いまだ10万年続く国家は存在しない。古代エジプト王朝誕生も僅か5千年前の出来事。

仮に3.7兆円全額を10万年間の運営に充て、10万年後も同じ貨幣価値だと仮定しても、
〝核のごみ〟最終処分場の年間運営費が僅か3700万円という経産省の非現実的試算。
制御棒処分:電力会社400年、国10万年管理 規制委方針

まったく発電しない 妖怪〝もんじゅ〟さえ、年間200億円の無駄飯を喰らってきた。
実験炉〝もんじゅ〟政府、廃炉で最終調整 〝偽りの核燃料サイクル〟未完のまま幕?

それ以前に人類にとって、〝核のごみ〟を始末する技術は未知の分野、現時点で10万年間の保管に耐えられる素材も発見されておらず、チェルノブイリでも石棺・ステンレス棺・・エンドレスのマトリョーシカ状態。
29年目のチェルノブイリ:廃炉は未定、巨大マトリョーシカで覆うだけ

核燃料を閉じ込める圧力容器も、高温・高圧に耐えられず檻の役目を果たせない欠陥品。
2700度にもなる核燃料が1000度で溶ける圧力容器に・・メルトダウンは必然

その上 地震大国・日本には、オンカロのような強固な岩盤に守られた場所は皆無。
核のごみ捨て場*候補地相当数?? 国、非科学的根拠で地方に押し付け??

トイレを造る技術さえない中、無責任にも見切り発射させた政府・原子力ムラを、
今さら責めても仕方ないが・・
「原発のトイレ」:無策の日本と準備万端のフィンランド

福島原発事故で地獄を見た後も、日本滅亡のリスクを無視し、疫病神・原発を再稼動させ、〝核のごみ〟という負の遺産を増やし続ける安倍・原子力ムラの悪行は決して許されない。
今 備えるべき 「わが国存亡の危機」 それは、原発の暴発。
ポンペイに学ばず? 巨大噴火リスク 川内原発 核燃料緊急移送 手つかず

その悪行を許す私たち国民も同罪、地球や将来世代にとても顔向けできない。
“核のごみ” 次世代に残すのは倫理的な問題=独・倫理委

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電力自由化とは名ばかり。新電力に重いハンデ=託送料に原発の廃炉費用まで上乗せ

 東京新聞より
<原発からの請求書>(5) 最終処分場建設、運営に3.7兆円 増額の可能性も
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【Q 原発から出る核のごみを受け入れる最終処分場にはいくらかかりますか。
 A 経済産業省の試算では建設・運営費で計三兆七千億円かかります。東京五輪向け新国立競技場(総工費約千五百億円)が二十四個できる金額です。

 Q なぜそんなにかかるのですか。
 A 燃料は再利用しますが、廃液など「高レベル放射性廃棄物」が出るからです。人が近づくとすぐ死亡するほど危険なので、ガラスに混ぜて固め、三百メートル以上の地下に埋めます。

日本は地震が多いので耐震性を高め、完全な地下水対策も必要。

その状態で最長十万年管理し、やっと放射線が減少するのです。その分、費用はかさみます。東京電力・福島第一原発事故の溶解燃料も受け入れる可能性があり、その場合もっと高くなるでしょう。

 Q お金はだれが払うのですか。
 A わたしたち電気を利用する国民が払っています。大手電力が出資する専門組織が建設・運営するのですが、費用は電気料金に上乗せされ、積み立てられています。

二〇一六年三月末時点の積立金は約一兆円にとどまっており、本紙試算では最低四十六年上乗せを続けないと必要額に達しません。

 Q 原発を持たない新電力と契約すれば負担をしなくてよいのですか。
 A いいえ、一部は負担を迫られます。
検針票の裏に小さく記されている「使用済燃料再処理等既発電費相当額」という長い名前の項目です。

一キロワット時につき〇・一一二円の負担で、図の家庭は約四十円の負担。従来負担と合わせ月五十五円。東電管内の平均家庭(月間使用量二百六十キロワット時)は毎年計千六百七十五円ずつ積み立てに協力している計算です。

 Q 処分場はいつできるのですか。
 A 政府は長年候補地を探してきましたが、人々の抵抗感は強く、みつかりません。

経産省は断層の状況などから有望地域を示す地図を昨年末までに示す予定でしたが、先送りにしています。ごみの受け入れ先がないにもかかわらず、政府と電力会社は原発再稼働を急いでおり「無責任」との批判があります。

 日本学術会議も「いまの科学で十万年の安全確保は証明できない」としており、建設計画は難航が必至。資金面でも作業が進めば、三兆七千億円の見積もりを大きく超え、国民は電気代からの積み立て増額などを迫られる可能性があります。】一部抜粋