遠野放浪記 2014.07.25.-02 夏本番 | 真・遠野物語2

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この街で過ごす時間は、間違いなく幸せだった。

日が高くなるに連れて雲は晴れ、夏の濃い青空が北関東の大地を照らした。


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山里も田園も、絵画のようにくっきりとした美しいコントラストを地上のキャンバスに描き出している。

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旅は順調に進み、いよいよ白河を越える。

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此処から、夏本番の南東北である。

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益々その緑と青は濃くなり、じりじりと気温が上がりつつある朝の日差しを反射して鈍く輝いている。

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小さな街が現れては消え、列車は順調に北へ向かっている。

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二本松の小さな街と六角川に出迎えられる。福島以南の車窓では、とても好きな風景のひとつだ。

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街外れには、川原に設けられた小さな公園がある。街の人の憩いの場になっているのだろう。

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そんな小さな街はあっという間に後ろに消えて行き、再び東北の静かな風景が繰り広げられる。