝礼のときに唱和をしていました。
最近は会社の朝礼で唱和という会社も少ないかも知れません。
その中からある曜日の唱和。
『真のリーダーのための心得』
①悪条件の中で建設を推進できる者が真のリーダーである。
②変革とは、それを具体的に不動の決心・覚悟として確立しないと始まらない。
③同士と協力者を一人ずつ増やしていくことが変革の過程である。
④変革という本質的変化には時間がかかるのである。
⑤着実にたんねんに、一歩ずつ歩め、一口ずつ食べよ。
⑥他人や周囲は、言うことを聞いてくれないものである。
⑦与えてもらうのを待っているばかりでは流されるだけである。
⑧まず自分が変われ、さらに一歩変われ。
⑨レベルの高い方が苦労するのは宿命である。
⑩嘆きの人生か、楽しみの人生か、・・・自分の意思でとちらにもできる。
この唱和内容だけ、今でもとっています。
『心得』を自分の中リマインドして、持っておくことも大切だと思います。
人事改革と企業業績の関連性について
昨日の「人事改革の法則」より、
人事改革と企業業績の関連性について述べられていました。
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ビジネスの成功は人事制度の改革なしでも起こりうるし、極端な場合には、偶然に近い状況
で生まれたひとつのすばらしいアイデアによって企業が驚異的な成長を遂げることもある。
また人事制度とまったく関係のないところでビジネスが失敗することもある。
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ビジネスの成功や失敗要因は、さまざまな要因によって引き起こされるので、
人事制度もその要因のひとつに過ぎないということです。確かにその通りです。
人事制度を変えることで、「問題が解決する、魔法の杖のように」を語られそうなことも、
しばしば見受けれれます。
組織に活力を与え、業績向上を目指す、そのひとつの施策であるというスタンスを理解すること
も大切であると感じました。
組織に活力を与えるという視点で、人事制度を考えると、
・会社方針、方向性の経営陣からの社員への「伝達コミュニケーション」が大事。
・常日頃からの上司・部下のコミュニケーションの頻度、指導育成方針、仕事の進め方、
キャリアなどの納得感を得ることは重要で、その為の、コミュニケーションの頻度、密度が大事。
人事制度や評価についての納得間、浸透は、その地道なすり合わせの延長線上にあると思っています。
人事改革の法則
著者の木名瀬武さんが、アメリカン・エキスプレス在籍時の約10年に及ぶ人事改革の軌跡をまとめた内容です。
- 人事改革の法則―「変化への抵抗」をどう乗り越えるか/木名瀬 武
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①人事改革とは何か
②人事部の機能と役割
③何からはじめるか-人事改革宣言期
④改変をどう進めるか
⑤成果をどうあげるか-人事制度活用期
⑥改革風土をどうつくるか
という6つの章で構成されています。
冒頭より
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ビジネスパーソンの悩みの70%は人間関係の悩みではないだろうか。
人間関係上の悩みさえなくなれば、ビジネスパーソンの深い悩みすべてが消滅することになる。
そうすると純粋に仕事事体に向き合うことができ、仕事に集中できるようになり、成果がでやすくなる。
人事制度の改革を語るときにはこの視点を保持していなければならなと思う。
どうしても人事制度の改革となると、報酬体系の話や組織の形や評価方法などの議論になりがちですが、
「自分たちのもつエネルギーを仕事と顧客に集中できる環境をつくること」が人事改革の目的である。
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実際の苦労や成功、失敗を重ねながら、人事制度の改革に長期にわたって取り組んできた著者の経験が
織り交ぜられており、人事制度を改革していく上での本質的なポイントがまとめられています。
さらにその過程で人事担当として持つべきスタンスや、考え方も盛り込まれており、参考になりました。
会社は、事業への直接投資をするお金を割いて人事改革への投資を行うのでその決定は重大です。
ただし制度は入れて終わりとういものではないので、『結果を出すまでフォローアップ』し続けることが
重要だと思います。
この『結果を出すまでフォローアップし続ける』 スタンスは大切です。
いつか行ってみたいキャンプ場
キャンプが自分のライフスタイルに加わって3年目。
キャンプ場で、ゆっくりと時間を過ごしてONとOFFを切り替える。
自然の中に身をおいて生活すると、本当にリフレッシュできます。
数年内に行ってみたいキャンプ場。
『星に手のとどく丘キャンプ場』 (北海道富良野)
オーナーが「自分でキャンプ場をつくりたい」という思いで、4年程前に脱サラして、
北海道富良野へ移住して作ったこだわりのキャンプ場です。
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お金持ちより、時間持ちであることの豊かさに価値観を感じて、ここ富良野に移住してきた。
大切なことは「人生を楽しむ」「暮らしを楽しむ」ってことではないでしょうか。
経済的な安定よりも、毎日の心の安定があることの方が、より豊かな事なのかもしれません。
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自分軸をしっかりと持っていて素敵だなぁと感じています。
HPもオーナーの人柄が伝わってくる作りです。
『管理人の日記』は、写真も本当に美しく、楽しみに見ています。
数年内にぜひ行ってみたいです。
人生の座標軸(2)
昨日に続き、「人生の座標軸」から。
「人生におけるバランスと設計」より。
僕は、長い人生のスパンで、人生のバランスがとれていればそれでよいと思っている。
つまり、学ぶ時期や社会で勝負する時期、家庭をつくりあげる時期など、なにかを
成し遂げるときには、そのことに集中することが重要なのだと思う。
僕はやるべきときには集中して成果を上げ、そのうえで長いスパンで人生のバランス
をとることが重要だと思っている。
集中がなければ、なにごとも成し遂げられない。
犠牲にしたものは、その後の人生で取り返し、長いスパンで人生のバランスをとればいいのだ。
私自身、4年前にグロービス
で学びました。
クリティカル・シンキングをはじめ3科目を連続で受講しました。
なんとか各科目修了しましたが、社会人になってあれほど、
脳に汗を書きながら、密度濃く勉強した期間はなかったです。
あの時は、「学ぶ時期」と捉え集中していましたね。
『長いスパンで、人生のバランスをとる』 この視点は持ちたいと思います。
人生の座標軸
グロービスグループ代表の堀さんが、
個人、家族人、組織人、日本人、アジア人、地球人の
6つの座標軸で構成した人生を語たられた内容です。
- 人生の座標軸―「起業家」の成功方程式/堀 義人
- ¥1,680
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その中、「組織人」に注目。
堀さんなりに考えた「働きたい組織」は次の5つの要素だそうです。
①よい仲間に恵まれ、
②やりがいのある仕事でき、
③最大限の能力を発揮するこちに喜びが感じられ、
④社会に貢献していることを実感でき、
⑤やった分でだけの成果が配分される。
(ある程度の時間的フレキシビリティが加わり、
意思決定の自由度を持つことができればさらに良いであろう。
組織面以外で重要なことは、その組織が戦略的に優位に立っているかどうか)
またキャリア論についても言及されています。
最近では、キャリアをつくるのは30代前半までで、あとはいかによい組織に
所属するか(つくるか)を考えるのが重要でないかと思う。
キャリアについては「キャリアコミュニティ論」を唱える。
どういうコミュニティ(組織)を選ぶかが大事。
キャリア構築=能力+適性+経験+適正な職種選択+最終的にどのよい組織に帰属するか
「どのよい組織に所属するか」大切な視点です。
「自分軸」と「他人軸」の両面から客観的に判断できる材料が多ければ
よいのですが、なかなか判断が難しいですね。
こころの格差社会
格差社会が、この本のテーマになっています。
- こころの格差社会―ぬけがけと嫉妬の現代日本人/海原 純子
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冒頭から《満足感を得られない日本社会》
「もう少し収入があがったら」「もう少し役職があがったら」「あと3キロやせたら」
・・・幸せになれるだろう、と人は考える。
「あの会社に就職できたら」「あの大学に入ったら」
・・・幸せがやってくるだろうと、と人は確信している。
しかし果たしてそうか。実際には、収入があがっても何故か生活は楽にならないし、
会社に就職が決まっても、喜びは一瞬。こんなはじゃなかったなどと思った経験は
ないだろうか・・・という出だし。
確かに次々にステップアップしていったとしても満足しきれない、
そんなこと、あるなぁという感じです。
幸せにすぐ慣れて幸せだと思えなくなる、、、確かにそんなことはよくあります。
ひとつには「幸せのアッパーリミット問題」と言われている心理だそうです。
幸せでいい気分になることがあっても、その気分を持続することができない。
いいことがあっても幸せな気分になれるのがごく一瞬で、すぐに不安に襲われる
のが「幸せのアッパーリミット」(上限)でこの上限をなるべく延長し、幸せな気分
を維持し続けるのが大事とのこと。
だからこそ「今、自分のもっている幸せに注目する」ことに注目することが大切。
なるほど、そんなことを考え読んでいたら、「尽きない欲→無限の向上心
」
のタイトルのブログと出会いました。
人間の欲は尽きる事が無い、何かが達成できれば、次に何かを欲する。
人間の欲求は果てしなく続く。現在の状態に不満(不幸)ばかりを探すことなく
満たされていること(幸せ)に目を配ることで、「尽きない欲」を「無限の向上心」
に変換し続けたい。 というフレーズがありました。
もっとああしたい、こうなっていたい、こうあるべきなのに等、思いますが、
自分の満たされていることに気づく、目を配ることも大切ですね。
今日書いたのは、内容の一部分ですが、、
心理的な側面について、事例や寓話などを交えて書かれているので参考になります。