遠野放浪記 2014.02.16.-03 対岸の街 | 真・遠野物語2

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この街で過ごす時間は、間違いなく幸せだった。

駅近くの集落には、岩根橋地区集会所がある。やはり集落は鉄道を中心に形成されているようだ。


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線路がすぐ近くに見えているのに、それは何だか別の世界の、雲の上を走っているように感じてしまう。

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駅から離れた場所にも、山間に分け入って行く道、谷の底へ下って行くような道が幾つもある。


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猿ヶ石川の対岸にも、何かがあるようだ。

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眩しい朝日に照らされて白く輝く道を、何かに吸い寄せられるように下る。

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気が付けば線路も、街の姿も遠くになった。

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道は猿ヶ石川のすぐ脇まで続いていた。朝日が水面に反射し、キラキラと輝いている。

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こんなところにも、道なき道があり山肌をものともしない地元民の足跡が残されていた。

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この道を行けばどうなるものか……全くわからないので、今日は止めておいた。

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道は猿ヶ石川に繋がっている。導きに従って渡ってみよう。