退団した一年後、
長男が
『また柔道やりたい』
と、言い出した。

『今度は投げ出さないこと』
『負けても頑張ること』
を約束してもらって、
再び入団した。

先生は、
とても喜んで
くれた。

それからも、
相変わらず練習も
試合も負けるけど、
弱音を吐く事は
なかった。

しかも、
5年生になると、
今まで開始3秒で
負けていたのが、
長い時間闘える
ようになり、
勝つことは
なくても、大きな
進歩だった。

そして、6年生に
なった今、柔道が
楽しいし、好き。
吃音を抱えながらも、
主将を務め、
号令をかけています。

相変わらず、
柔道は
弱いですが、
心は
うんと強くなった。

本当に!

そして先日、
学年が上がってから
初めての試合が
行われて・・・

続く