私 :   『それって何ですか?』

先生 :  『わかりやすく言うと、
極度の運動音痴ですね。それっていうのは、自分で自分の身体の動きを理解出来てないのよ。リハビリしていきましょうか』

私 :  『リハビリしたら治りますか?運動が得意になることはありますか⁉︎』

先生 :  『いや。得意は難しいです。けど、苦手から苦手ではなくなる、くらいなら可能だと思う。一緒にリハビリに付き添って、ママもお家で一緒にやってくれるといいかな』

吃音だけじゃなく、
運動も、、、。

そっか。
だから、何やらせても
出来なかったんだ。

年中のこの時点で、
スキップ、片足立ち、
ブランコなど、皆が
出来ることが出来なかった。
教えても教えても。

縄跳びも一回も
飛べなかった。
鉄棒も出来ない。
踊りも、リズムに
乗れないし、
ぎこちない。

この時、すでに柔道を
始めていました。

お姉ちゃんの練習
に付き添っているうちに、
自分から『やりたい』と
言ったので。

しかし、
受け身が取れず、
家でも練習させましたが、
出来ない。

柔道で
受け身が出来ないのは
致命的。
危険すぎる。
辞めさせたかった。

でも、
先生が根気よく
向き合ってくれて、
本人のやりたい気持ちを
尊重してくれた。

『危険な事はさせないし、
試合にも無理して出なくて
いいです。練習に来るのは
大歓迎ですよ』と、
言ってくれた。



周りの父兄達も、
長男を温かく見守ってくれ、
一緒に練習している子たちは、
長男を気遣い、
私のところへ
『技をかけても大丈夫?』
『思い切り投げない方が
いい?』
と、確認しに来てくれました。

リハビリのお陰で、
受け身も取れるように
なり、小学生に
なってから、
小さな大会には
出るようになりました。

ところが、、、。

続く