どんなに綿密な避難計画を立てても、原発の30キロ圏内 90万余の住民が、安全に避難することは、事実上不可能。

東海第2原発30キロ圏内96万人の避難先確定も、避難用バスの手配、渋滞対策など課題山積
【96万人が自家用車で一斉に避難すれば大渋滞に、渋滞対策にはバスでの集団避難が効果的だが、一度に数千台の手配が可能かどうか?運転手の安全確保は?など等、課題は山積。

高浜原発の避難計画では 18万人が、僅か16時間 で避難完了??するそうだが・・

そもそも、96万人の避難が想定される 超危険で超迷惑な施設の存在が、
なぜ許されてきたのだろうか?他に安価で安全な発電手段があるのに。】


机上の空論、絵に描いた餅、実現不能な避難計画は、無いに等しい。

この判例は、東海第二原発のような大都市近郊の原発に限らず、周辺人口の少ない 例えば、津波は想定外?の事故訓練を実施した伊方原発に適用すれば・・

津波は想定外? 伊方、5千人避難想定に住民参加70人

「絵に描いた餅」の原発避難訓練=荒天でヘリ飛ばず、乗船訓練も中止

豪雪時に原発事故が起きたら… 上越の30キロ圏内 避難に懸念

東海第二原発、審査終了見通し・・規制委、原子力ムラ目線で=日本終了も間近か?!


原子力ムラの危険な賭け=東海第二原発 100万人の逃げ場あるか? 
【世界中を金融危機に陥れたリーマンショック、
史上はじめて衆人環視のもと爆発した福島原発事故。
いずれも、当事者たちがリスクを正しく想定しなかった結果の大惨事。

 原子力業界も金融業界も、
自分たちの欲のために地球を賭けた無謀な博打を打ち、
挙句メルトダウンさせた。

 そして、どちらの当事者も、何の罪悪感も抱かず、反省もせず、
「地球を賭けた博打」を今も打ち続けている。】


 NHKニュースWEB 2021年3月18日 18時03分
東海第二原発 再稼働認めない判決 水戸地裁
【茨城県東海村にある東海第二原子力発電所について、住民が安全対策に問題があるなどと訴えていた裁判で、水戸地方裁判所は避難計画やそれを実行する体制が整えられていないとして、事業者の日本原子力発電に再稼働を認めない判決を言い渡しました。

8年余りにわたって開かれた裁判では、原発の周辺で想定される最大規模の地震の揺れ「基準地震動」の設定や、重大事故が起きたときに備えて自治体が策定する避難計画などが争点となっていました。

18日の判決で水戸地方裁判所の前田英子裁判長は「基準地震動」の設定や施設の耐震性、それに津波の想定などについては「原子力規制委員会が審査に適合するとした判断に見過ごせない誤りや欠落があるとまでは認められない」と指摘し、原告側の主張を退けました。

一方、避難計画については「原発から30キロ圏内に住む住民が避難できる避難計画と体制が整っていなければ、重大事故に対して安全を確保できる防護レベルが達成されているとはいえない」と指摘しました。

さらに原発の30キロ圏内の住民が94万人にのぼることをあげ「避難計画を策定しているのは14市町村のうち避難が必要な住民が比較的少ない5つの自治体にとどまっていて、人口の多い水戸市などは策定できていない」と指摘しました。

そのうえで「策定された計画でも、地震などの自然災害による住宅や道路の被害も想定した、複数の避難経路を設定しておらず、実現可能な避難計画や実行できる体制が整えられていると言うには程遠い状態だ」として、日本原電に再稼働を認めない判決を言い渡しました。】一部抜粋