福島原発事故を起こした東電に、『原発を運転する「適格性」有や無しや』と現時点で問えば、(容認派も含め)百人中百人がが「無し」と、即答することだろう。


原発ID不正入室問題=問われる、東電と規制委・規制庁の適格性
【この期に及んで規制庁は、「不正侵入問題は、保安規定には違反していない」??
と開き直っているが・・

柏崎刈羽原発不正入室問題 ずさん過ぎる管理体制露呈  旧保安院の残党?規制庁が防波堤に・・
新たに重要な欠格事例が判明したなら、規制委は直ちに、「(東電に)適格性あり」との審査結果を取り消し、再審査すべきだろう。
それが出来ない規制委・規制庁は、東電と同様、適格性に欠けるのでは?】


ウソつきに原発任せる狂気。本当は再エネ技術で一番を目指すべきなのだが・・
【基地外に刃物、ウソつきに原発・・
事故が起これば国が亡ぶかもしれない凶器を、ウソつき東電に任せる規制委も、
所詮は原子力ムラの一員なのだ。

原発のためにバカ高くなった日本の電気料金、バカ高い電気料金を国際水準に下げるため、再エネ技術で一番を目指すべきなのだが・・】


 日本経済新聞 2021年2月17日 15:40
柏崎刈羽原発、規制委員長「検査次第で使用停止も」
【原子力規制委員会の更田豊志委員長は17日の定例会で、東京電力柏崎刈羽原子力発電所でのIDカード不正使用に関する検査について「場合によっては施設の使用停止を含む厳格な措置を講じていく」と発言した。検査で問題の重要性や深刻度を評価し、結果に応じて東京電力ホールディングスに必要な対応を求める方針だ。

柏崎刈羽原発は7号機の再稼働に向けて地元同意が焦点となっているが、IDカードの不正使用問題や安全対策工事の不備の判明で、地元自治...】


 毎日新聞 2021/2/17
新潟・柏崎刈羽、再稼働に暗雲 失態続々、容認派も不信感

【東京電力が目指す柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)7号機の再稼働が見通せなくなっている。年明け以降、制御室への不正入室問題をはじめ同原発に関する失態が相次いで明るみに出たためだ。地元では東電や規制当局への不信感が高まっており、「年内の再稼働はない」との見方も出ている。


 発端は1月23日。東電社員が2020年9月20日、柏崎刈羽原発で他の社員のIDカードを使い、中枢である中央制御室に不正入室していたことが報道で明らかになった。東電は原子力規制庁には報告していたものの公表はせず、「核物質防護上の問題」を理由に新潟県や柏崎市などにも伝えていなかった。再稼働容認派の桜井雅浩・柏崎市長も「東電の資質・適格性を疑問視せざるを得ない」と不満を漏らすなど疑念が噴出した。

 その4日後の27日。東電は7号機の安全対策工事について、約2週間前に「完了した」と公表していたにもかかわらず、実は終わっていなかったと発表した。未完了の工事があることを見逃していたことが原因だった。この発表は、工事完了に関する地元説明会(計5回)を始めたわずか2日後で、東電にとっては最悪のタイミングだった。


 再稼働推進派からも厳しい意見が出ている。熱心な推進派で知られる柏崎商工会議所の西川(さいかわ)正男会頭は「非常に残念でならない。東電ともあろう会社が……」と悔しさをにじませた。柏崎商工会議所は20年12月、東京商工会議所の三村明夫会頭を柏崎刈羽原発の視察に招き、再稼働に向けた環境整備を進めていた。今回の事態を受け、西川会頭は同原発の石井武生所長を呼び、問題の解明と再発防止を申し入れている。

 新潟県の花角(はなずみ)英世知事は「ミスが積み重なっていることに非常に不信感がある。おわびに来てもらっても、もう意味がない」と態度を硬化させ、東電の謝罪すら受け付けない構えだ。


 不正入室問題では規制当局の不手際も発覚し、地元の不信に拍車をかけている。原子力規制委員会は問題が起きたわずか3日後の20年9月23日、柏崎刈羽原発の保安規定を了承した。保安規定では、福島原発事故を起こした東電に原発を運転する「適格性」があるかどうかが最大の焦点だった。だが、規制委の事務局である規制庁は不正入室問題を把握しながら、この時点で規制委の更田(ふけた)豊志委員長らに知らせていなかったのだ。

 この問題は2月8日に明らかになり、桜井・柏崎市長は翌9日、「適格性を疑わざるを得ない事実が出てきたので、もう一回評価すべきだ」と述べ、規制委に再判断を要求した。再稼働容認派の首長が、再稼働に向けた審査のやり直しを求めるのは異例だ。】