こんにちは。
劇団EOEの真生で御座います。
この2回、お金の流れの観点から
劇団と芸能事務所、そして養成所の違いについて考えています。
前々回は、養成所、前回は、芸能事務所と見ていきましたので
今回は劇団となります。
劇団の場合、主な収入源は、公演の際の入場料となります。
ですので、「対価」という収入を得るための
「価値」の提供先となる「他者」は、観客となります。
お客様に「価値」を提供し、その「対価」として、収入を得る。
これが劇団としてのビジネスモデルです。
では、どんな「価値」を提供しているかというと、作品になります。
それぞれの劇団は、作品をお客様に提供し、収入を得る。
この点、芸能事務所とは違うビジネスモデルだと理解頂けると思います。
芸能事務所の場合、提供する価値は「役者」という個人です。
それに対して、劇団の場合、提供する価値は「作品」という集団で作られたものです。
ですので、芸能事務所に入れば、貴方という個人が売れるよう
組織がバックアップしてくれます。
勿論、一概にそうは言えない部分もありますが
芸能事務所というビジネスモデルを考えた場合
提供する「価値」は、役者という個人なので、当然ながら、役者個人を売っていきます。
その点は、「作品」を売る劇団とは、ビジネスモデルが根本から違います。
ただ、何かを共に売るという点では、この2つの組織は、養成所とは異なります。
個人であろうが、作品であろうが、その組織に入るからには
入った人間全てが、それを売るための活動を行わなければなりません。
ですので、劇団なり、芸能事務所に入れば
その組織の人間達とビジネスパートナーという契約を結んだ形になります。
つまり、未経験者であっても、その組織が売りたいものを売るために
まずは結果を残せなくても、努力をしなさいという形になります。
そういう点では、会社に新入社員に似ているかもしれませんね。
今すぐ結果を残さなくてもいいけど、何時か、会社に利潤を残せるようにしてね。
考え方としては、そんなところでしょうか。
だから、今は出来なくても、組織に利潤を与える事を考え
実践しなければならないという点では
劇団・芸能事務所共に、養成所とは大きく異なるところとなります。