トランプ大統領就任式の参加人数が過去最大だった」という、
もう1つの事実”オルタナティブ・ファクト

明々白々 明らかな嘘さえ通ってしまう 恐ろしい社会はすぐ其処まで来ている。

世界中から非難轟々のトランプ大統領を、ただ一人賞賛する、我が日本の安倍総理閣下。

いじめっ子?トランプの標的にされながら、ひたすら媚びへつらう安倍総理。
※ タイム誌が酷評 安倍首相はトランプに「へつらっている」
Japan's Prime Minister Showed the Way to President Trump's Heart: Flattery

そんな安倍総理も、我が日本国に於いては、誰一人逆らう事を許さない絶対権力者。

彼の政権が発する言葉は、例え真っ赤な嘘でも、
もう1つの事実”オルタナティブ・ファクト”なのだから、無条件に信じなければならない。
憲法違反になるから「戦闘」と言えない? 「武力衝突」なら違憲が合憲に??
「戦争のできる国へ」着々⇒『テロ等準備罪』の標的は 政府に盾突く〝市民運動〟?
五輪決定「安倍首相演説が決め手」 プレゼン能力はヒトラー級!?
【真実は闇の中・・・政府は必ずウソをつく?】イラク戦争、原発事故、TPP・・

彼の政権とその後ろ盾〝日本会議〟は、今でも 
大東亜戦争は聖戦であり、南京大虐殺は捏造」と主張、戦後レジウムから脱却し、
戦前の輝ける?大日本帝國の再興を目指している。
※ 戦後体制からの脱却 安倍晋三氏「美しい国へ―戦後レジームからの脱却―」
日本最大の右派団体「日本会議」と安倍政権のただならぬ関係〜なんと閣僚の8割が所属

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 毎日新聞より
米国「もう一つの事実」波紋 就任式「参加者最多」、大統領顧問が擁護 米メディア「それがウソだ」
【 今月20日のトランプ米大統領の就任式の参加人数を巡り、「過去最大の聴衆だった」としたスパイサー大統領報道官の発言を、コンウェー大統領顧問が22日のNBCテレビ番組で「もう一つの事実だ」と説明し、擁護したことが波紋を呼んでいる。政権に批判的な米メディアは「『もう一つの事実』は事実でなく、うそだ」と激しく反発している。】一部抜粋

 ハフィントンポストより
「1984年」と”オルタナティブ・ファクト”、トランプ新政権とディストピアのリアリティ
【ジョージ・オーウェルが1949年に出版したディストピア(反ユートピア)小説『1984年』が、70年近くたって、アマゾンでベストセラー1位を占める――。

このニュースは、トランプ新政権が発足した米国の現状を物語るエピソードとして、象徴的だ。

全体主義国家の代名詞「ビッグブラザー」、その思想を強制するための新たな言語「ニュースピーク」、矛盾する事実の両方を信じるという思考法「二重思考」―。

トランプ新政権の大統領顧問、ケリーアン・コンウェイ氏が言う”オルタナティブ・ファクト(もう一つの事実)”という思考法にぴったり符合する。

それだけではない。一時はアマゾンのベスト10のうち、2つが『1984年』、さらに、徹底した統制社会の未来を描くオルダス・ハクスリーの1932年の『すばらしい新世界』、ヒトラー的な米国新大統領が登場するシンクレア・ルイスの1935年の『ありえないアメリカ(It Can’t Happen Here)』と、ディストピア小説が4つを占める事態となった。

「今、2017年、恐怖はここにある」

アマゾンの人気レビューアーが述べるように、ディストピアのリアリティが、今ほど感じられることはないのかもしれない。

大統領就任式の聴衆の数


“報道官のウソ”はその前日、21日にスパイサー氏が新政権発足後、初めてホワイトハウスの会見室に姿を見せ、一方的に報道を批判し、質問も受け付けずに退出した件を指している。

批判のポイントは、20日の大統領就任式の聴衆の数だ。

180万人が集まり、モールを人波が埋め尽くした8年前と比べ、今回は半分以下ほどに見える聴衆の少なさが、メディアの話題となっていた。

これに対してトランプ氏は、「150万人はいた」と反論。

この反論を後押しするかのように「メディアは意図的に虚偽の報道をしている」との批判で始まった、スパイサー氏の一方的な”会見”だった。

スパイサー氏は、この会見で:

①今回の就任式ではモールの花壇の保護のため、初めて白いカバーを設置。その色のコントラストで人がいないエリアが強調された
②就任式の会場となった連邦議会議事堂から4thストリートまでで25万人、そこからメディアテントまでで22万人、さらにワシントン記念塔までで25万人いた
③就任式当日、公共交通機関「ワシントンメトロ」の地下鉄・バスを使ったのは42万人で、オバマ氏の2013年の就任式31万7000人を上回った
④今回初めて、フェンスや金属探知機を設置したため、ナショナルモールにすみやかに入れず、数万人に影響が出た

と指摘。

そしてこれらを根拠に、「この就任式の聴衆はこれまでで最大のものだった」と述べていた。

だが、ワシントン・ポストなどのファクトチェックによると:

①花壇のカバーは2013年のオバマ氏就任式から設置されている
②聴衆はワシントン記念塔の手前で途切れていた
③「ワシントンメトロ」の利用者数は前回2013年は78万3000人とスパイサー氏の数字の倍以上で、今回は57万1000人
④金属探知機は以前から使われていたが、今回は使っていない

ことが明らかになっている。

つまり、スパイサー氏がわざわざ説明に立った「この就任式の聴衆はこれまでで最大のものだった」との主張は、まったく根拠がない、とメディアに指摘されていたのだ。

”オルタナティブ・ファクト”とは

「大統領は報道官になぜウソを言わせたのか?」

「ミート・ザ・プレス」のキャスター、トッド氏の問いかけに対して、大統領顧問のコンウェイ氏はこう答えた。

誰の目にも明らかな間違った主張を繰り返す。そしてそれは、ウソではなく、”もう一つの事実”だと言う。

この”オルタナティブ・ファクト”は、早速、ハッシュタグとして、あっという間にネットに拡散した。

『1984年』のニュースピークと二重思考

ビッグブラザーがあなたを見ている

オーウェルの代表作であるディストピア小説『1984年』では、そんなスローガンが街中を覆う。

その特徴は、全体主義国家による徹底した情報と思想の統制だ。それを象徴するのが、「ニュースピーク」と「二重思考(ダブルシンク)」だ。

「二重思考(ダブルシンク)」は、より”オルタナティブ・ファクト”を想起させる。

「戦争は平和/自由は隷属/無知は力」。主人公ウィンストンの職場である真理省には、そんなスローガンが掲げられる。

黒を白と言いつのる「ブラックホワイト」、「2+2=5」など、『1984年』は”オルタナティブ・ファクト”に事欠かない。

「”党”への備えを」

アマゾンのレビューで、ポール・パロンさんは、こう述べている。

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■デジタルメディア・リテラシーをまとめたダン・ギルモア著の『あなたがメディア ソーシャル新時代の情報術』(拙訳)全文公開中

(2017年1月29日「新聞紙学的」より転載)】一部抜粋

 ホウドウキョクより
名作の悪夢が現実に?トランプ政権“もう一つの事実”についてモーリーが語ります
【約70年前に出版された、イギリスの作家、ジョージ・オーウェルの小説「1984年」がアメリカで突如として売れ始めた。

・70年前の小説「1984年」がアメリカで突如として売れ始めた
・コーウェン大統領顧問が発した「もう1つの事実」という言葉が、小説の中の「真実をねじ曲げる政府」を連想させる
・政府が言っていることが嘘でも、政府が言っているんだから従う

なぜ今、売れているのか
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トランプ大統領就任式の参加人数が過去最大だったのかどうかをめぐり、コーウェン大統領顧問が発した「もう1つの事実(alternative facts)」という言葉。この言葉が、小説の中の「真実をねじ曲げる政府」を連想させるというのです。
「1984年」という小説は、アメリカだったら中学生以上はみんな学校で読まされていて、ほぼ教科書です。
小説の中に出てくる架空の世界には、「二重思考」という言葉があります。

政府が言っていることが嘘でも、政府が言っているんだから従う

「二重思考(Doublethink)」とは、矛盾する二つの意見をともに真実として受け入れること。
つまり、政府が言っていることがどんなに嘘でも、政府が言っているんだから従うということです。
国民が恐怖によって調教されていくという世界なんです。
小説では、党の哲学である「二重思考」により、あらゆる記録が改竄され、党の主張が常に真実であるようにする世界が描かれている。

事実は小説より奇なり?

小説が書かれたのは、ソ連のスターリン時代で、それに対して警鐘を鳴らしていたわけですが、今なぜかアメリカの大統領に当てはまってしまったわけで、今後、トランプ政権から目が離せません。】一部抜粋