東京五輪の晴れ舞台で、汚染水タンクの消えた福島原発の映像を流し、得意満面の醜悪な笑顔で・・
東京五輪への引き継ぎ式は、アスリートをさしおいて「安倍マリオ」の独壇場

そのために、汚染水タンクは もうすぐ満杯と危機感を煽り・・
薄めて海に放出「最も早く、低コスト」??汚染水めぐる公聴会、福島県漁連は反対の方針

※ 福島原発周辺には (放射能で人が住めない)未利用地が拡がり、
汚染水タンクの設置場所に困ることなどない筈なのだが・・

そして、みっともない?汚染水タンクは、
二度と汚染水を貯められないように?廃棄・・
トリチウム汚染水、海洋投棄の方針固める。タンク跡地は溶融核燃料の保管場所に??

福島原発タンク撤去方針、その心は・・汚染水問題完全解決??汚染地下水ストレート投棄で・・

政府・原子力ムラの方針は、最初から海洋投棄ありき、ALPS等での放射性物質除去は、ただのポーズ。

東電は汚染水対策として、恒常的に超高濃度汚染水を垂れ流し・・
東電流の汚染水対策?? 汚染水漏れ口を2年超放置し海へ垂れ流し!?



稀代の大嘘つき?安倍総理閣下の 「アンダーコントロール」演説


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「安倍氏秘書が見返り金」、放火事件公判で検察指摘 2006年07月12日

  Yahoo!ニュース・AERA dot.より
古賀茂明「『放射性物質を海に流す』安倍政権の方針は7年前から決まっていた」
【8月30日と31日、「トリチウム」という放射性物質を含む水の処分をめぐり、国の有識者会議は初めての公聴会を福島県富岡町、郡山市と東京都で開催した。トリチウムは、水の一部として存在しているため、他の放射性物質とは異なり、現在の放射性物質除去システムでは取り除くことが難しく、処理された水の中に残されてしまう。そのため、最終的にこのトリチウムを含む水をどう処分するかということが、何年も前から課題とされていた。


 今回の動きは、政府が、東京電力福島第一原発事故から7年以上経って、ついに「汚染水を薄めて海に流す」ことを認めさせるために、住民に最後通牒を突き付ける決断をしたということを意味している。

 もちろん、漁業者などからは、風評被害を招くなどとして強い反対の声が上がった。しかし、はっきり言って、もう結論は出ている。今行われているのは、単なる最後のガス抜きと形式的な儀式に過ぎない。

 実は、この方針は、事故直後から経済産業省の中では既定方針だったと見られる。専門家の間では、2011年4月頃から、汚染水の大量漏出の危険性が指摘されていた。10万トン級のタンカーを原発近くに停泊させてそこに高濃度の汚染水を貯留するというアイデアまで提案されていたくらいだ。それくらい緊急性があると考えられていたことになる。

 私が最も信頼する原子力発電専門家である佐藤暁氏は、亡くなった吉田昌郎元福島第一原発所長に事故直後からいろいろと相談を受けていたそうだが、その中でも、吉田氏は汚染された冷却水の処理方法がないことを心配し、水冷式以外の方法を一緒に考えて欲しいと依頼していたそうだ。

 つまり、原発専門家にとっては、汚染水処理問題は最優先だとすぐにわかる課題だったのだ。

 一方、事故直後に経産省が最優先にしたのは、「東電を破たんさせない」ということだった。このため、全ての対策は、東電が破たんしない範囲でのコスト負担を上限とするという被災者無視の不文律が支配することとなった。

 それが最も端的に表れたのが、汚染水対策だ。原子炉に注入される冷却水は高濃度汚染水となる。さらに、これに地下水が流入し、大量の汚染水が毎日数百トン単位で発生する。そこで、汚染水から放射性物質を除去するシステムが導入されるとともに、流れ込む地下水を遮断して、少しでも海に流れ出る汚染水の量を減らす対策が急務となった。

 地下水を止めるために、地下水の地盤よりも深いコンクリートの壁を作る構想も提案されたが、これだとコストが高いので東電が破たんするという理由で却下された。最終的に採用されたのが、いわゆる「凍土壁」である。

初めて実施する大規模な凍土壁の建設だから、リスクが大きすぎて民間企業(東電)にやらせるのは無理だという理由で、国が資金を出すことになった。もちろん、国民の税金である。

これがコンクリート壁だと、普通の工事だから、東電が出せとなるということになり、東電の財務に負担がかかるという事情があったのだ。しかし、当初からこの凍土壁では大きな効果が見込めないというのが大方の予想であった。

 それでもこの方法にこだわったのは、東電の財務事情の他にもう一つ理由があった。それは、放射性物質は、どうせ海に流すしかないという経産省の確信犯的意思があったということである。なるべく金を出さずに、静かに海に流せばいい。海は大きい。薄まればどうということはない。そう考えたのである。その後、経産省の考え方に沿って、大量の汚染水が垂れ流されることになった。


2020年夏のオリンピック開会式までに、汚染水問題を解決しておくことは、至上命令である。そのためにはトリチウムを含む汚染水処理問題に今決着をつけなければならない事情がある。汚染水を薄めて海に流すと言っても、大量の汚染水を漏出すことなくタンクから移し、大量の水に混ぜて薄めて放出するには、それなりの設備が必要だし、時間もかかる。準備だけでも2年くらいかかるという予測もある。ということは、もう今がギリギリのタイミングだ。

 経産省は、元々薄めて流す確信犯だったが、それは表に出さず、静かにこの日のために準備を進めてきた。15年から有識者会議で5つの処理方法を検討。「海洋放出」の他に、「水素に変化させての大気放出」「蒸発」「地層注入」「地下埋設」なども検討対象に入っているかの如く振る舞った。しかし、海に流す方が安いに決まっている。結局「薄めれば安全」ということを専門家に言わせ、一番安いという試算も併せて出して、希釈して海洋放出という結論に持って行った。

 もちろん、最初からそれに決めましたというと、地元、特に漁業者の反発は必至だ。世論も批判するだろう。それがわかっているので、まずは、丁寧に皆さんの意見を聞きますという態度を示すことにした。それが今回の公聴会だ。原発関連ではお決まりの手順である。

●素朴な疑問には答えず疲れを待つ作戦

 ブエノスアイレスで開催されたIOC総会で東京オリンピック・パラリンピック開催が決まったのは、この汚染水騒動が少し収まった13年9月7日だ。当然のことながら、IOCでは、東京の放射能汚染を懸念する声が上がった。

 安倍総理の「天下の大嘘」と言われる「アンダーコントロール」発言が飛び出したのは、まさにこの時だ。「フクシマについて、お案じの向きには、私から保証をいたします。状況は統御されています(アンダーコントロール)」「東京には、いかなる悪影響にしろ、及ぼしたことはなく、今後とも及ぼすことはありません」「汚染水の影響は、完全にブロックされています」と安倍総理は大見得を切った。もちろん、事実からかけ離れた、口から出まかせに近い内容だが、これは世界への公約となった。


 20年夏のオリンピックの開会式では、安倍総理が、「日本は、福島第一原発事故を見事に乗り越えました。私は、世界中の皆様から寄せられた温かいご支援に心から感謝するとともに、何よりも、幾多の困難を乗り越え、見事に復興を成し遂げた福島県民の皆様の献身と勇気に対して、世界中の友人たちとともに、心からの敬意と感謝の気持ちを表したいと思います。」と胸を張ることになるだろう。

 もちろん、そのころまでには、汚染水が日々希釈されて海洋放出されるという話はほとんど報道されなくなり、この安倍総理の晴れ姿が大きく紙面を飾ることになる。公聴会は終わったばかりだが、そんな光景が目に浮かぶのである。】一部抜粋