寒いのも楽しくなりそうなウールパンツ。
夕方になり冷え込みが一段と厳しくなってきました。
最後の一本となりましたが暖かいウールのパンツをご紹介します。
このパンツはミリタリーのコントラクター(納入業者)として当時バズリクソンがあったら、民間モデルとしてこんなパンツを作っただろうというコンセプトで作られています。
ミリタリーの無骨さと上質さを中心に置きながら、民間モデルとしてとても上手く仕上がったパンツになっています。
先程ご紹介したダリーズの短靴にも合いそうですよ。
「バズリクソン ”PRE.WAR TIME WOOL TROUSERS” BR41759-01」 です。
素材はウールフランネルです。
ウールらしい厚みのある素材感は、ミリタリーで有りながら高級感も感じさせます。
見るからに暖かそうです。
股上は深めでポケット周りのステッチのキッチリとした感じは、オールドミリタリーの将校服を思わせます。
41年モデル等のミリタリーチノとは違う仕様ですが、ポケット口やコインポケット等にミリタリーの上質なキッチリ感が滲み出ています。
スレイキはオフホワイトのコットン生地です。
オリーブと合わせてミリタリーの民間モデル感がします。
ボタンは上質なナットボタンです。
ナットボタンはタグアヤシの木の実で作ったボタンです。
木目状の模様が浮き上がる雰囲気のあるボタンです。
股上の深さがよく分かる後ろ姿です。
上質なミリタリーのウールパンツとしての存在感が漂います。
センターに二本ステッチが入っています。
これは内側からテープによる補強の為です。
インシームと言われる足部分の内側の継ぎもテープを使っています。
内側からご覧ください。
ヘリンボーンのテープを上から当ててステッチを入れています。
内腿部分のインシームです。
内側はヘリンボーンのテープです。
民間モデルとして手間のかかる丁寧な仕上げを選択しています。
バズリクソンズのデッキフックジャケットを着せてみました。
このジャケットも内側にウール張りの暖かいジャケットです。
このパンツはオールドなキレイ目感のあるコーディネートに使えますよ。
まずはバズリクソンの大定番のシャンブレーシャツを着せてみました。
このシャンブレーシャツは官給品の復刻で、簡素な作りと身幅とアームの太いシルエットも特徴的です。
コスパも高く古い写真にある様なオールドミリタリー感が漂うロングセラーの良品です。
底にダッパーズの30年代のベストをベースにしたクラシカルなコ―デュロイベストを着せてみました。
ミリタリーの民間モデルのパンツをベースにミックススタイルでのコーディネートです。
実際もこんな感じで、出所が違う物を上手くミックスしてコーディネートしていた人も多いでしょうね。
当時はテーラード(仕立屋)で上から下までそろえる人も多くいたでしょうが、、民間モデルの発展の中には、こういった用途での進化もあると思います。
ベストの後見頃は硫化染めバックサテン地にシンチバックです。
カッコいいベストですよ。
緩めで股上深めのオリーブのウールパンツが良く合っています。
ジェケットも民間モデルでいきましょう。
バズリクソンのウールのマッキーのコートです。
ウールのパンツにウールのジャケットは、今日の様な冷え込んだ日にはもってこいですし、寒いのも楽しくなりそうです。
ジェラードのクラシカルなツイードのコートですが、古着感の漂うこのコートも、ミリタリーの民間モデルのウールパンツに良く合います。
足元はダリーズのスタックマン。
コーディネートによって上質でキレイ目なウールパンツにも、無骨なミリタリーの防寒パンツにもなります。
このあたりの絶妙な頃合いが、このパンツの魅力です。
暖かくクラシカルで、そして色々使えるパンツです。
19800円 + TAX です。