遠野放浪記 2014.08.21.-05 至極当然 | 真・遠野物語2

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この街で過ごす時間は、間違いなく幸せだった。

山をぶらぶらと歩いてみたが、他の場所でも幾つかのターザンロープが見付かるのみで、特に何もなかった。


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子供たちはこの深い森の中で、ターザンロープをしたりきのこを探したりしているのだろうか。

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雨は小降りになって来た。もう下山しよう。

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心なしか少し明るくなって来て、森を出ると湿気も落ち着いて来たように感じる。

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再び片岸橋のバス停に戻る頃には、体調はすっかり良くなって腹も減って来た。

中途半端な時間だが、昼ごはんを食べて行くことにした。

今回は、ちょっと奮発して買い揃えた缶つまシリーズから「赤鶏さつま炭火焼」を選択。スモークしてあるのか、仄かに香ばしい。流石に、良い御値段するだけのことはある味だ。

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さて、雨はほぼ上がったし、天気は相変わらず不安定ではあるが明るくもなって来たので、取り敢えずは旅を続けることが出来そうだ。

俺は街を出て、さらに北へ向かう道を走り始めた。

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附馬牛の深淵へ、附馬牛の本当の姿が少しずつ見えて来る。

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此処まで来るのは本当に久し振り。

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遠くの山に霞が掛かっている。この風景の中に、実に様々な自然と人間の物語がある。

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街から2km程走り、道は遂に早池峰への分かれ道へ。

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長い夏の日も直に暮れる。このタイミングだからこそ、俺は普段見られない遠野の深淵を見たい。