悲願の青空の下でめがね橋を眺めながら、ケーキと胡桃ちゃんのイメージにぴったりのスプライトをセットする。2月の塞さん、3月の姉帯さん、5月のシロ、7月のエイスリンちゃんと続いてきた宮守女子メンバーの楽しい誕生日パーティも、今月の胡桃ちゃんで遂にラスト。最初はどうなることかと思ったりもしたが、無事完走出来て本当に嬉しい。
ということで、胡桃ちゃんのお誕生日会スタートだ。
今回は日程の都合上、初めて遠野でケーキを調達したわけだが、トッピングが豪華で派手さではこれまでで一番かもしれない。クリームは生クリームでなく、バタークリームが使用されている。温度によって食感が変わるバタークリームは古くから日本のケーキ屋で重宝されて来たもので、生クリームよりも好んで食べる人も多い。
個性派揃いの宮守女子高校麻雀部の中堅として、稀有な存在感を発揮した胡桃ちゃん。留学生のエイスリンちゃんを除き、宮守メンバーの中で唯一、岩手県内に由来となる地名が無いことから、彼女のルーツについては様々な説が囁かれて来た。
表情があまり変わらないことや、口数が少ないことなどからカクラサマが由来ではないかとする説。またカクラサマの漢字表記(神倉・神楽・角羅など)に肝心の「鹿倉」が無いことから実はカクラサマではなく、その容姿、とある村の「カクラ」という家の夢枕に童子が出て来るようになったという故事(ただし「カクラ=鹿倉」か否かは不明)、胡桃の木で遊んでいたザシキワラシがよく目撃されていたという話から、遠野で最も有名な伝説のひとつであるザシキワラシが由来だとする説。
胡桃ちゃんが何も言わないので正解はわからないが、我々にとっては可愛い委員長タイプで、ウザカワイイ大阪人などに容赦なく説教する毒舌家で、でもエイスリンちゃんや姉帯さんが加入する以前からずっと部を支えて来た超仲間想いの胡桃ちゃんが其処に存在しているだけで、それ以上の幸せを望むべくもないだろう。胡桃ちゃんが生まれて来てくれて、本当に良かった。
胡桃ちゃん、誕生日おめでとう!!