漫才は文学だ! ☆日本の職場と家庭にほんの少しのスマイルを☆
今日の話題は、“マイナ総点検本部を設置!?”です。
「社長、今日の話題はマイナカードです」
『ウチの実家の近くにさ』
「なんでしょう」
『マルナカ、ってスーパーがあるんだけど』
「それがどうかしましたか?」
『マルナカ〜』
「マイナカードです」
『右、左、まんなか〜』
「まんなかー、でもなく、マイナカードです」
『どっちも人差し指を立てて、IKKOさん風に言うんだよ』
「言い方のレクチャーはいりませんから」
『マイナカードが何の略かというと』
「マイナンバーカード」
『どうして言っちゃうわけ?』
「早く進めたいからですよ」
『失礼しちゃうわ、もう』
「どこの誰ですか?」
『失礼しちゃうわ、もう』
『失礼しちゃうわ、もう』
『失礼しちゃうわ、もう』
「なんで3人に増えてますか?!」
『う〜む、また新境地だな』
「そんな話よりマイナンバー関連のトラブル多発ですよ」
『トラブルって、ブルドッグがCMしてるやつか?』
「それはオーディブルですね」
『じゃ、偶数と奇数がもめてるとか』
「もめないでしょ?」
『マイナンバーの下4ケタが反乱を起こして消えたとか』
「どんな世界観ですか? そんなんではありません」
『どんなんだ?』
「マイナポイントが別人に付与されたり」
『なぬっ?』
「全国で172件あったそうです」
『マジか?』
「静岡では、マイナンバーに別の人の障害者手帳の情報がひも付けられてたそうです」
『えぇ……、それはいかんな』
「絶対大丈夫だって、河野さん連呼してましたからね」
『人間が登録するんだから、間違いは仕方ないよ……』
「そうですけど、別人の障害者手帳情報がひも付けられたのは、少なくとも62件ですよ」
『62件!?』
「そうですよ、同姓同名だったのが47件で、完全に別人なのが15件だそうです」
『別人って……、役所はなんて言ってるんだ?』
「確認が不十分だったそうです」
『なんちゅうコメントだ』
「ですよね」
『確認が不十分だった、ではなく、せめて、角煮が二十人分だった、とか言えないのか』
「言ってどうするんですか」
『今の俺は、まるで流され続ける船だ』
「意味がわかりませんよ」
『怒り(イカリ)が止まらない(留まらない)』
「政府は、マイナ総点検本部を立ち上げると言ってます」
『マイナンバーの点検より、役人と政治家を総点検した方がいいんじゃないか?』
「気持ちはわかります」
『もはや、河野さんは、開き直るしかないな』
「開き直るって……、どう開き直るんでしょうか」
『そりゃ、これだけトラブルが続出しているからさ』
「はい」
『まずは、名前を変える』
「名称変更ですか?」
『そう、新しい名前は、マイナカードをさらに略して、』
「はい」
『まいーか、ということで』
「よくないでしょ」
『・・・・・』