遠野放浪記 2015.12.26.-02 思い出の・・・・ | 真・遠野物語2

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この街で過ごす時間は、間違いなく幸せだった。

宮守駅前の民家と民家の間には細い階段の道があり、下ると釜石街道に出る。目の前には焼肉レストランみまつがある。

 

 

我々はこの階段ではなく、駅前通りを下って釜石街道へ。

 

 

かつては商店や飲食店、もっと多くの民家が立ち並び賑わいを見せていた通りだが、それも今は昔、汽車が着く時間帯を除いてすっかり静かになってしまった。

 

 

釜石街道は宮守川と並走している。川に架かる橋には、銀河鉄道をイメージしたステンドグラス風の装飾が施されている。

 

 

我々は駅から1km程歩き、今日最初の目的地へ。

 

 

 

釜石線の高架を潜り、知る人ぞ知る宮守の名所へ。

 

 

この高架は、かつては2mの高さがあったのか薄っすらと「2」の文字が見えるが、その後低くなったらしく、今は1.7mの高さであるとされている。

 

 

 

嫁は頭をぶつけることなく高架を潜れるが、俺は普通に歩くと頭が擦れてしまう。このせいか最近頭頂部の様子が幾分か怪しい。

 

 

 

宮守の街の谷間のように形成されたこの場所では、全てのものごとの流れが止まっているように感じられ、宮守の中でも取り分け好きな場所だ。

ドクペとケーキでエイスリンちゃんの誕生日を祝ったことを思い出す。

 

 

今日は自分の理想を描き出すためにこの場所に来た。わけではなく、何とはなしに宮守を訪れたら、此処まで歩いて来たくなったのだ。