無能集団?東電の社員様の頭には、人が近づけない高線量化下での超危険な作業を安全に遂行するため、寸分違わぬ模型?を組み、シュミレーションを行うという発想はなかったのだろうか?

 失敗続きベント排気塔の切断作業でも、多くの作業員に無用な被ばくをさせ、当初の計画から大きく遅れて、ようやく完了させたが、過去の失敗に学ばない東電の低レベル技術陣は、その反省を生かすことは全くなかったようだ。

福島原発・排気筒〝被ばくして切断〟でも、解体計画 小手先の見直し 一ヶ月延長するだけ?
【切断計画は失敗続き、高線量で危険なための遠隔操作だった筈が、
最後は作業員を被ばくさせ、人力での切断。しかし進捗率は未だ15%。

それでも、小手先の改善策?で、完了時期を一ヶ月伸ばしただけ?
再び作業員に被ばくを強いる、人力での切断に追い込まれるのは必至。

無謀な計画を押し通すのは、東電と協力会社「エイブル」の面子を守るためか?

たまたま取材に訪れた東京新聞の記者が、排気筒支柱に新たな破断を発見した時、
東電は、「線量が高く近づけない場所があったため、確認できなかった」と苦しい言い訳をしていたが・・】


 東京新聞 2022年8月1日 06時00分
東京電力の見通し甘く、トラブル続きで…福島第一原発の汚染配管撤去、現行計画での作業を断念

【福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)1、2号機間にある高濃度の放射性物質で汚染された配管の切断撤去を巡り、東京電力は、現行計画の作業を断念した。切断開始から5カ月、配管を26分割する計画はトラブル続きで、撤去できたのは1回のみ。東電は準備不足と見通しの甘さを認め、少なくとも半年かけて作業を見直す。

不十分だった訓練、不具合の対処検討もできず

 「模擬訓練が不十分だった。不具合が起きたときの対処策の検討もできていなかった」。東電福島第一廃炉推進カンパニーの小野明・最高責任者は7月28日の記者会見で、現行の汚染配管の撤去計画について事実上の白旗を揚げた。

 現場は原発敷地の屋外では最も放射線量が高く、人が容易に近づけない。そのため、東電はてんびん状の切断装置を大型クレーンでつり上げ、分割する配管の両端を切断する遠隔操作の計画を立てた。
 ところが、3月1日に開始した切断作業は初日からトラブルがつきまとった。長さ12メートル分の1回目の撤去では、配管の片側を9割ほど切るとチェーン状の切断器具が食い込み動作不能に。

 これを防ぐ対策はうまくいかぬまま、1回目の撤去は片側9割まで切った配管に何かしらの力が加わり自然に切れていたため、たまたまうまくいった。

◆高まる作業員の被ばくリスク
 運任せの現行計画は、作業員の被ばくリスクを大きくもさせた。1回目の撤去で切りかけの配管が折れて落下するのを防ぐため、作業員らは高線量の現場に入り、配管をワイヤロープで固定せざるを得なかった。
 小野氏は作業員が現場に入ることを「基本的に想定していない」と話していたが・・】一部抜粋