遠野放浪記 2014.05.06.-11 Game on Dude | 真・遠野物語2

真・遠野物語2

この街で過ごす時間は、間違いなく幸せだった。

沈み行く夕陽は最後の輝きを放ち、空に幾筋もの光と影が映し出される。次第にその境目がはっきりと見て取れるようになり、そして光は闇に塗り潰されて消えて行く。


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燃え上がる炎が地上を包み、やがて生まれ来る命の謳歌を予感させた。

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太陽の輝きは遂に燃え尽き、やがて遠い山の向こうに消えて行った。

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地上は急速に闇に支配され、人々は冷たく暗い宇宙に光を見付けようと星を灯す。

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最早地上に道は見えず、ただ人々が灯す微かな明かりだけが旅の道標になる。

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黒磯から宇都宮へ至り、車窓からはもう何も見えなくなった。旅も終わりだ。