「入倉・三宅式」の考案者 京大・入倉孝次郎名誉教授も、「過小評価にならないよう注意を」と言っており、規制委も再計算の求めには応じたが・・

前委員長代理に拠れば、
規制委は、再計算前とは違う設定で計算し、644ガルと基準地震動856ガルに収まる数値を導き出した。

 関電と同様の設定で計算し、さらに「不確かさ」を加味すれば、最大1500ガル超と、
基準地震動856ガルを遥かに超える数値となるという。

 現状の大飯原発は1500ガル超の揺れには耐えられず、新たな耐震工事が必要?
唯一運転中の川内原発で同様の再計算を行えば、耐震強度不足で合格取り消しも?

関連記事 原発・全部ウソだった①、ウソで固めた耐震強度。
原発規制基準 想定しているのは「最大の揺れ」ではなく「地震の平均像」?
 原発審査の地震想定「見直し必要」=高浜など、過小評価の恐れ*伊方では最大4.7倍の差 

 Yahooニュース・毎日新聞より
<大飯原発基準地震動>「再計算でも過小評価」前委員長代理
【関西電力大飯原発(福井県)で想定する地震の最大の揺れ(基準地震動)について、過小評価の恐れを指摘している原子力規制委員会の前委員長代理の島崎邦彦氏(東大名誉教授)は15日、東京都内で記者会見し、「過小評価は間違いない」とし、規制委に計算のやり直しを再び求めた。

 規制委の田中俊一委員長は同日の記者会見で「(島崎氏は再計算の)結果を見て非常に安心したと言っていたとの報告を(事務方から)受けた」と述べたが、島崎氏は「自分は納得しておらず、誤解だ」として、急きょ反論の会見を開いた。

 規制委は、再計算では最大で644ガル(ガルは加速度の単位)で、基準地震動の856ガルを下回ったとしていたが、島崎氏は「関電と同様の設定で計算すべきなのに、されていない」と指摘。「関電の計算結果に比べて約6割と過小評価になった。補正すべきだ」と述べた。

 補正したうえで「不確かさ」を加味すれば、結果は推定で最大1500ガル超となるという。東京電力福島第1原発事故後の安全評価(ストレステスト)で、炉心冷却が確保できなくなる下限値として関電が示した1260ガルを上回る。】一部抜粋

1