「飛散なし」?「降雨などによる流出も確認されず」? 
原発事故時に葉や枝に付着した放射性物質の8割程度が土壌表層に残る里山。
※ スギ花粉のセシウム濃度 福島・飯舘村で調査開始。
   森林の木、内部に放射性物質=福島・南相馬で高濃度。木材の規制値は?

 風が吹けば飛散、雨が降れば農業用水に流入、地下水に染み込み井戸水を汚染、
数十年、数百年、里山から絶え間なく放射能が・・
※ 3年半も経って何故??富士の裾野から基準値超、330ベクレルきのこ

 しかし、立ち木や土壌表層に残る放射能の除染は事実上不可能。
飛散、流出を防ぐため、吸着する素材を散布しコーティングするしかないだろう。

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 Yahoo!ニュース・毎日新聞より
<福島原発事故>生活圏外、森林除染せず…環境省方針
【 ◇「飛散なし」と判断

 森林は福島県の面積の7割を占める。生活圏から20メートル以内と、キノコ栽培やキャンプなどで人が日常的に立ち入る場所については、落ち葉などを除去することになっている。しかし、それ以外については、対応が決まっていなかった。

 環境省によると、今回除染を見送る場所については、原発事故時に葉や枝に付着した放射性物質の8割程度が土壌表層にとどまり、生活圏の空間線量に影響するような飛散は確認されていないという。また、降雨などによる流出も確認されていない。

 一方、積もった落ち葉などを広い範囲で取り除くと、表土の流出などの悪影響が懸念される。このため、除染は行わず、柵や土のうの設置で放射性物質を含む落ち葉や表土の流出を防ぐことが適切と判断した。植林や間伐など、森林再生に向けた取り組みも進める。

 環境省の除染担当者は「森林全体を除染するのは難しいし、作業による悪影響も考えられる。地元にとって最良の方法を選んだ」と話した。】一部抜粋