加圧水型原子炉のベントフィルター設置は先送り、免震棟は「仮設」でOK、
避難計画は自治体まかせ。
格納容器の二重化、溶けた核燃料を受け取るコアキャッチャーもなし・・
それでも「世界で最も厳しい基準」??

 ウソを付き慣れた?安倍政権の強弁には、いつもながら説得力がまったくない。

 それでも騙されてくれる、優しい?おとなしい?愚かな?国民がいてくれるから、
安倍総理らは、ますます乱暴なウソをつく。

関連記事 原発新基準施行…ベントフィルター猶予の「加圧水型」10基が再稼動申請
       規制庁「新規制基準を満たした原発でも事故は起きる」―再稼働は事故前提か?
       安全対策コストを惜しむ、懲りない原子力ムラ:安全は二の次・三の次

       柏崎刈羽原発:フィルター付きベントでも数百ミリ被ばく??他社原発でも採用
       原発30キロ圏:避難に最長6日…渋滞激化で被ばくを避けられず

 朝日新聞デジタルより
原発規制基準「世界で最も厳しい」に疑問の声 根拠は?
【安倍政権が今月閣議決定したエネルギー基本計画で、原発再稼働を審査する原子力規制委員会の規制基準を「世界で最も厳しい水準」と明記したことについて、疑問視する指摘が出ている。政権が「世界一」の根拠を示せていないからだ。

 安倍政権は基本計画で再稼働を進める条件として「世界で最も厳しい水準の規制基準に適合すると認められた場合」と明記した。「世界で最も厳しい」の根拠について、菅直人元首相が質問主意書でただしたところ、政権は25日に閣議決定した答弁書で「諸外国の規制基準を参考にしながら世界最高水準となるよう策定した」などと答えた。

 菅氏は取材に対し「根拠は何も示されなかった。最高水準だから最高水準なのだと同義反復しているだけだ」と答弁書を批判した。】

 goo建ちゃんのスペースより
原発規制基準「世界で最も厳しい」に疑問の声 根拠は?※ 「オバマ氏は全面応援とは違う」志位氏
【安倍政権が日本の原発基準、「世界で最も厳しい」と度々主張しているが、これは、「嘘も百回つき続ければ真実になる」という、ヒトラー張りの「嘘」であるようだ。

 朝日新聞デジタル記事の続き

 原発事故を経て国は規制基準を抜本的に見直し、防潮堤をかさ上げするなど、基準を事故前より厳しくした。だが、その水準が「世界最高」かどうかは「測る尺度がなかなか難しい」(原子力規制委員会・更田豊志委員)と内部にも慎重意見がある。

 15日の民主党部門会議でも、「世界最高」の根拠を問われた資源エネルギー庁職員が答えられずに
立ち往生。その際、再稼働に賛成している直嶋正行元経済産業相が「閣議決定している文書で根拠がないのはおかしい」とたしなめる場面もあった。

 元東芝技術者の後藤政志氏は、炉心が溶け落ちる大事故に備えるコアキャッチャーの設置や、
格納容器の二重化などの具体例を挙げ「欧州では日本にない安全対策が始まっていて、
後れをとっている」と指摘。

 自民党内からも「世界最高はウソ。再稼働向けのリップサービス」(党幹部)との声が出るほどだ。】