平時にこそ準備を
東と中部の電力会社しかり・・
ユッケ食中毒事件の焼肉屋さんしかり・・
企業のピンチは突然やって来る。
こういう場合、付物なのは
メディアに曝される企業トップ。
ちゃんと設定した記者会見。
なし崩し的な囲み取材。
いろんなパターンはあるけれど、
ここでどう企業トップが振舞うか、
何をどんな言葉で語るかで
企業のこれからが左右される。
事件、事故がおこり危機になってから
こういう場合の対処の仕方を学んでいては遅い。
緊急時の組織構成、
対処マニュアルの確立と同じように
トップの方にはメディアトレーニングを受けることを
お勧めする。
平時の備えこそ、
緊急時に生きるのだ。
基本を大切に・・
生業上、流感には10月にかかっておくくらい
流行には関わっておかないといけないので
まだまだよくわかってないのだが、
Facebookってやつを始めた。
ここで、昨日やり取りする中で
まいあめ工房さんとこが
某地方局の週末情報番組に取材を受けたと知った。
これはよいこと。
このようなことを見聞きすると、
多くの方はこの結果のみ見て
ここにいたる努力には思いをはせない。
だいたい、このような取材を受けることは
たびたび言うように“偶然”ではなく“必然”。
リリースを出すような地道なとこから事は始まる。
新聞に出たり・・
雑誌に出たり・・
ちょっとだけテレビで取り上げられたり・・
そういうことが積み重なって
ローカル局であろうとテレビで10分放送されるという
結果につながっている。
広告を出す費用に換算すると
定価ベースで約800万円相当だ。
これは、結果でないかもしれない。
このローカル局での放送がきっかけで
全国ネットでとりあげられた例なんて
山ほどある。
「百里の道も一歩から」
ならぬ、
「全国ネットも1枚のリリースから」
テレビに出たい。
出してくれ。
ってリクエストは後を絶たない。
PR会社に頼んだり、局にお金を積んだり・・
そんな短絡的な考えでは、
ほんとのPRの力はつかない。
基本を忘れずにリリースを出しましょう。
原発停止受託会見
前後してしまいましたが・・
中部管轄の電力会社の社長会見。
首相からの原発運転停止要請を受託すると
表明した会見についてです。
まず、会見の前に、
メディアを通じて、社会から自社がどう見られるか?
どう見られたいか?
の方針を決めるべき。
「突然の要請にとまどう会社」
「首相の無理難題に前向きに対応しようとする会社」
「何とか社会活動に支障が無いように己を捨てて
努力する会社」
どう見られたいか。が決まれば発表の内容、
言葉の選び方も見えてくる。
テクニック論から言えば、
あの会見場は狭すぎましたね。
前週末に会社周辺に集まったプレスの状況で
カメラ台数も含め参加者の数はほぼ読める。
テーブルが足りなくて立ってメモを取る記者が
テレビニュースには映っていた。
あと気になったのは照明。
フラッシュを焚く静止画像でよかったけど、
映像になると社長の顔の暗さが気になった。
リーダーとして、重大な決断を下した企業トップの
強さを出すいい機会なのだ。
取材予定の局にお願いしてでも
照明入れればよかったのに。
(電気は売るほどあるはず)
そして、服装のコーディネートと視線。
不祥事ではないのだから、
苦難に挑むトップの意気込みを示すものとして
もっと明るいネクタイでもよかったんじゃない?
メディアトレーニングはお受けになってないのだろう。
視線が定まっていなかった。
会見場のレイアウト、カメラ位置から判断して
視線の基準を広報さんは示してさしあげるべきだ。
首相の突然の要請からほぼ2日間。
会長はカタールに火力燃料調達の交渉に行っていたという。
この交渉の模様の画像、映像を
広報は公表すべきだったと思う。
そうすれば、社会は
「ムリな要請に対しベストをつくそうと努力するよい会社」
と見る可能性が高くなる。
どう見られているか?どう見てほしいか?
これを考えて動くことこそ戦略的広報ではないだろうか。