ダリーズ&コー STACKMAN [スタックマン] | アメカジショップ「ザ ホワイツ ウルフ」のマスターの日記

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ブーツにも色々ありますが、編み上げタイプのレースアップブーツ(メカニックやロガー等)、紐の無いプルオンブーツ(エンジニアやファーマー等)、そして「短靴」と呼ばれているショートのブーツです。

 

まずはレースアップブーツから入り、エンジニアを手に入れたら、一足は持ちたくなるのが「短靴」です。

 

その「短靴」の名品ダリーズ&コーの「STACKMAN 」をご紹介します。

 

このブーツはショップスタッフ人気も高く、Instagramなどでも足元を見るとよく登場しているので、ご存知の方も多いと思います。

 

短靴の中の名品として業界内でも高評価のシューズです。

 

完全日本製で春と秋に一度づつ作られ、先日春分入荷しましたのでご覧ください。

 

「ダリーズ&コー STACKMAN」 です。

 

左がブラウン・ブラックで右がグレージュ・ベージュです。

 

 

一番人気のブラウン・ブラックでご紹介します。

 

 

 

「ドレスとワークの融合」というコンセプトのもと純国産(完全日本製)で製造されています。

 

シューズとも言えますが、ワークの融合という事で、ダリーズではブーツと呼んでいます。

 

このブーツは1940年代に現存したアメリカ軍アーミーオフィサーブーツを基に、日本人の足形状に合わせた履き易さで丁寧に作られた美しいレザーブーツです。

 

 

 

レザーは「キップレザー」と呼ばれるキメ細かな子牛革にパラフィン蝋、蜜蝋を含浸させたオリジナルの蝋レザーです。

 

蝋を染み込ませているので傷や汚れに強く、履き込む程、手入れする程にツヤが生まれるオリジナルのレザーです。

 

色番もブラウン・ブラックとなっていますが、濃いブラウンにパラフィン蝋と蜜蝋を染み込ませることで、ブラックの様な色合いになっています。


後で経年変化の画像をお見せしますが、やがてブラウンが出てきて、さらに自分の穿き皺が刻まれ表情が変わります。

 

初めはドレスシューズ、やがてワークブーツの雰囲気がジワリジワリと出てきますよ。

 

 

 

製法はマッケイ製法と呼ばれるドレス系のシューズで多い作り方で、簡単にいうとアウトソール(靴底)と中底とアッパー(本体を)を一緒に縫い合わせる製法です。

 

ワークブーツで多いグッドイアーウエルト製法のような張り出したコバがなく繊細でスタイリッシュでフィット感のある製法です。

 

このスタックマンはマッケイ製法でドレスシューズのキレイ目感を出しながら、ワークブーツ(グッドイアーウエルト製法)の様なコバとステッチを入れる事で、革の経年変化だけでなく作りでもドレス&ワークな雰囲気にしています。

 

 

 

ここもご注目下い。

 

甲からつま先にかけて反り返る様な所謂「クリンピングトゥ」になっています。

 

初めは反り返っていますが、履いていく内にでその人の足の形に添ってつま先が沈んでいきます。

 

 

レザーソールは、国産レザーをイタリアンレザーで挟み3層で仕立てたレザーソールです。

 

柔らかくクッション性に優れた国産レザーを、固いイタリアンレザーで挟むことで沈み込みすぎない適度な硬さを保持、長時間の歩行での歩き易さを向上させています。

 

この道30年の職人が一人で仕上げる拘りのトリプルソールです。

 

3層のレザーを入れたソールは、履きこんでいく内に加重で革が沈み足の形が出来上がります。

 


 

ステッチも綺麗ですよ。

 

 

 

締まりのよい蝋引きのシューレースです。

 

 

 

 

レザー製のソールは美しく、ヒールはミリタリー感のあるヒールです。

 

 

 

 

 

 

ダリーズのHPに穿き込みサンプルの写真が掲載されていました。

 

履き皺を刻みながら濃いブラウンが出てきています。

 

ドレス&ワークのブーツが完成しています。

 

 

画像17: STACKMAN

 

経年変化で皺の中からブラウンが浮いて出るような雰囲気です。

 

 

 

綺麗な形ですよ。

 

 

 

スタッフさんの写真もおかりしました。

 

オリーブのパンツにスタックマンブーツです。

 

ワークテイストにまだ新品でドレスな雰囲気のスタックマンも合いますよ。

 

 

 

今度はベストのセットアップに穿き込んだスタックマンです。

 

こちらは履きこみワーク感が出てきたスタックマンを綺麗目感もあるセットアップと合わせていますね。

 

 

グレージュ・ベージュも気になるカラーです。

 

 

 

スタックマンはよく履きやすいといわれますが、その要因はシルエットにもあります。

 

先ずは木型職人がフランス産メープルウッドを手彫りにて成形し、その後「ラスト」と呼ばれる型を作ります。

 

履き心地はもちろん、靴全体のバランスを司る靴創りの心臓とも言える工程です。

 

修正と微調整を繰り返しながらやっと納得のいくカタチになり、作られたリジナル木型です。

 

この形は2Eワイズという広い甲幅と日本人に合わせた形状になっており、靴擦れも起きにくいといわれていますよ。

 

ダリーズらしいドレス&ワークを形にした名品「スタックマン」は、ジーンズからトラウザーズ、スーツスタイルまで幅広くマッチするオールマイティでの拘りブーツです。

 

58800円 + TAX です。