名古屋のPRコンサルタント・PRディレクターのブログ -14ページ目

愛媛のうまいところ

昨日のyahoo!ニュース。

タレントの友近さんが愛媛の観光大使に就任。


数日前には愛知県がSKE48を同様なものに

任命してたっけ。


今回の愛媛がうまいのは・・・

(うまいって“美味い”じゃなくて“上手い”ね)


この任命式を東京でやったこと。

就任する友近さんが全国区のタレントさんだし、

観光大使ってことは、

愛媛県外に情報を伝えたい。ってこと。

そしたら、愛媛ローカルのメディアに出ることじゃなくて

狙うは全国規模のメディア露出。


ならば、東京で実施でしょ。

「愛媛県」ってワードでは全国規模のメディアは

動き難いだろう。

しかし、「友近さん」ってワードなら動く。

動きやすい都内なら動く。


こういう観光大使は、

自分のテリトリーである県庁内に

タレントさん呼んで行うことが多い。

次にある

“メディアへの露出”

“情報の伝達”

という広報が忘れていけないポイントを

忘れてしまっているからだ。

このやり方では地元のローカルメディア対象、

露出もローカルメディアオンリー。


今回の愛媛県のやり方は、

行政らしからぬしっかりとした

広報の戦略的な視点と実行力がすばらしいと思った。



ローカルだから・・のPR

野呂ちゃんの本が売れ、

PRについての関心は確実に高まっている。

名古屋でも関心のある企業さんは出てきている。


関心を示した企業さんが

闇雲に東京の大手PR会社を頼る。

まぁ、社内にノウハウが無いのだから仕方ないだろう。


しかし、大手のPR会社さんには、

ローカル企業についての知識が無い。

その企業がこの地方で

どれぐらいのネームバリューがあるのか?

どのような企業イメージを持たれているのか?

それを踏まえずに

在東京のメディアにリリースを配信する。

これも、請け負った業務だからよかろう。


地元のブロック紙ならば

地元企業のニュースとして

掲載の可能性があったかもしれないものが、

在東京のメディアさんの中では

地方の東京から発信するに値しないニュースと

解釈されてしまうこともある。


ローカル企業と言うには語弊があるかもしれないが、

地方本社のナショナルブランドになっていない企業には

それ、相応の、

在東京本社のナショナルブランド企業とは

異なるPRのやり方がある。

SNSの使い方しかり・・


ローカルでPR業務をやっているからこそ判ること。

それを私は知っているし、

この地方の企業さんには

いきなり大手PR会社に多額のフィーでお願いして

がっかりな結果になって欲しくない。


そんなことを含めてならば、

PRについての本が多く出版されている中、

差別化がはかれるのではないかと思っているのだが・・

出版の条件として、

「先にいくらかお金を準備しろ」って話ばかりだね。

なかなか前に進まない。










食品メーカーの危機対応

少し前、結局、仕事の受注にはならず・・

目の前を通り過ぎていった案件。


ある食品メーカーさんで商品に異物が混入。

慌てて、謝罪と商品回収の広告を新聞に掲載。

ここまでは、掲載に対価を支払う“広告”ではあるけれど、

情報発信を行う「広報部署」の基本的な対応。


どうやら、件のメーカーさんは

ここまでで対応を終えてしまったようだ。


それでは満点の対応にはならない。


情報発信を行う広報としては、

1.どうして異物混入が発生したのか?

原因究明の結果を報告


2.どういう対応策を取ったのか?

再発防止策の説明


この2点は行わねばならない。

リリースを行うなり、会見を開くなり、

事の大きさに適応した発表を行う。

もちろん、記事としての報道は

実施されるかどうか不確実なもの故、

確実性を求めるなら

謝罪&商品回収の広告と同じく

広告枠を買って情報発信したほうがよい。


メーカーは商品に不備、不良があった時、

企業の存亡につながる大きなピンチになる。

しかし、

対応次第では十分リカバリーできる。

その情報発信は広報のお仕事だ。


広報部署の対応は会社の存亡につながる。

広報部署をおろそかに考えてはいけないのだ。